ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 15
「La laguna tavolo」はどうやら「おまかせコース」になっているらしく、
せんちゃんが外に夕焼けを撮りに行ってる間にも、どんどんお料理が出てくる、出てくる…。
私が答えたのは、「ワインは、赤?白?」「両方。」と「お水は、ガス入り?ガスなし?」「ガス入り」ってこれだけ…。
テーブルにつくと否応なしにカゴに入ったパンが出てくる。
これは、どのレストランでも同じ、日本でいう「お通し」みたいな感じ!
もちろん、例のペッラペラののパン「カルダ・デ・ムジカ」。はじめは「こんなん美味しいか~?┐('~`;)┌」って思ってたけれど、
帰国する時には「あのペッラペラのパンを買って帰りたい」と必死に探したほど…ご飯もそうだけれどシンプルな物ってボディーブローのように後からじわじわくるよね。
そして肝心のお食事は、アンティパスト(前菜)は「タコのマリネ」
「ツナ・トマト・セロリの合え物」
「かすべ(エイのひれ)の煮付けらしきもの」
「マグロの生ハム」
の他にも「ムール貝とアサリのトマトソース」「魚のワイン蒸しらしきもの」等など…どれも「何人前よ?」って言いたくなるほどの量
さすがやねん…別に高級じゃないねんよ。
調理法にむっちゃ技があるわけじゃないねん…ホントに、言ってみれば大ざっぱやし、繊細さは全く感じられない…
だけど、とてつもない魂のある料理やねん。
いきおいがある!命のこもった感じ…これは、出来そうで出来ない事やと思う。ある意味、料理人にとっては、一番大事で、一番むつかしく、一番維持していかなきゃいけない事…やと思う。
その集大成やと思うわ。。。
だから、味。だけじゃない…感動を味わえるんやと思う。
続いては、プリモピアット(パスタ類)が「エビのトマトソースのペンネ」
…こちらも、もちろんてんこ盛り。
これは途中まで食べちゃってから「あ!写真撮ってないやん」って撮りました。
何エビやろ?アカザエビとかシマエビに近いかな?とにかくエビ風味のソースがかなり濃厚。
そして、満腹が否かは関係なく出てくる。
セコンドピアット(メイン料理)は「魚介類のロースト」
…そして…もちろんてんこ盛り。
小さめのクロダイっぽい魚が旬らしく、これはどのレストランでも見かけた。
そのミニクロダイが各自2尾それに先ほどパスタでも登場したエビこれが各自4尾づつ
イタリア人は本当によく喋るお店の中がなんかのイベント会場みたいに大音響でガヤガヤしてる。
日本に帰ってからお食事に行って一番感じたのは、「日本のレストランって静かやねぇ…」って思ったよ。
食いしん坊夫婦の私らでも「さすがにもう無理やわ」って位食べてワインもたらふく飲んで(毎晩やけど…)2人で50ユーロ位。食べるのに夢中でわからなかったけれど気がつくとお店は満席状態だった。
やっぱり安いよね。
夜10時。
最高に盛り上がる「La laguna tavolo」を背に、すっかりご機嫌のせんちゃんは「居酒屋紀行の太田和彦」さんのものまねをビデオに収めてホテルに帰った。
明日からは、また放浪の旅が始まるのです…乞うご期待
bis per favore…