ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 63
翌日
ブルーノ達と待ち合わせのサッサリの町に向かっていた。
アグリツーリズモにランチに行こうって誘われたからだ。
ブルーノ達と合流すると私達が彼らの車に乗り一台で行こうという事になった。
目指すアグリツーリズモは、サッサリから近いと思っていたら…
1時間以上走ってもまだ着かない。
「何処まで行くんや?」と思っている私達をヨソに
ブルーノはサルディーニャの自然の素晴らしさや
私たちの持ってたビデオカメラの性能や値段の話をむっちゃしていた。
サルディーニャでも日本製品は人気です。
山道を延々と走ると
看板が出てきた。
「ここだよ」と彼らが指差す先には…
只々森が広がっていた。
それも何の整備もされていない自然の森。
そこにけもの道らしき道が一本あるだけで建物らしき物は一切見えない。
「こんなところに本当にアグリツーリズモなんてあるの?」と思うほどだ。
しかし、彼らの話では
『とても人気のあるレストランで週に二日位しかやってないから、なかなか予約が取れないんだよ』と言っていた。
すごいよね?
この山の中で…
1時間以上もかけて車でくるんだもの…
「隠れた名店」とか言うけど…これはさすがに隠れすぎやで…。
車から降り彼らについて森に入って5分ほど歩くと、
突然空き地が広がり
大きな木の下に20人位の人たちが座って居るのが見えた。
そこはレストランというにはあまりにもオープンな感じで
素朴な木の大きなテーブルの周りに木の切り株が椅子代わりに置いてあった。
テーブルの上にはお皿の代わりに薄いパン一枚乗っているだけ。
ナイフもフォークもない。
お店(っていうのかな?)の人たちは
昔のサルディーニャの民族衣装を身に纏いサービスしていた。
こちらここのマダム。
ビデオから取ったからこんな写真でごめんなさい。
本当はもっと美人マダムですよ
なんかテンション上がって来たぞ!
さてさて!
ここではどんなサルディーニャの伝統料理に出会えるのだろう。
楽しみ~。
Bis per favore…