お片付けのお悩みをお聞きすると

 

「家族が元の場所に戻してくれないんです!」

 

こうおっしゃる方は多いです。

 

 

 

  なぜ元に戻してくれないのでしょう?

 

 

使ったものを元に戻さない原因は、大きく分けると2つあると思います。

 

 

1つは、物理的な原因で、片付けにくいから。

 

もう1つは性格や心理的な理由で、片付けることに意識が向かないから。

 

 

この2つを探ってみましょう。

 

 

 

 

  物理的な原因で「片付けにくい」4つの状態

 

 

例えばこんな状態ではありませんか?

 

1.しまう場所が曖昧・不適切・無い

 

✔ どこにしまうのか分からない。

 

✔ 使う位置とかけ離れ過ぎている。

 

✔ しまう場所に物がたくさん詰まっている。

 

 

2.一手間かけないとしまえない

 

✔ 手前の物をどかしてから入れている。

 

✔ 片手でスペースを空けてから、もう片方の手でしまっている。

 

 

3.収納にゆとりがあり過ぎる

 

✔ 収納スペースの中で動いてしまい、しまう場所が曖昧になっている。

 

✔ 収納場所が多く、違う場所に入れてしまう。

 

 

4.しまう場所・しまい方をきちんと教えていない

 

✔ 言われてみれば「きちんと教えたことないかも!」と気付かれる方も多い。

 

 

 

 

  「片付けにくい」を1つずつ見直してみよう

 

 

1.しまう場所が曖昧・不適切・無い

 

✔ どこにしまうのか分からない場合下差し

 

家族がしまいやすく、「ここら辺かな」と察しのつく場所にする必要があります。

 

 

✔ 使う位置とかけ離れ過ぎている場合下差し

 

しまいたい場所に収納スペースがなく、あまりにも不便すぎるなら収納家具などを置く必要があります。

 

  

✔ しまう場所に物がたくさん詰まっている場合下差し

 

入っている物の見直しが必要です。

 

要らない物が入っていることも多いので、それらを処分するだけでしまうことができます。

 

 

 

2.一手間かけないとしまえない

 

✔ 手前のものをどかしてから入れている場合下差し

 

二重置きにならない収納にする必要があります。

 

 

✔ 片手でスペースを空けてから、もう片方の手でしまっている場合下差し

 

詰め込み過ぎたり、重ね過ぎたりしているなら見直しをして、量を減らす必要があります。

 

 

3.収納にゆとりがあり過ぎる

 

例)ゆとりがあり過ぎる状態



例)分類した後引き出しの中を仕切り、

しまう場所が曖昧にならないようにした状態

 

 

4.しまう場所・しまい方をきちんと教えていない

 

何かを伝えるにはタイミングを逃さないことと、具体性が大事ですよね!

 

何かを使い終わった時などに、

 

「これは・ここに・こういうふうに」

 

しまい方の手本を見せるといいかも上差し

 

小さなお子さんには、お手本を見せてから自分でやってもらうといいと思います♪

 

 

 

 

  片付けることに意識が向いていないとどうなる?

 

 

あなたがご主人、奥さん、子どもに

 

「出しっぱなしにしないで片付けて!」

 

と伝えて、返ってくる言葉は何ですか?

 

 

「後でしまおうと思った」

 

「・・・?」

(何のことを言っているのか分からない)

 

 

こんなふうに、本当の意味での意思疎通ができていないことはありませんか?

 

 

 

「片付けて」という一言でも、

 

あなた右矢印すぐにしまってほしい

 

右矢印後で気が向いたらしまおう

 

子ども 右矢印 寝るまでに片付ければいい

 

思い描く結果はまるで違う。

 

 

 

他にも「片付ける」という習慣が身についていなかったり、

 

部屋をキレイにしたいという気持ちがなかったり、

 

複雑なことができなかったり、

 

他のことに集中していたり、

 

その場しのぎの声がけだけで改善することは難しいのです。

 

 

 

 

  片付けることに意識が向かない家族との関わり方

 

 

家族とは言え、自分以外の人を変えることは難しい…

 

難しいって言うか…できません!

 

 

投げかけた言葉もその人に響いて、

 

その人自から「やろう」という気持ちにならない限り

 

動いてはくれないものです。

 

 

 

だからと言って、放っておいて良いわけでもないですよね?

 

 

まずは片付けやすい部屋の下地や仕組みを作り、

家族に言えるぐらい自分ができている状態に持っていく。

 

 

そこから先は、伝えるタイミングや具体性を意識して伝え続けていく根気が必要になります。

 

 

 

そして

 

「お母さんだって出しっぱなしじゃない!」

 

と言われたら、

 

「ごめんなさい!てへぺろ」って言って、すぐにしまえばいいんです♪

 

 

 

人の出しっぱなしに気付くことができ、指摘できるようになった、家族の成長を喜びましょう^^