今日の京都5月10日(火) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。昨日は全国的にひんやりとした1日でしたね。




今年も滋賀県近江八幡市安土町の沙沙貴神社で「なんじゃもんじゃ」が満開になったそうです。今年は例年より少し早く満開を迎えたそうです。
京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/amp/784080


このなんじゃもんじゃの木をご存知でしょうか?

それこそ「なんじゃもんじゃ」です。
この「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる樹木は、本名は『ヒトツバタゴ』といいます。モクセイ科の植物です。成長すると高さ20メートル以上にもなります。1枚の花びらが四つに分かれて、4枚の花びらに見える珍しい姿をしています。

この珍しい名前「なんじゃもんじゃ」と呼ばれ出した理由です。

①見慣れない物だからナンジャモンジャという愛称を名付けた
昔の人が、見慣れない立派な植物だからナンジャモンジャと名付けたという説が出て来ました。
親しみを込めてこのように愛称をつけてよんだようです。

②神事等で使われていた為、名前を呼ぶのが憚られたため
もともと、この木を神事等に使っていたため、名前を直接呼ぶ事が出来なかった。
そのため、愛称の『ナンジャモンジャ』が広まった説です。

③『何の木だ?』と呼ばれているうちにこの名前になった
明治神宮外苑にあった木の事を質問しているうちに、『何の木だ?』から『なんじゃもんじゃ』に
なったという説。

④水戸黄門が将軍にとっさに答えたため
個人的には、これが一番面白かったんですが、あの有名な副将軍。水戸光圀こと徳川光圀が将軍に
『あの木は何か?』と問われ、答えが分からずとっさに『ナンジャモンジャ』と返答したという話があるようです。これは明治神宮のサイトに載っているそうです。


絶滅危惧種の「なんじゃもんじゃ」

もともと、ヒトツバタゴは長野県、愛知県、岐阜県、長崎県と自生しているのはごく限られた場所のみ
のようです。凄く珍しい分布の仕方で、それぞれの県でもやはり絶滅が危惧されているようです。

京都で眺められる「なんじゃもんじゃ」
私が知っているのは次の2箇所です。
①真如堂
真如堂のヒトツバタゴは、本堂の北側、書院の南の奥まった場所にあります。何の表示もされていないので、花の時期でないと難しいかと思います。
②洛西ニュータウン
洛西ニュータウンにある高島屋の東側の並木道です。
市内の中心部からはちょっと行きにくいところですが、4月から5月初め、通りがかられたらご覧になってみてください。

この他にも「なんじゃもんじゃ」があれば教お教えください。

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さて、今日は
1611年(慶長16年3月28日) に豊臣秀頼が徳川家康の招きで上洛し二条城で会見した日です。

堀川通を上がっていると左側に、東南隅櫓が見えてくると「あっ、二条城」と思えます。

二条城といえば、どんなことを思い浮かべられますか?




【二条城とは】
現在、二条城と呼ばれている二条城は4代目です。
とはいえ、現在の地に全ての二条城があったわけではありません。
戦国時代から江戸時代初期までに4城も築城されたのです。
①旧二条城



足利義昭の二条城。
織田信長が室町幕府第15代将軍足利義昭のために建てた城です。現在の二条城と区別するために旧二条城とよんで区別しています。
この旧二条城があったのは、現在、平安女学院中学校、高校がある場所を中心に京都御苑あたりまであったそうです。

② 二条御所



織田信長の二条城
足利義昭の御所となった旧二条城でしたが義昭が信長に対して反抗したため、信長の怒りを買い、破却されてしまいます。そのため、信長はもうひとつの二条城を建造しました。
この二条御所は、当初、信長が庭を気に入った屋敷を京都での宿所としようとして作られたましたが、正親町天皇の皇子である誠仁親王に譲られました。
本能寺の変の折、信長の嫡男織田信忠がこの二条御所に滞在していたのです。本能寺に打って出ることができなかった信忠は、二条御所に籠もり、親王一家を無事に城外へと送り届けた上で、明智軍を迎え、亡くなることになりました。
この二条御所は京都国際マンガミュージアムの裏手に
「二條殿(二条御所)址」の碑があります。

③ 妙顕寺城



豊臣秀吉の二条城

本能寺の変後、信長の後継者となった豊臣秀吉が二条城を築城しました。その場所が二条御所と現在の二条城の間、押小路通りにあった日蓮宗の大本山・妙顕寺を移転して築かれました。そのため、この二条城は「妙顕寺城」たもよばれています。妙顕寺城は京都における秀吉の本拠となり、聚楽第が完成するまでの2、3年の間だけ使用されたようです。具体的な城の範囲など不明なところが多い城です。

