人に頼らずに頑張ってきた人は、

40歳を過ぎたあたりから
意識して人に頼ることを
身につけたほうがいいのです。

頼んだほうが円滑にいくことがあるから。

 

ということで、「お願いスキル」の達人の話をしますね。

 

 

1.お願いスキルの達人

 

お願いスキルのわかりやすい例に、

「頼むよ-」と、ソフトにお願い事を
きいてもらう状況を作れる
というものがあります。
 
大泉洋さんやムロツヨシさんだと
イメージしやすいと思います。
 
お調子者を演じることが多い役者さんたち、
とも言えます。
 
 

その「お調子者」の意味合いが

年齢によって変わるのにお気づきでしょうか?
 
30歳代までのお調子者は、
情けなくてかっこ悪い役回り。
 
ところが、40歳代を超えたくらいで、
味があってユーモアのわかる頼れる存在として
扱われることが増えてきます。

 

これはドラマの中だけの話ではありません。

 

会社組織で若手と中堅社員では

求められるものが違うように、

社会でも年齢によって求められるもの
変わってきます。
 
 

2.40歳以降に求められるもの

 

40歳というと、

周囲に年上の人が多かった状況から

自分より年下が増えてくる時期でもあります。
 
 
日本では年上を敬うべしという風潮があるので、
それなりに「上」の立場になりやすい。
 
指示を出すことが期待される場面が増えます。
 
 
そのため、高圧的に命令して
気持ちよくなるオジサンやオバサンが
出現しやすいのを感じます。
 
ただ、そんな振る舞いをしていたら、
その場では従ってくれても
慕われる人にはなれませんよね。

 

 

だって、敬われるのは長く生きている事実ではなく、

経験や知識によって導いてくれることなんですから。
 
 
お願いスキルって、その辺りをうまく利用した
処世術でもあります。
 
上から目線をオブラートに包んで
さりげなく導いたり、
若者の心理をついてやる気にさせたり。
 
大きな声で言ったら
「人を利用するみたいでイヤな感じ」と
非難されるかも。
 
 

でも「お願い」することで

気持ちよく動いてもらえるスキルがあったら、

どちらも気持ちよく働けるはず。

 
お互いににこにこと笑いながら
WinWinの関係です。
 
 
大体において、一人で完結できるものより
人が集まって作り上げる方が大きなものが
できますよね。
(すごい天才だって、協力者が不可欠だし)
 
 
ドラマを例に出して考えても、
若い主人公なら一人で突っ走る俺様キャラが
かっこ良かったりしますが、
そういう中年キャラって脇役にはいても
主人公じゃない。
 
もしくは、孤独で悲しい道をたどります。
 
 
「若気の至り」ならかわいい性質も、
分別が求められる年齢だと許されない感じ。
 
分別を「つまらない生き方」と切り捨てるのは、
若者なら許されますが、
分別のない大人ってクレーマーになりやすい。
 
みっともない大人になりたくなければ、
分別があっていいと思うのです。
 
 

3.お願いスキルでやりたいことを叶えよう

 
何かやり遂げたいことがあるとき、
俺様キャラなら人に「命令」しそう。
心酔している人ならともかく、
普通の人に命令されるのは
ちょっとムッとするかも。
 
一方、人に頭を下げてお願いできるのは、
分別がある大人だと思います。
 
更にお願いスキルでソフトに頼めたら、
気持ちよく動いてくれる可能性が高くなります。
 
 
そんなふうに考えたら、
お願いスキルは持っていた方がいいと思いませんか。
 
協力者を増やすために有効なコミュニケーション能力です。
 
 
協力し合ってやりたいことを成し遂げる。
そのためには、要(かなめ)となる調整役が不可欠です。
 
それぞれの要望を聞き、能力を見極めて
お願いすることで、
やる気を潰さないでまとめられる人。
 
 
それができる人には様々なタイプがいますが、
お願いスキルを持つ人はその中のひとつのタイプです。
 

絶対にこれじゃなきゃというものではありませんが、

後天的に身につけやすいかと思います。

 

ただ、自分を卑下して頭を下げると

「ただ下手(したて)に出る人」と舐められるので、

自己肯定感が低かったらそれを高めるトレーニングも

やったほうがいいですね。

 

 

つまり、自分を犠牲にするのではなく、

自分の望みも忍び込ませて、

望む状況を作り出すためのスキルです。

 

そのために必要なのは

・俯瞰する観察力

・人の能力とやる気スイッチを察知
・人の心の機微を知る
・人間関係に上下をつけない
・利用されていると不快に思わせず、
 心に入り込む
 
これを自然にやれるのが「お願いスキル」。
 
 

4.お願いスキルでラクに生きよう

 
これができたら、
肩に力が入っていないのに
ラクに生きているように見えます。
 
周囲に「なんであの人だけ運がいいんだろう?」と
不思議に思う人はいませんか。
 

それは運がいいだけではなく、

工夫して状況を引き寄せているのです。


まずは、身近でお願い上手な人
見つけてください。

「自分にはできない」と思っても
しばらく観察していると
勉強になることがあるはず。

体も心も柔軟に、
人生を楽しみたいですね。

 

 

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