宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」
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宮古島の産業祭り&織体験

昨日、宮古島の産業祭りが熱帯植物園内で開催されました。

$宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」-宮古島産業祭り1

$宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」-宮古島産業祭り2


私達宮古織物事業協同組合も伝統工芸品などを展示即売しましたが、
やっぱり、お祭りにはテキ屋さん物が楽しみの一つでもありますから、
そういう理由もあったのか、伝統工芸品はあまり動きませんでした。

織体験&藍染め体験は通常通り営業しましたので、織体験をされる
お客様もおり、ブログ掲載も快諾して頂きましたのでご紹介します。

$宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」-織体験

お客様には体験用の機のトラブルが発生してご迷惑をおかけし、
大変申し訳なく思います。同じような事が起きないように私ども
最新の注意をはらっていきます。

お二人とも織体験初めてということでしたが、結構、楽しいと感想を
頂きました。次は藍染めも是非、体験なさって下さいね。

体験をきっかけに宮古上布の奥深さを感じてもらえたら嬉しいです。

稲石祭

11月30日は宮古の織物関係者にとって年間最大行事と言っても、
過言ではない「稲石祭」が執り行われました。

当日は午前に稲石のお墓参り、午後から稲石記念碑の前で祭事という
スケジュールにて行われました。

明け方まで降っていた雨も上がり、時折日差しもあり天気には恵まれて
ありがたい思いでした。

稲石が宮古上布を世に出したのは16世紀でした。
21世紀の今日まで、製法・技法が受け継がれてきた途中にはたくさんの
困難もありました。特に人頭税として厳しい管理下の元上布を織り続ける
時代には宮古上布を世に出した稲石を恨んだ人もいたことでしょう。

しかし、今日まで脈々と受け継がれてきたという事実は宮古上布に
携わってきた先人にただ感謝するばかりです。

今、宮古上布に携わる私達は宮古上布の歴史や背景をも含め後世に伝えて
いく役割をも担っていると認識を新たにし、たんたんと織を続けよう。

$宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」
$宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」
$宮古島の伝統的工芸品「宮古上布」

2010伝統工芸ふれあい広場/くらしの工芸展・やまぐち

台風14号の被害が無いことを祈っています。
幸い宮古島は大きな被害はありませんでした。

暑かった宮古島もここに来てグッと冷え込んでおります。
とは言っても気温は21度ですが・・^^;)

お知らせです。

来月11月4日(木)~7日(日)に山口県萩市で
「2010伝統工芸ふれ合い広場・やまぐち」
「2010くらしの工芸展・やまぐち」が開催されます。

私たち、伝統工芸「宮古上布」も参加します。

11月は伝統的工芸品月間となっておりますが、
こ機会に全国の中学生を対象に伝統工芸品に関連した
作文コンクールが実施されました。

全国の中学生を対象にしたこのコンクールにおいて
この小さな離島、宮古島から全国賞の上位3賞のうち
経済産業大臣賞・伝統的工芸月間推進会議議長賞の
2賞を獲得する中学生の快挙がありました。

この受賞は私達「宮古上布」に携わる者にとっても
励みになりますし、大変嬉しいことでありました。

後継者不足の心配を語る大人達にカツ!

子供達の中に伝統工芸が受け継がれていることに安心もし、
子供達を教育されたご両親や学校の先生達に感謝の気持ち
でいっぱいです。

全国にたくさんの伝統的工芸品がありますが、これは
間違いなく日本の物作りの誇りです。

大切していきたいですね。

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