④現在の二条城



徳川家康によって築城されました。
正式名称は元離宮二条城(もとりきゅうにじょうじょう)です。
1603年に、徳川家康により、上洛した際の居城として築城されました。二条城は、徳川家康が征夷大将軍に任命された際、祝賀の儀が行われた場所です。そして、今から150年前の1867年、徳川幕府の終わりを告げる大政奉還が表明された場所でもあります。
近代においての二条城は京都府の府庁や皇室の離宮として使用されました。大正4年(1915年)、京都御所の紫宸殿で、大正天皇の即位の儀式が行われ、その後の饗宴が「大正大礼」として二条城で開かれました。1939年(昭和14年)京都市に恩賜され現在に至っています。
そして、1994年
(平成6年) ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

【二条城の見どころ】
○ 東大手門
寛文2年(1662年)に建築されたもので、現在は国の重要文化財に指定されています。
○ 二の丸御殿(国宝)
金色の装飾が所々施されている「二の丸御殿」の入り口の門は見るからに豪華な造りとなっています。これは「唐門(からもん)」と呼ばれています。「二の丸御殿」に入るための入り口になっています。この「唐門」は、「松竹梅に鶴」「唐獅子」といった極彩色の彫刻が見事です。重要文化財に指定されています。




大政奉還の表明の場となった大広間などもあります。




出典Wikipedia


鶯張の廊下もあります。



○本丸御殿
現在、保存修理中で観覧中止となっています。

○庭園
二の丸庭園、本丸庭園があります。
本丸庭園には清流園があります。ここは、第二次世界大戦後、進駐軍のテニスコートになっていたところを、1950年に東半分が芝生を敷き詰めた洋風庭園、西半分は二棟の建物を含めた池泉回遊式庭園(和風庭園)からなる和洋折衷庭園として作られました。
その中には旧角倉了以屋敷から移築された香雲亭と和楽庵があります。

○障壁画
⚫︎二の丸御殿
二の丸御殿には、寛永期の障壁画を含む約3600面の障壁画が残されています。 1982年(昭和57年)には、そのうち1016面が国の重要文化財に指定されました。寛永期の障壁画は、1626年(寛永3年)の後水尾天皇の行幸のために大改築された際、幕府御用絵師であった狩野派の若き棟梁・狩野探幽が一門の総力を挙げて制作したものです。
⚫︎本丸御殿

本丸御殿には、四季折々の植物や風景、風俗をテーマとした障壁画があります。なかでも狩野永岳が描いた松鶴図は圧巻で、鶴の羽を一本ずつ捉えた精緻な描写と鮮やかな色彩が、金砂子が散りばめられた背景に浮かび上がり、格式高い空間を飾るに相応しい逸品です。絵師の多くは京都御所の障壁画制作にも参加した精鋭たち。本丸御殿の障壁画は幕末の宮廷文化を今に伝える、貴重な作品群です。
この項出典
二条城ホームページ

二条城見どころ
https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/introduction/highlights/

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お出かけの方、マスク、手洗いなど、忘れずに、三密にお気をつけてください。
お仕事の方、お疲れさまです。
行ってらっしゃい!
いい1日でありますように!

【今日の京都令和4年5月10日(火)】(No.2728)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
ページの下の方にライブ映像のところがあります。
 https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

近畿地方の現在の雨の状況です。
 https://www.river.go.jp/kawabou/mb?zm=10&clat=34.86256320369171&clon=135.7296854579934&fld=0


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コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 春季金比羅大祭/安井金比羅宮



縁切りや良縁結びのご利益で知られる安井金比羅宮の、春のお祭りが開催されます。11時30分から本殿祭、13時30分から火焚神事が執り行われます。境内祭場に護摩段が設けられ、願いを書いた護摩木のお焚き上げがあります。
日程5月10日(火)斎行
本殿祭 午前11時30分
火焚神事 午後1時
※午後0時半頃から火焚神事終了まで、「縁切り縁結び碑」はおくぐりいただけませんのでご注意ください。
アクセス
JR「京都駅」から206系統の市バス「東山安井」~徒歩1分、または京阪「祇園四条駅」から徒歩10分、または地下鉄東西線「三条京阪駅」から徒歩15分
ホームページ
http://www.yasui-konpiragu.or.jp/

○ 花の天井 春の特別公開(〜5/15)/平岡八幡宮

○春の特別公開(〜6/19)/大徳寺塔頭 興臨院 

○ 春の特別公開(〜5/15)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院

○ 春の特別公開(〜5/15)/大徳寺塔頭 黄梅院 

○春の特別拝観(〜6/5)/相国寺

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○ 兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産(〜5/22)/京セラ美術館


○ 建礼門院寺宝展(〜5/10)/長楽寺

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/13)/瑠璃光院 

○不動大祭(〜5/15)/三千院

○ 大原女(おはらめ)まつり(〜5/15)

○ つつじ園 開園(〜5/15)/三室戸寺


○五重塔初塔公開(〜5/25)/東寺

○ 特別拝観(5/15)/妙心寺 大雄院 

○ 御霊祭社頭之儀(神幸祭)(〜5/18)/上御霊神社

○ 鴨川をどり(〜5/24)

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)






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