今号のメルマガは、

・共生革命対談の文字起こし(後編)

・犬式対談(動画・音声・テキスト)

・三宅の音声メルマガ「1人語り 第007号」

と盛りだくさんなのですが、

それもそのはず実は、1周年記念号!なのです。

 

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今号までは864円/月ですが、7月からは540円/月になります。

あと、これまではクレジットカードでの購読でしたが、

来月から三宅商店でも買えるようにと、準備中です。

 

共生革命対談の文字起こし、後編の冒頭部を読んでいて、

「そう、まさにNVC(非暴力コミュニケーション)のそこが共感できる」

と改めて感じさせてくれたソーヤー海くんの話を、一部引用します。

 

 

【ソーヤー海(以下:海)】

 

『パーマカルチャー』と『NVC』、僕がなんで実践して広めてるかっていうと、やっぱりね、現実的だから。

やっぱりもう「自分が生きたい世界を、もう生きろよ」っていう分野なんだよね。

だからやっぱり、誰かに訴えかけて「変われ、変われ」とかって言ってたら日が暮れるっていうかさ。

 

結局その結果、原発事故が起きてしまった状況だし、戦争も続いてるし。

で、やっぱりなんか、凄い頑張ったと思うんだよ、今まで活動してきた人。

で、物凄い頑張って、物凄い孤独な思いをして、散々もう仲間からも叩かれて。

 

まぁそういう体験、うちらもみんなもしてると思うけどさ、

やっぱり知らない人からも叩かれるし、反対してる人からも叩かれるし、でも内部からも叩かれる、みたいなさ。

 

【三宅】

一番応えるよね。

 

【海】

ね。

 

で、やっぱりそれを耐え切った人たちが、今の60歳以上の活動家、みたいなさ。

 

でもやっぱり孤独だし、どこかでこれを続けても結局、結果が出ないっていうところに行き詰まって、

しかも誰もやっぱりその生き方をついてくる人がいない。魅力的じゃないから。疲れてるし、結果も出てないし、なんか悲しい、みたいなさ。

 

それだったら全然もう、会社で楽しく金を作って生きたほうがいい、みたいなさ。

その幻想のほうが強いから。

 

でも、『NVC』と『パーマカルチャー』は、もう「うちらが生きたい理想をやっちゃおうよ」「ガーデンがあれば、そこから必要な食べ物がきて、自分が家を建てたくて、その建てるために木材が必要で、その木を20年前に植えてあったら、もうそれでお金を使う必要ないよね」みたいなさ。

そしたらもう、資本主義からとりあえず自分は退ける。

で、そのベースから社会を変えられるじゃん。

 

「非暴力」もやっぱり結局、まぁ「Gandhi(ガンジー)」からきてる「非暴力」って言葉だけど、「結局、敵がいる限りは戦い続けないといけない」っていう。

で、「それに疲れてるじゃん」みたいなさ。

「戦争も同じじゃん」みたいな。

「平和のためにアメリカは戦争に行くっていつも言ってるけど、それをうちら活動家がやっちゃったら意味がないじゃん」みたいな。

変わんない。

結局、「戦いは戦い」みたいな。

だからどこかで、そこを超越したい気持ちは、みんなあると思うんだよ。

 

「これじゃないけど、でもこれしかないのかな」ってところで戦っちゃってるけど、

でも、もう「敵」っていうのは、やっぱりうちらの心にしかいないから、それに気づいて、そしてしっかりそこと向き合って。

 

「敵対しない意識」を育てると、そこから無敵な存在になれるし、無敵なムーブメントができて、やっぱりそれがうちらが本質的に色んな、うちらが変えようとしてる問題、戦争であったり、原発の問題だったり、化石燃料の問題だったり、やっぱりうちらの生き方が、ちゃんとそのメッセージになったり。

うちらが「敵」っていうコンセプトを超越して、なんかもう、みんな味方。

 

「ただ立場上みんな変なことをやらされてしまってて、でも変わることも可能」みたいなさ。

 

「ただその上手なお誘いを、まだもらってない」っていうそこのレベルにいけると、なんか希望を感じるよね。

 

で、そこにいけなかったら、結局もう何百年も人間がやってることを、うちらはまた繰り返すだけなんじゃないかって。

 

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