ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 68
翌日 快晴。
ど快晴。
一宿一飯の恩義に何かしてあげたくて早起きしたものの寝具類のお洗濯やらお掃除することしかできず…
いくらかお礼にお金を置いていこうかとも考えたけれど、
何か…それも違う気がして…。
ブルーノ達は本当に気持でおもてなししてくれた。
その心に返すものはお金じゃないって思ったからだ。
日本に帰ってからキチンとお礼しよう!ってことになり、つたないイタリア語で置手紙をして出発した。
車は一路サルディーニャの北東部コスタ ズメラルダを目指していた。
サルディーニャはむちゃくちゃ田舎なんだけど島の北東部コスタ ズメラルダだけは特別な場所だった。
ハリウッドスターや世界的なサッカー選手などが超・超・超豪華な別荘を持っているMAXセレブな場所なのだ!
どんな所なんだろう…?
いくら私たちの貧乏旅行といえども一度見るだけは見てみたいじゃない。
北に向かうほど景色はどんどん変わって来た。
白い石灰岩のような石でできた山が多くなってきて、それらがダイナミックにそそり立っている。
同じ島でもこんなに景色が違うものかと驚いてしまうよ。
まぁ考えたらサルディーニャ島自体日本の四国と同じくらいの大きさなんだものね…
高松と高知じゃあそりゃあ景色も違うってもんだよね。
初めてみる景色に車を停めては写真を撮ったりしてたから時間くっちゃって…
本当はコスタ ズメラルダでランチを取りたかったのにお昼になろうとしていた。
しょーがない!この近くでランチにしましょうか。
と言う訳で久々のガンベロ ロッソの出番がやって来た訳です。
カーナビのみよんつぁんにはサルディーニャのリストはインプット済みである。
早速近くのリストランテを探してみた。
Aggiusと言う町の[muto di gallura]が近そうだ。
今まではずっと海岸線沿いを北に北に上って来たので海の幸系がほとんどだった。
この辺りは周りを山に囲まれてるし、お料理も違うものが出てきそうだ…ウキキ!楽しみじゃのう…。
ちょっと迷いながらも[muto di gallura]に着いた。
白い石灰岩のような山が多いこの辺りでは、
看板にその白い石を小さくしたものを並べて文字を書いたものが多かった。
それがまた…見にくいのよ。
ただでさえイタリア語でわかりにくい所に加えて石並べて…
それでもなんとか[muto di gallura]に到着。
ここはリストランテと言うよりアグリツーリズモだったようだ。
「ランチはやってますか?」と聞くと1時30分からだという。
なんとも呑気な話でしょう?
日本だったら1時半なんて、どっちかって言うと終わりやんね?
仕方ないからランチは他でとる事にした。
だけどここのアグリもなかなかかっこよくて、ちょっと見学させてもらう事にした。
昔のサルディーニャを再現した作りになっていた。
庭やバックヤードには昔の農耕具などがさりげなく飾られていたり…
それでいてプールも付いてたりして。
いいやんいいやん!こういう所もありですねぇ~…と感心しながら
腹ペコの私達は次なるリストランテに向かうのである。
Bis per favore…