TOGOデビュー45周年 | みやこのこのみ

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ライター&ライフスタイルコーディネーター、前川みやこのブログです。
日々の生活の中で、心にピピッと響いたもの、こと、ひと、ことばなどを
つれづれなるままに書き綴ります。

フランスのインテリアブランド『ligne roset(リーン・ロゼ)

そのアイコンとも言われている作品に

『TOGO(トーゴ)というソファがある。

 

 

フランスのインテリア界の巨匠

ミッシェル・デュカロワの代表作であり、

高密度ウレタンフォームを使ったソファの草分けと言われる

歴史的にも意味をもった作品だ。

 

この『TOGO』が発表されたのが1973年

そう、今年でデビュー45周年を迎えるのである。

 

 

波打つようなキルティングと柔らかなカーブ

全体的にコロンとしたイメージは

なんとなく優しい気持ちにさせてくれる。

 

実際に座ってみると、カーブが体を包み込み

まれで雲の中に抱かれているようだ。

 

デザイナーのミッシェル・デュカロワは、

リヨンの名高い装飾家、Cheley ssin家の子孫で、

家族の会社とリヨン国立美術学校で技術を学んだ。

 

 

1945年からロゼ社に協力。

ロゼ社が『ligne roset』ブランドを設立した1973年

この画期的なソファ『TOGO』を発表した。

 

フランスはリヨン郊外、

ローヌ川支流ブリバス川河畔の美しい自然に囲まれたアルプ地方で

1860年傘とステッキの製造メーカーとしてスタートしたロゼ社

現在のようなモダン家具の製造を始めたのは1950年代だ。

 

当時のソファや椅子は

高級な木材や革などの素材が主流で

大きさ風格重さなどが評価され

扱いやすさ座り心地はあまり考慮されていなかった。

 

しかしロゼ社は、座り心地快適さこそ

ソファで一番大切にしなければならないものと考え、

高密度ウレタンフォームという素材に注目。

その意志を形にして、見事に世に出したのが

ミッシェル・デュカロワだったというわけだ。

 

 

芯の部分には硬くてしっかりしたウレタン

体に触れる部分にはソフトなウレタン

密度の違う4種類の高密度ウレタンフォームを組み合わせ

力強い蜂の腹をイメージした斬新なデザイン。

しかも、どっしりとした見た目に反して

女性でも簡単動かせる軽さは 掃除や模様替えをずっと楽にした。

 

また、キルト式のカバーで全体を包み込むという画期的なアイデアは

デビューと同時に話題になり

以来45年たった今でも、世界的に売れ続けている

ロゼ社の大ヒット商品だ。

 

2007年には子供の体に合わせた『MINI TOGO』も作られ

ファミリーで過ごす時間にピッタリのソファになった。

木やスチールの枠を一切使っていないので

安全性という意味では、小さい子供にピッタリ

 

 

ロゼ社で使われているウレタン非常に丈夫でヘタリが少ないため、

カバーの布地を替えれば、

イメージをいろいろ変えることができることもあり、

一生モノのソファとして使えるのも嬉しい。

 

今回、最新のテキスタイルをまとってショールームに並ぶ

TOGOの姿を見ると、

今の時代にピッタリのセンスだなあと、改めて思う。

 

いいデザインは時代を超越するのだ。

45年目最先端のソファを、是非一度御覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

宝石緑前川みやこはリーン・ロゼ社のブランドアンバサダーです。

 http://www.ligne-roset.jp

 

 

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