本日は、お待ちかねの100Kg超えのUSED薪ストーブが、高富ファームにやってきました。

 

 

SCANは1978年創業、デンマークのメーカー。

SCAN4というかなり初期型で、岡山の骨董屋アキズさんより中古で8万円で入手。同クラスの新品は30〜40万円くらいと思われます。実際に火を入れて稼働に問題なければなかなかの良い買い物かと。

 

今季最低気温マイナス7度を記録した吉備中央町(古民家は高尾君が北側の断熱を頑張ってくれたので、朝イチでも1度を切ることはなくなった、そして身体は慣れる。僕らは適応性の動物。)鋳鉄の蓄熱性に期待が高まります。
 

 

・SCANは現在、日本ではmorso代理店が取り扱っているようです。

http://www.morso.jp/products/scan/list/

 

・オランダのアウトレットサイトにて、新品の写真をチェック。今、出物はない模様。

https://www.kachelsenhaardenwinkel.nl/winkel/kachels-en-haarden/scan-4/

 

・岡山アンティーク・アキズ

http://www.akizu.jp

 

 

高富ファームの古民家は現在、台所の土間に1万5千円くらいの安手の大型薪ストーブを置いていますが、とにかく燃焼効率が低くて薪を喰う。薪でとる暖は、遠赤外線もあって何よりの冬の贅沢ですが、乾燥に最低でも1年半はかかる薪の確保は、引っ越して1、2年目で備蓄のない場合は苦労します。近所の山で乾燥状態の良い倒木をチェーンソーでカットしてきて斧で割って、1束400円ほどで購入してくる乾燥した薪と混ぜ合わせて使っていますが、干しが甘くて含水率の高い薪を使うと煙突内のタールの汚れが増えて、掃除の回数が増えます。

 

これが現在の薪喰いモンスター。

 

「洋平くん、オールドの薪ストーブの出物があるよ」

の連絡からうちの大工リーダーの高尾くん、ストーブの置き場作りを開始。ボロボロに屋根の腐っている床の間の修繕に入りました。

 

元々はこんな感じ。

 

床抜いて、100キロの鋳物が置ける強度を確保。

 

 

曰く「ひとまず100人乗っても大丈夫」な状態に。

業界ではステージの強度と広さを示す単位として「Dachamboが乗っても大丈夫」とか「タートルアイランドが乗っても大丈夫」と言う風に大所帯バンドの名前を使うこともあります(豆知識)。「5タートル4ダチャンボ」でちょうど100人くらいでしょうか。その場合は「3渋さ知らズ」と言う単位も便利ですね。

 

石膏ボードと杉板、そしてレンガで壁面の耐熱を仕上げていきます。

 

 

 

そして、明日以降いよいよ肝心の煙突設置作業に入ります。

 

屋根の形状や2階の有無によって、煙突をL字型に曲げたりしますが、その上で燃焼効率が悪くならないように注意します。

煙突内での上昇気流による空気の引き込みが炉内の燃焼に大きく関わりますので、理想的には直線的に上に伸びているのが良く、またその方が煙突掃除が合理的に行えます。煙突を長く引いてオンドルを作りたい時など、小型のファンを設置することも。

 

煙突はかなり肝なので、初心者の方はしっかりとプロに頼んで1度、やり方を覚える方がおすすめです。新品で40万くらいストーブ買ったら、工賃入れて煙突も同じくらいかかるものと覚悟して置いたほうがいいでしょう。

 

さー、煙突が完成したら、ドキドキの着火式。

今週末には行けるでしょうか。

 

楽しみです。

もっとも寒かった奥の間が、暖かいリビングに生まれ変わります。

60年代モダン風なかっこいいソファとか、とりまカウチやソファの中古の出物を探して回ります。何か情報あったら、ぜひ教えてください。