ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 11
やっとめぐり合えたマッテオ。目指すヨットにたどりついた達成感にうれしくなってgabbianoにお茶しに行った。
Gabbiano に着くと壁にデカデカとカモメの絵が描かれていた。
そうか…gabbiano ってカモメって言う意味なんや…はじめて知った。
さっき電話で何回も何回も呪いのように繰り返していたから、gabbianoを覚えてしまった。一つ、イタリア語のボキャブラリーが増えた。
Gabbiano でお茶してて思ってんけど、イタリアの港って臭くないねんよ。日本の港…?桟橋とか?なんか臭いやん?
魚の網の臭いかな???あんなもんやと思ってたけどサルディーニャの港は全然せえへん…
不思議でしょう?漁港が完全に分かれてたりするんやろね。。。
まぁええわ…30分ほどしてヨットに戻ると、何人かのお客さんが集まってきていた。
いよいよ出航
カップルが4組、「昨日、ホテル モデルノで日本食食べてたでしょう?」と話しかけてきた若いイタリア人のカップル・40代くらいの夫婦・60代くらいのスイス人の夫婦・そして私たち。あと子供連れの家族が2家族。全部で15人くらいやったと思う。
動き出すとすぐにカフェのサービスがあった。魔法瓶にもちろんエスプレッソ。
イタリアでは紙コップもエスプレッソ用の小さいのんがあるねんよ かわいいで。
みんなはすぐに水着になって太陽の燦々とあたるデッキで甲羅干しをはじめた。
そして、私たちは、もちろん 謎の二人組さ。。。
日焼け対策バッチシの完全防備。へっへっへ…人にはテロリストみたいって言われるけどね…
みんな競うように太陽にあたってるのに、はるばる日本から来た、この奇妙な格好の二人はよっぽど変やったやろねぇ…超人気焼き肉店に来たベジタリアンみたいなもんです。
「どうして服を着ているの?暑いでしょ?」とか何度も聞かれる度に「陽に焼きたくないんです」と答えたけど、どうしても理解できないらしくビミョーな顔つきだったよ。「ほんなら、何でここ来たん?」って事やろねぇ…
ヨットなんだけど、ここまでずっとエンジンで走ってきたから、私たちはちょっと不満やった…
「セイルは使わないの?」と聞くと「後で…」「後で…」と言うばかり。
きっと、後で…セイリングしてくれるのだろう・・・
途中、きれいな入り江に止まって、海水浴もしたよ。
ここでも、変な日本人炸裂。
ヨットから飛びこむんだけど、結構大きなヨットやからかなり高い。もちろん登るハシゴはあるけどね。
子供は大はしゃぎさ!「見て!見て!」と言いながら何回も何回も飛びこんでる。
意味不明なんは私ら…あれだけ陽に焼かないようにしてるのに、飛び込みだけは熱心だ。せんちゃんも…私も。しかも子供じゃないから「見てて!見てて!」とかも言わへんやん?
静か―に黙々と何回も飛び込み続ける、謎の日本人。時折、海に浮かんで唄歌ってたり…
自分のことながら…ちょっとキモいな。
けど、もっとびっくりしたのは60代くらいのスイス人夫婦。さすがに旦那さんは行かなかったけど、おばあさん。飛び込みはんねん。何回も!大丈夫か???
上がってきてから満面の笑みで「よかった!気持ちよかったわ」って喜んではった。
なんか、いいでしょ?「もうできない」って決めるのは、誰でもないねん。自分自身やねんて。自分で勝手に色んな事にリミットをつけてしまってる。そんなん損やん?いつまでも色んな事を楽しまな。私も、おばあさんになってもいつもの謎のスタイルで飛びこむわ…
しばらく遊んでたらおなか減ってきた。。。そしてランチの時間になった。
さすが食の国 イタリア
ヨットの上でも手を抜かないのは、見事です!
Bis per favore…