今日の京都3月14日(日) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
一昨日から昨日にかけて、日本列島は大荒れのお天気でした。春の嵐とも言われていました。
イギリスの春のことわざです。「3月はライオンのようにやってきて子羊のように去っていく」March comes in like a lion, and goes out like a lamb. 
3月のはじめにはライオンのように荒れた天候が多いが、終わりのほうは仔羊のように穏やかな天候になるという意味です。
そろそろ、春らしい穏やかな気候に移って来るでしょうか?

さて、今日から涅槃会が行われるところが多いです。
涅槃会(ねはんえ)は、涅槃講や涅槃忌とも称し、陰暦2月15日、釈迦の入滅(にゅうめつ)の日に、日本や中国などで勤修される、釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要である。現在では、3月15日前後にに行なわれているところが多いようです。

涅槃とは、ニルヴァーナの訳語であり、迷妄のなくなった心の境地を指す言葉であったが、この場合には、釈迦が亡くなったという意味で用いられています。

法要中は、釈迦が娑羅双樹の下で涅槃に入った際の、頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、周囲に十大弟子を始め諸菩薩、天部や獣畜、虫類などまでが嘆き悲しむさまを描いた仏涅槃図(涅槃図)を掲げ、『仏遺教経』を読誦することとなっています。そのため、この時期に涅槃図を公開する寺院が多いのです。



【涅槃図について】

○涅槃図に描かれていること

⚫その1...満月
お釈迦さまの入滅の日は2月15日のため、十五夜の美しい満月が描かれています。

●その2...右上の雲上の一団
最も大きく描かれているのは、お釈迦さまの生母・摩耶(マヤ)夫人です。天女たちに付き添われ、お釈迦さまの弟子の阿那律尊者(アヌルッダ)に先導されて、息子のもとへ向かっているところです。

●その3...8本の沙羅双樹
横になられたお釈迦さまを囲んでいるのは沙羅双樹の木。左から4番目の幹には、赤い布に包まれたお釈迦さまの托鉢の器が描かれています。
この沙羅双樹のうち、右4本は白く枯れ、入滅の悲しみを、左4本は青々と葉を広げ、お釈迦さまの教えの不滅を表現しています。また、一説には、8本の沙羅双樹はお釈迦さまが説かれた八正道の教えの象徴とも言われます。

八正道とは、物事の道理を正しく見る「正見」、物事を正しく考え判断する「正思」、正しい言葉・うその無い真実の言葉「正語」、邪念のない正しい行い「正業」、規則正しい生活「正命」、正しい修行・正しい努力をする「正精進」、正しい信念・正しい目標をもつ「正念」、迷いを離れた安らかな境地・安定「正定」。これら人間の八つの正しい生き方のことです。

●その4...弟子たちの嘆き
宝台下中央で嘆き悲しんでいるのはお釈迦さまの側近の阿難尊者(アーナンダ)。「これから涅槃に入る」と言われ、止めなかったことを激しく後悔していると言われています。お釈迦さまの足をさすっているのは、すでに120歳であったという須跋陀羅(スバッダラ)。お釈迦さまの45年にわたる布教教化活動の偉業を労わっています。

●その5...動物たちも集合
下の方には多くの動物が描かれ、中には象など当時日本では見ることができなかった動物や、想像上の生き物の姿もあります。食物連鎖の理や、普段は互いに争いあう諸動物も、この時ばかりは揃ってお釈迦さまの入滅を悲しんでいるのです。



出典写真引用
http://www.kiyomizudera.or.jp/yodan/vol7/ 
これは、清水寺の涅槃図を元に解説されたものです。どちらの涅槃図も同じとは限りません。

○涅槃図に描かれた猫

涅槃図には、人間の他にも多くの動物や虫たちが描かれていますが、その中に猫はいません。これは、ねずみがお釈迦さまの使いとされていることに由来します。しかし、絵師が自分の飼い猫をそっと入れたり、依頼主が猫を入れてくれとお願いしたなどの理由によって、猫が描かれている涅槃図もあり、日本では数例ほど確認されています。

○京都にある猫が描かれた涅槃図

近年、京都市右京区の西寿寺に伝わる涅槃図で、猫が描かれているのが見つかりました。裏書きから江戸初期の奉納とみられています。西寿寺では17日から23日に本堂に掛けられます。

⚫東福寺


ポスターより

東福寺の涅槃図は京都三大涅槃図といわれています。
この大涅槃図には猫が描かれています。
東福寺では「魔除けの猫」としての縁起が伝わっています。

猫は涅槃図の向かって左から2本目の樹にひっか掛かっている薬袋(釈迦のお母様が釈迦の病気を治す為に天から送った)を取りに行く鼠を捕まえた為に薬が届かず病気が治らなかったために悪い動物となっており、干支もこの時に駆けつけ、早く到着した順に決まったそうですが、猫は除外されたそうです。

この涅槃図を描いた明兆が猫を描いたのは、この絵を描く際、必要な色が1色足りなくなって困っていたら、猫が近くの絵の具屋に行って取って来てくれたそうです。以来、東福寺では「魔除けの猫」として縁起が伝えられているそうです。

東福寺に行ってこの猫を探されてはいかがでしょうか?

⚫泉涌寺

仏殿の大きな涅槃図ではなく、楊貴妃観音堂の側にある、宝物殿にある小ぶりの涅槃図に猫が描かれています。
この涅槃図は、土佐国綱兄弟筆の1539年の作品です。

⚫妙學寺
涅槃図の下の方に猫が描かれています。
一昨年、京の冬の旅の特別公開されました。



以前販売されたクリアファイル

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今日はホワイトデーです。
義理返しはあるのでしょうか?

