ITALIA /サルディーニャ島食べ歩き・ヨットの旅 7
翌日も快晴。
イタリアの朝食はいたって質素。(いや…これも豪華ホテルなら違うと思うけどね…)パンとかクラッカー・ヨーグルトがあるだけ。バターやジャムに混ざって、イタリア人なら誰もが知ってる「ヌッテラ」はほとんどのホテルの朝食に置いてあるよ。
「ヌッテラ」はいたって子供味のチョコレートクリームみたいなもので、アメリカ人にとってのピーナツバターみたいな存在らしい。
それと、海外の朝食の時って「カフェ?オア ティ?」(コーヒーですか?紅茶ですか?)って聞かれるやん?
普通に「カフェ」って言ったらイタリアでは100%エスプレッソが出てくる。
これは初めてイタリア行ったときにびっくりしたわ。朝食でパンとエスプレッソって!日本人からはちょっと考えられへんよね。
なんかご飯に抹茶…みたいな感じやん?いわゆる普通のコーヒーが飲みたい時には「カフェ アメリカーノ」って言わなきゃ出てこない。
しかも「カフェ アメリカーノ」はおそらくエスプレッソをお湯で割ってるから…まずい。
まぁしばらくイタリアにいると必ずエスプレッソ派になるよ…間違いなく。
さて。シチリアはもっとカラッとしてたけれどこちらはかなり湿気がある。Umido。海水浴に行くことにした。
アキッレさんの奥さんにサンタンティオコの地図をもらった。サンタンティオコはサルディーニャ島と橋でくっついてる小さい島なんです。一周…2時間くらいかな?
道が途中までしかなかったり、林道らしき道やったりしてちゃんと1周は出来ないねんけどね…。
サンタンティオコの海水浴場はなんだか、昔の日本みたい。
今ってさぁ~日本の海水浴場って必ず海の家とかあって…しかもちょっとおしゃれで何にも持って行かなくても水着とタオルさえあれば全然大丈夫やんか?
こちらはまだまだ…家族みんなで、ビーチパラソルから下に引くレジャーシート・ちっちゃい椅子・空気で膨らませるシャチみたいなの…クーラーボックスにはジュースやビールやお弁当。
それに厚手の…高級そうなバスローブ…なんや絨毯みたいな柄の…。私やったら100%「そんなん砂まみれになるから絶対持って来んとって」って言うわ。そんなありとあらゆるものをたんまり持って来ている。
なんかちょっと懐かしくなるような風景よ?子供のころ両親の友達家族とかと一緒に、こんな感じで海水浴してたよねぇ…。
レジャーシートひいて、飛ばされないように四隅に荷物とか置いて。みんなで持ち寄ったお弁当とか食べるねん。必ず子供の誰かがおにぎり砂浜に落として怒られたり…。
今の日本でも田舎の方に行くとまだ残ってるんかなぁ?
イタリアでももちろん、海水浴場によっては貸し傘やビーチベッドなんかがある所もあるにはあるけれど、特に「海水浴場」ではなくてもいつでもどこでも気に入った場所がマイビーチって感じ。
「オイオイ…。ここから降りるかぁ?」って岩場っぽい所でも路肩に車停めて、むっちゃbagno(海水浴)してたりする。なんか堂々としてるんよ。
「オイオイ…。ここから降りるかぁ?」って岩場っぽい所でも路肩に車停めて、むっちゃbagno(海水浴)してたりする。なんか堂々としてるんよ。
私なんか小心者やから「…ここって誰も泳いでないし…あかんのちゃう?っていうかこんな車むっちゃ通る道沿いで単独海水浴って、恥ずかしないか?」って躊躇してまいそうな場所でも平気!
超々ビックなシニョーラ(ご婦人)でもビキニさ!恐るべしイタリアーノ。
私たちも自分たちの海水浴場を見つけるべく、海岸線沿いを車でウロウロ探していた。
ところどころ「Spiaggia」(海水浴場)って書いてる看板がある。
初心者の私たちは、やはりこっちの方が安心だろう…ということになり車を走らせた。
bis per favore…