今日の京都7月19日(月) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。今日も、気温も高くなるところが多そうです。コロナ対策でマスクをなさっている方、こまめに水分補給をなさって、熱中症にお気をつけてください。

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さて、昨日は、土用の入りでした。
【土用とは】
「土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節です。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつあります。

昔の暦では日にちを十二支(子・丑・寅・卯…)で数えていました。
つまり”土用の丑の日”とは、土用の期間におとずれる丑の日の事を指しています。一般的に土用というと、夏の土用(立秋直前)だと思われている方が多いようです。
この夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣があります。



各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼びます。また、最後の日は節分です。
土用の入りの日に、土用だんごというあんころ餅を食べると、暑気あたりをしないと言われています。



○今年の土用
⚫︎夏の土用
2021年7月18日(日)夏の土用入り
※2021年7月28日(水)土用の丑の日

↓(19日間)
2021年8月6日(金)夏の土用明け
2021年8月7日(土)立秋


・秋の土用
2021年10月20日(水)秋の土用入り
↓(18日間)
2021年11月6日(土)秋の土用明け
2021年11月7日(日)立冬

土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれました。ただし、土用に入る前に着工して土用中も作業を続けることは差し支えないとされていました。また「土用の間日(まび)」には土用の障りがないとされました。
 
○夏の土用に食べるといいもの

 ⚫︎ウのつく食べもの。
作物:ウリ・うずら豆・ウド・梅・温州ミカン(うんしゅう)
肉 :牛・馬肉・ウズラの卵
魚介:ウナギ・うるめイワシ・ウグイ
穀物:うるち米・ういろう・梅酒・うぐいす餅
加工:うどん・梅干し
 黒い食べ物。
作物:黒ゴマ・黒豆・ブルーベリー・干し柿・きのこ類・ごぼう・きくらげ
魚介:ウナギ・しじみ・ひじき・海苔・昆布・イカスミ
穀物:黒米・黒炭
加工:あんこ(おしるこ)・黒砂糖・黒蜜・醤油・こんにゃく・黒酢・ココア・チョコ

梅干し・うどん・うりなど「ウ」のつくものを食べて夏バテ防止をする風習があり、「ウ」のつくうなぎは、まさに疲労回復効果抜群の食べものとされていました。



出典ウェザーニュース


『万葉集』に大伴家持が痩せこけた知人の夏痩せ防止にうなぎを勧める歌があり、かなり古くからうなぎが夏バテ防止に効く食べものとして注目されていたことがわかります。
こうしたことを江戸時代の蘭学者・平賀源内が夏場の営業不振に悩んでいた鰻屋に助言し、土用の丑の日=うなぎブームが広がったという説があります。 

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昨日は前祭の山鉾は解体され、そして、大船鉾の鉾建てが始まっています。

後祭で建てられる山鉾は以下の通りです。
北観音山・南観音山・大船鉾・鯉山・八幡山・役行者山
前祭と同じく、曳き始めはありません。

ところで、祇園祭は前祭と後祭に分かれていますが、どうして、前祭と後祭に分かれているのかご存知でしょうか?

以前は、7月17日に33基の山鉾がまとめて巡行していましたが、6年前より後の祭が復活して、24日に後祭として巡行されるらことになりました。

山鉾は神幸祭が行われる17日の前祭(さきまつり)と、還幸祭のある24日の後祭(あとまつり)に分かれて巡行しています。24日に後の祭として巡行が行われるのは49年ぶりのことでした。神輿渡御(みこしとぎょ)と同じ日に巡行することで「祭り本来の姿」を取り戻す狙いがあるそうです。
祇園祭は平安時代初期の869年、疫病退散を祈った祇園御霊会にさかのぼり、神泉苑(中京区)に剣鉾を立て、現在の八坂神社から神輿を送ったとされます。南北朝時代には神輿を迎える「風流(ふりゅう)」を町衆が競い合い、祭りのにぎわいが増していったそうです。山鉾巡行で京の町を清め、後に神輿が練るという形が祇園祭の本義です。
ところが戦後、「信仰か観光か」の議論を経て1966年、17日に全ての山鉾が一斉に進む「合同巡行」が始まり、還幸祭に伴う山鉾巡行はなくなりましかた。
5年前、大船鉾の復興に合わせ、再び前祭・後祭に分けることになりました。宵山を中心に約100万人が集中する人出の分散化や5時間近くにもなる巡行時間を短縮する狙いもあるそうです。「祭りの原点を見つめ直す機会になる」という考え方からだったそうです。
前祭では17日午前に23基の山鉾が巡行。同日夜の神幸祭で、神輿が八坂神社から四条御旅所(下京区)に向かい、7日間とどまります。後祭の24日では前祭とは別の山鉾10基が午前に巡行し、その夜、神輿が御旅所を出て氏子地区を練り、神社に戻る還幸祭が行われます。 




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祇園祭の本来の意味は祇園会で、お神輿の渡御のための露払いです。
そのことをいつしか忘れ、山鉾巡行だけが祇園祭だと思われている方も多いですね。さにあらず、祇園祭はものすごく奥深いお祭で、一言では語れない壮大なお祭です。これからも、ご一緒に祇園祭を紐解いていければ嬉しいです。

また、新しい1週間の始まりです。今週は、東京オリンピックの開会式が行われます。オリンピックの開催に伴う、祝日の移動で7月22日から4連休になります。

どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
お出かけの方、三密にお気をつけてください!
行ってらっしゃい!



【今日の京都令和3年7月19日(月)】

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
ページの下の方にライブ映像のところがあります。
 https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

近畿地方の現在の雨の状況です。
 https://www.river.go.jp/kawabou/mb?zm=10&clat=34.86256320369171&clon=135.7296854579934&fld=0


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コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。

7月18日現在の京都の行事やイベントの状況です。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○嵐山鵜飼(〜9/23)/嵐山渡月橋

○宇治川鵜飼(〜9/30)/宇治川

○ 鴨川納涼床(〜10/31)

○ 貴船の川床(〜9/30)

○甘茶の庭 甘露庭特別公開
(〜7/31)/建仁寺霊源院 

○ 国宝ライトアップ特別夜間拝観・青もみじライトアップ特別散策(〜8/9)/東福寺

○ 観蓮会(〜8/1)/法金剛院


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