当たり前ですが、
生きている限り一番大切なのは命です。
生きてさえいれば
様々な事象から喜びや悲しみ、
心地よさや辛さなど、
そこから学びや理解につなげることができます。
その上で必要なものは、
生命を健やかに維持するためのもの。
それは水、食料、衣類、寝具などです。
そう考えていくと本当に必要な物は
わずかしかないと言えます。
その必要最低限プラス、
何が自分にとって必要なのかは
人によって違ってくると思います。
違いはあるものの、共通して言えることは
「必要と思って増えた過ぎた物」は、
どこかで手放さないと
背負いきれないものに
なってしまうということです。
ただしその中でも、
手放すことを後回しにしていいのは
「記録などの思い出」だと思います。
『思い出』とは楽しかったこと、
嬉しかったことばかりではありません。
全ての『思い出』が対象です。
その中でも特に、
まだ自分が昇華しきれていないものこそ
大事なのではないでしょうか?
なぜなら、
その時には苦しすぎて封印したことも、
時がたつにつれ
「なぜその時、自分は辛かったのだろう」
「なぜ自分はそんなふうに決断したのだろう」
「なぜそんな目に合ったのだろう」
「どうしてそんなことが起きたのだろう」
など、自分を俯瞰してシミュレーションを
繰り返すことができるからです。
そして理解をすると、
やがて自然に手放すことが
できるようになっていきます。
そんな日が来るまで、
無理やり捨てる必要はないと思っています。
その前に、
もっと簡単に手放すことのできる物が
たくさんありますよね?