ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 26
夜の10時半過ぎ…
空腹のワタクシ達は、20キロの道のりをサルダラの街に帰って来た。
もう…飯抜きかもしれない・・
悲壮な考えが頭をよぎる。
しかし、実はワタクシは朝、街を散策した時に「Su Mallaccioi」というリストランテの看板を目撃していた…
そしてそれが妙に気になっていた…
そうなんです。
実は、ワタクシの特技は「看板」。
ちょっと聞きなれない特技かと思いますが…
まぁ話せば長いので簡単に言うと
美味しい飲食店の看板が向こうから目に飛び込んでくるわけです。
なので走ってる車の中からでも強烈にインプットする事が出来るのである。
特に山道などで見落としがちなお蕎麦屋さんの看板でも、
なんて言うか…「看板」から眼に飛び込んでくるって言うの?
そんな感じ。
しかも全部の看板じゃないねん。
イケてそうな、「ここ絶対おいしいで」って言うお店を察知する触角をもっているようだ。
まぁ、そんな訳でその看板の→に向かって行くとホンマに普通の住宅街の中「Su Mallaccioi」の看板が見えた。
入口を開けると、お客さんは誰もいなかった。
いくら夕食が遅いといっても、夜10時半も過ぎてるしなぁ…
とドキドキしながら「やってますか?」って聞くと
「はい。やってますよ」と超明るい奥さんが答えてくれた。
やった。さすがにイタリアーノだぜぃ。
夕食抜きにならずにすんだ。
成り行きで入った「Su Mallaccioi」だったけれど(^^)d良かったのよ。
さすが!特技「看板!」と自画自賛。
毎度の「アンティパストミスト」は
「タコとジャガイモのマリネサラダ」
「イカのトマトソース」
「蟹のオリーブオイル合え」。
これは珍しかった。
サルディーニャは海の幸が豊富だけれど、牡蠣やカニ・サーモンはほとんど捕れないらしく超貴重なものらしい。
「イワシのエスカベージェみたいなもの」
やはり出ました「ムール貝とアサリのワイン蒸し」
「かき揚げ?」
「魚介のサラダ仕立て」
とにかく、これでもか。っていうほど…
もうこれはサルデーニャの掟やね。
はっきり言っときます。
「前菜の盛り合わせ」だけでホントにこの量なのです。
だから、ほとんどのレストランが「アンティパストミスト(前菜の盛り合わせ)」だけでおなか一杯になってしまうよ。
そして、信じられない事に・・・「蟹のトマトソースパスタ」も頼んだ私たち…
すっかり満腹。
昼間のスイミングのせいもあり、
せんちゃん、すっかり上機嫌。。
温泉プールでいっぱい泳いだけどこれだけ食べたらチャラやわ。
いやぁそれ以上やわ。
だけど思いがけず美味しいリストランテに巡り合えて、
大満足なワタクシ達でした。
次の日。
もちろん快晴。ど快晴
楽しかったサルダラ温泉を後にしてさらに北に向かった…
次なる目的地は決まっていなかったが
ある場所に向かっていた。
ある場所とは…そうです。
あそこです!
Bis per favore…