ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 19
深い森に囲まれた「Terme de sardara」は、静かな、落ち着いた雰囲気をかもし出していた。
ラッキー!!
「Terme de sardara」は、料金設定(季節によっても違う)が色々あってルームチャージが85ユーロ(2名1部屋)しかしこれにテルマーレ(温泉プール)利用代として1人15ユーロかかる。
向こうのオススメはフルボードと呼ばれる3食テルマーレ付き160ユーロ(1人1泊3食)のプランだ。
ゆっくりマッサージとかも受けたかったしホテル内には食事付きのお客様専用のレストランしかない。
森の中の一軒宿だから、食事の度にイチイチ外に食べに行くのも面倒だったのでフルボード(3食付き)にした。
翌日のマッサージもワタクシが「リンパマッサージ」せんちゃんが「スウェーデンマッサージ」の予約が取れた
今日・明日は温泉三昧だー
以前、シチリアのシャッカやモンテバゴの温泉にも行ったことがあるけど、イタリアの温泉って日本のそれより医療的な要素が深い様な気がする。
「Terme de sardara」も例外ではなく館内に医療施設があり治療としての施術を行うエリア。
そして、いわゆる疲れをほぐすマッサージ的なエリア・フェイシャル等を含むエステティックのエリアと2つのゾーンがある。
温泉(?)としてはお外に大きなテルマーレと呼ばれる温泉プールが2つドーンとある。
あくまでも温泉プールだ!
水温も37~39°くらいの。全員水着で混浴だ。
素っ裸で入る熱い露天風呂はない。
チェックインしてお部屋に向かう。
館内は、ホテルと言うより病院(?)に近い感じ???
エレベーターとかも車いすが何台か十分入る大きさで、しかも超スローロリス!
お部屋は、ハッキリ言って大したことないよ。
もうちょっとグレードの高いお部屋とかもあるかもしれへんけど、50歩100歩やと思います(ゴメン)。
きっと古いホテルやねんやろなぁ…ツインベッドの寝室と洗面台、トイレ。
そして「また…こんなちっちゃいシャワーブースどないして使うのん?」って感じのシャワー。
引き上げ式の窓はガタがきていて半分しか開かなかった。
まぁ景色はよかったけどね。。。
当日の飛び込みで、お部屋があっただけでも御の字です。
荷物をおくと、とりあえず真っ先にテルマーレに向かった。
ワタクシ達は本当に水が好きやわ…。
夕方5時過ぎだというのにテルマーレにはかなりのお客さんがいた。
しかも平均年齢60オーバー。
女性のお客さんもみんな水着でしかもみんなビキニで…そうなんです。
これも謎やったわ。
サルディーニャでは…いやシチリアに行った時も感じたけれど、女性の水着は99.9%ビキニなんです
イタリアなら大きいサイズも色も豊富なので以前はよく旅番組の入浴シーン用のビキニを買ってたわ…
しかしワタクシは普通に泳ぐのにビキニは禁じ手なので戸惑ってしまうよ
イタリアっていうてもスタイル良い人ばっかりちゃうよ。
ワタクシが思わず「貴方は勇気ある女性だ」と日本語で褒め称えてしまう程の超ビッグな方も少なくない。
きっとお国柄やねんねぇ。
テルマーレは案外深くてみんな棒状の浮きを使ってプカプカ浮きながらおしゃべりしている。
なんだか究極に平和な感じ。
この状況で明らかに浮いている日本人2人はテルマーレで泳ぐ、泳ぐ、むっちゃクロールしてたよ。
さすがに疲れてきたのでワタクシ達も浮きに股がってプカプカ浮いてみる。
これが、意外と安定感があって心地いい。
「プロフィール用にしたらいい」とまで言われたさ。
すると見慣れぬ東洋人に興味津々なイタリアーノ達が話しかけてきた。
「中国人?」(これは必ず聞かれるね)とか「サルディーニャは初めてか?」とか…
すると1人のおじいさんが「今夜夕食の後にダンスがあるから見においで」という。
そのおじいさんはおばあさん(バレンシア)と2人で来ているんだけど夫婦ではないらしい。
どうやらダンス仲間で一緒にサルディーニャをダンスの旅で回っているのだというのだ。
何やら複雑な関係でしょう?
そして、「夕食の後。2人の席を取っておくから必ず見に来るように」と何回も何回も念を押されてしまった。
夕食の後、ダンスって?何やの?
深い森に囲まれた「Terme de sardara」のミステリアスな夜を体験することになる…
Bis per favore…