今日の京都11月16日(月) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
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おはようございます。今週は、ほんの少し寒さは緩むそうです。小春日和となりそうですね。この小春日和、春という漢字が使われているせいか、春の気候を表す言葉のように思いたくなります。

小春日和は、晩秋から初冬にかけて現れる穏やかな暖かい晴天を表す言葉です。小春とは旧暦 10月のことで、太陽歴では 11月から 12月上旬にあたります。まさしく今です。厳しい冬を前に現れる温和な天気を喜んだ言葉です。アメリカ大陸やヨーロッパにも冬を前にしたこの時期の穏やかな晴天をインディアン・サマーや老婦人の夏などと呼ぶそうです。

平成26年度に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が51.7パーセント、本来の意味ではない「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が41.7パーセントという結果が出ています。ひょっとしたら、いずれ、小春日和は春の言葉として使われるようになるかもしれませんね。

さて、本日は清水寺にて「落葉忌」が行われます。




【落葉忌(おちばき)とは】
有名な清水寺の奥に続く道を登ると美しい池が見えてきます。そこが庭が美しい成就院です。塔中(たっちゅう)成就院の第24代、25代住職月照、信海両上人の忌日法要が「落葉忌」です。月照上人は「安政の大獄」によって九州に下り西郷隆盛と薩摩湾にて入水、上人が入滅された忌日です。翌年、江戸・小塚原にて非業の死をとげた弟、信海上人を合わせて追善法要、献茶が行われます。




【成就院の庭園】



成就院の庭園は「月の庭」と呼ばれています。
成就院の庭園「月の庭」は妙満寺・成就院の「雪の庭」と廃寺になった成就院の「花の庭」と合わせて、成就院の「雪月花の洛中三名園」と言われていました。これらの雪月花の庭園は、俳句の先駆者とも言われる松永貞徳(ていとく、1571-1654)が作庭したといわれています。
現在もその内の2庭が残っています。貞徳は寺町二条、清水、北野(一説には祇園)、に同時に庭園を造ったとされ、寺町二条の妙満寺を「雪の庭」、清水を「月の庭」・北野を「花の庭」(現存せず)と称し、それぞれが「成就院(じょうじゅいん)」という塔頭にあったことから成就院「雪・月・花の三名庭」、あるいは「雪月花の庭」と並び称されています。現在、妙満寺の「雪の庭」は岩倉に遷った際、妙満寺塔頭の「成就院」から本坊に移されています。


妙満寺の雪の庭


なお「月の庭」は北向きの為、池に映る月を観賞していたそうです。
通常は非公開ですが、18日から秋の公開が行われます。
11月18日~11月30日
(9:00~16:00 受付終了、
夜間公開 18:00~20:30 受付終了)

 【月照とは】


出典Wikipedia

 月照(げっしょう、文化10年(1813年)- 安政5年11月16日(1858年12月20日))は、幕末期の尊皇攘夷派の僧侶です。 

 文化10年(1813年)、大坂の町医者の長男として生まれた。

文政10年(1827年)、叔父の蔵海の伝手を頼って京都の清水寺成就院に入る。そして天保6年(1835年)、成就院の住職になった。しかし尊皇攘夷に傾倒して京都の公家と関係を持ち、徳川家定の将軍継嗣問題では一橋派に与したため、大老の井伊直弼から危険人物と見なされた。西郷隆盛と親交があり、西郷が尊敬する島津斉彬が急死したとき、殉死しようとする西郷に対し止めるように諭している。

安政5年(1858年)8月から始まった安政の大獄で追われる身となり、西郷と共に京都を脱出して西郷の故郷である薩摩藩に逃れたが、藩では厄介者である月照の保護を拒否し、日向国送りを命じる。これは、薩摩国と日向国の国境で月照を斬り捨てるというものであった。このため、月照も死を覚悟し、西郷と共に錦江湾に入水した。月照はこれで亡くなったが、西郷は奇跡的に一命を取り留めている。享年46でした。「眉目清秀、威容端厳にして、風采自ずから人の敬信を惹く」と伝えられています。

お墓は、月照ゆかりの清水寺(京都市東山区)と西郷の菩提寺である南洲寺(鹿児島市)にあり、清水寺では月照の命日である11月16日に「落葉忌」として法要を行っています。

その時世の歌は
 「 大君の ためにはなにか 惜しからむ 薩摩の瀬戸に 身は沈むとも」
出典Wikipedia

月照はNHKの大河ドラマ
『篤姫』にも登場し、また2年前の大河ドラマ『西郷どん』では尾上菊之助さんが演じられていました。

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また、新しい1週間の始まりです。
このところ、空気も乾燥してきました。今年はマスクを着用なさっているので、喉のためにはいいようです。乾燥と空気の入れ替えを心がけていきましょう。

