ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 72
何一つ満喫することなくマッダレーナ島からパラーウの港に戻り…
一応弁護しておくと…
帰ってからネットで色々マッダレーナ島のこと見てたら
むっちゃいいところやん
海もきれいし、お手頃なホテルもたくさんあって…
すべては環境サミットのせいやわ…
それはともかく
パラーウの町に到着した。
さて…どうしよう。
とりあえず、観光案内所でも行って
コスタ ズメラルダでもお安く泊れるホテルを探す事にした。
しかし観光案内所には、近くのホテルのパンフレットが置いてあるだけで
たくさんの情報はなかった。
そんな中
「これこれ」と興奮するせんちゃん。
せんちゃんの持っているパンフレットを見ると
ヨットやウィンドサーフィンの写真と共に
「ディンギー」の文字が!
「ここだよホラ、ディンギーって書いてあるしやったな」
と観光案内所の中で踊りそうな勢いだった。
うん…うん…確かにね…
ヨットはやりたいのよ…。
だけど…そのパンフに書いてる場所は
パラーウの町から西に1時間くらい戻ったところにあるのだ。
パラーウはサルディーニャ島のちょうど北東にある。
私達は島の南西からスタートし時計回りに回って来たので、
私としては、ここからぐんぐん南に下って行きたかったのだ。
ここにきて西に戻って行くのは、
なんかなぁ~って思ったし、
何よりアルゲ-ロのオープンビック救助事件 もあったし…
正直「地中海のヨットも体験出来たし。
自分たちの実力の無さをイヤというほど思い知らされた訳で…」
と気後れしている私とは打って変わって
「ここに行けば間違いなくディンギー乗れるぞ」とせんちゃん。
…この人はホントに懲りない人だ。
「海のサルディーニャはたくさん見てきたし、今度は山のサルディーニャも見てみたいよ。山の中のアグリツーリズモとかに泊まってみようよ」
と一生懸命説得するもムダだった。
「なんでだよ地中海でヨット乗りに来たんじゃないかみやこも乗りたいだろう?」
とせんちゃんは一歩も引かない。
今回は渋々私が折れた。
南に下って行くはずが、まさかの逆行。
西にあるポルト ポッロに向かった。
私、むっちゃ不機嫌。
パンフを見て電話で問い合わせて行ってみた。
するとどうやら貸しヨットをやってる訳じゃなくて
何日間かヨット教室みたいな事をやっていた。その日も30人位の子供たちがディンギーを習っていた。
ホントはそこに入らなアカンで…私ら。
だけどそんな時間はワタクシ達にはないのだ。
出来れば今日!悪くても明日にはディンギーに乗りたい訳で…。
「あ~あ!やっぱりポッロポッロダメじゃん!」と嫌みなワタクシ。
ポルト ポッロの町は他の町とはちょっと違っていた。
wind surf villegeというエリアの中には
長期滞在用のコンドミニアムやプチリゾートなホテルがあって、
その名の通りビーチにはウィンドサーフィンのレンタルやスクールがたくさんあった。
どうやらウィンド サーフィンのメッカの様な感じだった。
これは…探せば貸しヨットもあるかもしれないぞ~~~。
少し楽しくなってきたワタクシであった。
Bis per favore…