生きている家具と暮らす | みやこのこのみ

みやこのこのみ

ライター&ライフスタイルコーディネーター、前川みやこのブログです。
日々の生活の中で、心にピピッと響いたもの、こと、ひと、ことばなどを
つれづれなるままに書き綴ります。

毎年1月にドイツのケルンドイツで開催される世界最大の家具見本市
『imm cologne ケルン国際家具見本市』
今年も1月16日〜22日に盛大に開催された。
 
毎回、大きなブースを構えて
新作や、新しい空間を提案しいる
フランスのインテリアブランド『ligne roset(リーン・ロゼ)
家具の未来を感じさせる
斬新でありながら、人に心地よいそのスタイルは、
いつも世界中の関係者の注目の的で、
さて、今回はどんな作品に目が集まったのか
私もワクワクしながら、レポートを待っているのだが……
う〜ん、なかなか画像が届かない
情報が入ってこない……あせる
 
こうなったら、自力で探しますか!
と、ロゼ社の本社サイトを調べてみたら、
ligne roset Global制作の
『IMM Cologne 2017』の映像が見つかりました。
 
まずは御覧ください!
 
 
いかがでしたか?
実は私、
この映像を観て、ちょっと胸が熱くなってしまいました。ラブラブ
 
国際家具の見本市なのだから、
世界各国の家具メーカーがしのぎを削り
自信作を、考え抜かれたコーディネイト
研ぎ澄まされた空間デザインで魅せる
というのは当たり前。
 
ムービーにも、ブースの中で胸を張った家具達が
次々と現れるのだろうなと思っていたが、
この中でいちばん印象に残るのは
家具たちのもつ豊かな息づかいだった。
 
ブースには、新作の家具と一緒に
生き物(鳥など)のアクセサリーや生花が、
デコラティブではなく、極々自然にあしらわれ
それはまるで、利休が茶室に生けた花たちのように
野に咲くように生き生きと微笑んでいる。
 
 
木彫りの小鳥のオブジェも、いまにもさえずりそうだ。
 
 
そして、それに応えるように
振り子時計のように、重りで揺れるテーブルランプ
シーソーのように左右に動くミラー
 
 
照明も、風に揺れたり、手で自由に動かすことで、
光と影が空間を浮遊していたりする。
 
ソファテーブルは、
もちろん、どっしりと動かない。
けれども、そんな小物の動きに合わせて
今にもゆったりと動き出しそうではないか。
家具たちの会話が聞こえてきそうだ。
 
家具とは、居住空間を構成する一部ではなく
人が心地よく生活するために
日々、人と共に生きているのだ。
そんな、ロゼ社からのメッセージがあるように思えた。
 
 
展示作品も説明もまだちゃんと見ていないので
これは全く私個人の印象で、
今年のligne risetのテーマはまた別にあるのだろう。
ただ、『家具は生き物』の概念は
ロゼ社の中にずっと前から根付いているのだと思う。
 
ゆったりと微笑む、
ミッシェル・ロゼ社長の自信に満ちた顔が
ふと浮かんだ。
 
今年の新作情報、早く来ないかなあ……。
 
 
 
 
 
 
 

宝石緑前川みやこはリーン・ロゼ社のブランドアンバサダーです。

 http://www.ligne-roset.jp

 

本前川みやこの本本

Amazon、楽天、Yahoo!ブックストア

Google Play、iBooks、ニコニコ動画

などで発売中です。

 

『なるほど・ザ・ニュース《今地球が危ない!災害編》』

天災編表紙

 

『なるほど・ザ・ニュース《男の美容と健康編》』

なるほど・ザ・ニュース

 

『使っちゃいけない 使うと危ない このばの毒』

ことばの毒表紙