コロナウイルスの感染者が増加しています。マスク、手洗いなど、忘れずに!
お出かけの方、三密にお気をつけてください。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和2年11月16日(月)】(No.2190)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

 大文字山です。
京都コンピューター学院の映像です。
 http://www.kcg.ac.jp/daimon/index_f.html 

鹿苑寺金閣
ページの下の方にライブ映像のところがあります。
 https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

近畿地方の現在の雨の状況です。
 http://www.river.go.jp/x/krd0107010.php?lon=135.6836159946397&lat=34.95309468371873&opa=0.4&zoom=8&leg=0&ext=0 

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コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。

11月15日現在の京都の行事やイベントの状況です。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

京都の紅葉便りです。

https://ja.kyoto.travel/flower/momiji/

○ 平等院夜間特別拝観(中止)
○ 霊鑑寺 秋の特別公開(中止)
○ 窯元もみじまつり 大陶器市(中止)

○ 勝林寺 秋の特別拝観(ライトアップは中止)

東福寺の仏殿に密かに安置されていた秘仏の毘沙門天立像(伝 定朝作)ご開帳のほか、寺宝を拝観できます。
日程11月16日(月)~12月1日(火)
時間
10:00~16:00
2020年は紅葉ライトアップ中止になりました。
料金
大人 600円(寺宝の説明付) 
中高生 300円 小学生以下無料
アクセス
京阪東福寺駅下車 徒歩8分 / JR奈良線東福寺駅下車 徒歩8分
市バス 202・207・208系統「東福寺」バス停下車
ホームページ
http://shourin-ji.org/

○ お火焚祭/恵美須神社

恵美須神社では、無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願し、午後2時より「お火焚祭」の祭典が執行されます。氏名を書いた片木(へぎ)のお焚きあげが行われ、湯立神楽も奉納されます。当日の参拝者には、その年とれた米で造られた御神酒「白酒」がふるまわれます。
日程11月16日 
アクセス
京阪「祇園四条駅」から徒歩6分、または地下鉄東西線「三条京阪駅」から徒歩15分、またはJR「京都駅」中央口から17系統の市バス「河原町松原」~徒歩8分
ホームページhttp://www.kyoto-ebisu.jp/nenkan.html 

○ 秋の特別拝観・ライトアップ(〜12/13)/高台寺

○ 秋の特別展・ライトアップ(〜12/13)/圓徳院

○ 秋季特別公開(〜11/30)/長楽寺

○菊花展(〜11/15)/京都府立植物園

○ 秋季特別公開(〜12/5の土、日、祝日)/大徳寺塔頭 総見院

○ 秋の特別公開(〜12/6)/弘源寺 

○ 秋の特別公開(〜12/6)/大徳寺黄梅院 

○ 秋の特別公開(〜12/15)/大徳寺興臨院 

○ 秋の特別公開(〜12/6)/聖護院

○ もみじ祭り(〜11/28)/三千院

○比叡山もみじ祭(〜11/23)

○境内ライトアップと夜間特別公開(〜12/13)/東寺

○ 御土居ともみじ苑公開(~12/6)/北野天満宮

○ 秋の人形展(〜11/30)/宝鏡寺

○ 宝物展(〜11/30)/大原来迎院

○ 嵯峨菊展(〜11/30)/大覚寺

○ もみじ祭(〜11/30)/赤山禅院

○ 秋の看楓特別拝観(〜12/6)/東福寺

○ 秋の特別拝観(〜12/1)/一華院

○ いのりの四季-仏教美術の精華(〜2021.1.17)/相国寺承天閣美術館

○ 十日十夜別時念仏会(お十夜)(〜11/15)
/真如堂

○ライトアップ(〜12/6)/永観堂

○秋の寺宝展(〜12/6)/永観堂

○秋のライトアップ(〜11/29)/知恩院

○ 秋の特別拝観と ~観音様の足の裏を拝する会~(〜12/1土・日・祝日)/三室戸寺

○特別拝観(〜12/6)/妙覚寺庭園

○ 秋の夜間特別拝観(〜12/6)/宝厳院 

○紅葉まつり(〜11/29)/梅小路公園

○ 秋期夜間拝観(〜12/5)/醍醐寺

○ 京都駅ビル 光のファンタジー2020(〜2021年3月27日)

○秋の特別公開(〜12/6)/金戒光明寺

○ 秋の特別公開(〜11/15)/安楽寺

○夜間特別拝観(〜12/6)/鹿王院

○ 世界の紅葉ライトアップ(〜11/29)/京都府立植物園

○ 夜間特別拝観(〜12/6)/妙顕寺 

○ もみじ苑ライトアップ(〜12/6/)/北野天満宮

○ 紅葉の特別入山(〜12/6)/光明寺

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