数ヶ月ぶりにブログを更新。
実は本日、とてつもなく素晴らしいシンポジウムが開かれている。
東京で。
今まさに。
幸せの経済 世界フォーラム2018
日本からは、辻信一さんや堤未果さん、ソーヤー海くん、山田正彦さんなど参加。
いこうと予定していたけれども、
曲作りと、家作りと、山仕事が間に合わず、
なもんで街へ出でる心支度も追いつかず、
まだ岡山の山奥にてアレヤコレヤと蠢いている。
facebookイベントページ
https://www.facebook.com/localfuturesJPN/
【1ブロック、1ビレッジの政治学】
米国ポートランドのシティリペアもそうだけど、「これなら私の町でもできる!」と多くの人が思えるストーリーとアイデアが世界を駆け巡ることで、スーパーヒーローのいない革命が達成できる。実はこれが一番、近道だと思う。
グローバリゼーションに抵抗するためのローカリゼーションにおいて、ローカル単位でのファイナンシャル(金融)システムの構築っていうと、なんだか大仰に聞こえるかもしれないけど、このくらいのサイズ感の話を、たくさんのローカルで実践していけば良いんだよね。
そしてこうしたアイデアとメソッドを共有した世界中のコミュニティ、ローカルが繋がりあったら、巨大企業に負けないロビーイングだって可能になり得る。
↓
世界に広がるトランジション運動の発信地、イギリスの田舎町トットネス。ここでトランジション活動の一環で、2011年よりリコノミープロジェクトを立ち上げて活動しているジェイ・トンプトさんが鎌倉にやってきます(2018' 11/13)。
リコノミープロジェクトはこれまでに27の事業に対して約1200万円にのぼる地元市民からの資金調達を直接支援し、5つの新しいフルタイム相当の雇用を創出。これらの地場企業の売上高は約1億8600万円、現地の給与計算と調達で1億2000万円以上を支出。コミュニティの富を築くことに積極的に貢献してきました。
【グローバリゼーションから脱却するための、ローカリゼーションって例えばこんなこと】
食料、エネルギー、そして金融システムまでを、ローカルで形成し循環させる
・小規模自営業者の組合
・地域単位のエネルギー供給や金融システム
・地場産扱う仕組み(ローカルフード・地産地消・ファーマーズマーケット)
・ローカルをつなぐ国際ネットワーク
例)Via Campesina(ヴィアカンペシーナ)3億人の農業者が登録する世界最大の社会運動体、自由主義経済からローカル経済重視へのシフトを訴えている
(横断幕には「Small Farms, Better Food(小農家、良食品)」)
・学校に食育農園(エディブルスクールヤード)
・地域で脱石油型社会を目指す「トランジションタウン」
・地域の資源から発電
・市民による共同出資システム(あるいはNGO)
・共同出資で地域の自営業者を支援するシステム
世界中のローカルが連携することで、企業の力の拡大あるいは独占状態の蔓延によってローカルが抑え込まれ「多様な形の小さな経済活動の機会」が奪われている、現在のグローバル経済への抵抗力になり得る。
(ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ)
映画『幸せの経済学』監督に聞く、行き過ぎたグローバル経済を脱却するヒント
不安なニュースや、絶望的なニュースばかりが垂れ流されているから、
無力感やストレス、不安に苛まれて、希望を失いそうになるのも無理はないけれど、
与えられた情報にリアクションさせられるばかりではなく、
自発的なアクションで手の届くところから、つまり自分の地元(ローカル)や仲間内のコミュニティから、
やれることを動き出して、
「こんなことができたよ」
「こんなことやってるよ」
という、良いニュースをどんどん蔓延させていくことが大事。
チャッス。