* ホワイトデー
2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈られた男性が、返礼のプレゼントをする日。バレンタインデーのチョコレートに対しキャンデーやマシュマロをお返しするのが一般的になっています。
日本でバレンタインデーが定着するにしたがって、若い世代の間でそれにお返しをしようという風潮が生まれた。これを受けたお菓子業界では昭和50年代に入ってから、個々に独自の日を定めて、マシュマロやクッキー、キャンデー等を「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになりました。
この動きをキャンデーの販売促進に結びつけ、全国飴菓子工業協同組合(全飴協)関東地区部会が「ホワイトデー」として催事化しました。そして1978(昭和53)年、全飴協の総会で「キャンデーを贈る日」として制定され、2年の準備期間を経て1980(昭和55)年に第1回のホワイトデーが開催されました。
ホワイトデーを3月14日に定めたのは、269年2月14日、兵士の自由結婚禁止政策にそむいて結婚しようとした男女を救う為、バレンタイン司教が殉教し、その一箇月後の3月14日に、その2人は改めて二人の永遠の愛を誓い合ったと言われていることに由来します。 

最近は、バレンタインデーに貰わなくてもホワイトデーにプレゼントをする男性も多いとか。
さてさて、楽しみな1日です。
男性の皆さま方、お待ちしております。

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ここのところ、一気に春を通り越して日中は初夏の陽気です。1日のうちの寒暖差も激しくなっています。どうぞ、お気をつけてください。
お出かけの方、マスク、手洗いなど、忘れずに、三密にお気をつけてください。
お仕事の方、お疲れさまです。
行ってらっしゃい!
いい1日でありますように!

【今日の京都令和3年3月14日(日)】(No.2307)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
ページの下の方にライブ映像のところがあります。
 https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/


近畿地方の現在の雨の状況です。
 http://www.river.go.jp/x/krd0107010.php?lon=135.6836159946397&lat=34.95309468371873&opa=0.4&zoom=8&leg=0&ext=0 

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コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。

3月13日現在の京都の行事やイベントの状況です。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○青龍会 /清水寺


「転法衆」を先頭に「会奉行」「夜叉神」、そして青龍を守護する「四天王」、「十六善神」の神々が続く大群会行の行道が練り歩きます。 
日程3月14日・15日、4月3日
時間14時~
拝観料:400円 
アクセス
京阪電車祇園四条駅・阪急電車河原町駅下車、市バス清水道/五条坂から徒歩約10分 

○ 東福寺涅槃会 /特別拝観 東福寺



縦約12m、横約6.5mの大涅槃図の開帳は本堂で行われます。室町時代の著名な画僧明兆の作で、画風の素晴らしさでも知られています。境内では献花展、尺八献笛、甘酒の接待があり、 国宝の三門と龍吟庵の特別公開、また方丈庭園で寺宝展も開催。(本堂は無料/撮影不可)
日程 3月14日~16日
時間 9時~15時30分 ※16日は15時迄
拝観:三門 500円 龍吟庵 500円 
アクセス
JR・京阪電車 東福寺下車 徒歩約10分 市バス 東福寺下車 徒歩約10分 

○ 泉涌寺涅槃会 /泉涌寺 


一般公開される大涅槃図は紙本極彩色で、大きさは、縦16m、横8mと日本最大。江戸中期に明誉古上人が描いたものです。 涅槃会法要は15日10時~。
日程3月14日~16日
時間9時~16時30分
拝観料:500円 
アクセス
JR・京阪電車 東福寺下車 徒歩約15分
市バス 泉涌寺道下車 徒歩約10分 

○龍吟庵 特別公開/ 東福寺 龍吟庵
(りょうぎんあん)

臨済宗東福寺塔頭。1291年(正応4)東福寺三世大明国師無関普門(南禅寺開山)の住房跡で、多くの文化財を有する。本尊宝冠釈迦如来。国宝方丈・庭園(重森三玲作庭)・特別公開時のみ。開山堂に、寄木造、玉眼入り、彩色の等身大で、曲ろくに座す大明国師像(重文)を安置する。庫裏・表門とも重文、方丈は、現存する最古の方丈建築(国宝)。

日程3月14日~16日、11月1日~12月7日のみ特別公開 9:00~16:00
(受付終了は15:30)
大人(高校生以上) 500円
小人(小・中学生) 300円
アクセス
JR・京阪電車 東福寺下車 徒歩約10分 市バス 東福寺下車 徒歩約10分 

○ 本法寺 春季特別寺宝展 /本法寺
本法寺涅槃図公開(春季特別寺宝展)
日程3月14日~4月15日
時間 10時~16時
長谷川等伯筆の涅槃図(重文)は縦約10m、横約6m。本阿弥光悦作、国指定名勝「巴の庭」も拝観できます。
拝観料:1,000円 

アクセス
市バス9系統堀川寺之内下車徒歩約3分 

○涅槃図公開(〜3/31)/真如堂

○ 京都駅ビル 光のファンタジー2020(〜2021年3月27日)

○梅苑公開(〜3月下旬)/北野天満宮

○ 相国寺・金閣・銀閣宝物展-梅の余薫(〜4/18)/相国寺の歴史と寺宝  承天閣美術館


○早春の草花展(〜3/14)/京都府立植物園

○ 枝垂梅と椿まつり(〜3/22)/城南宮

○ 第55回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開(〜4/11公開場所によって、日程が違います。)

https://ja.kyoto.travel/specialopening/winter/2020-2021/

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/5)/高台寺

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/5)/圓徳院

○花の天井春の特別公開(〜5/9)/平岡八幡宮

○梅苑ライトアップ(〜3/14までの金土日のみ)/北野天満宮梅苑

○春の人形展(〜4/3の土日)/宝鏡寺

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

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