【洗濯の歴史が変わる】

 

 

ここのところ、洗濯の際に使っている「ランドリーマグちゃん」を紹介します。

 

マグちゃんは、商品上は「洗濯補助用品」という位置づけです。

 

何がすごいかと言うと、

・洗剤

・柔軟剤

が要らなくなります。

 

洗剤、柔軟剤が要らないので普通の洗濯はもちろん、赤ちゃん着や自然素材、自然染料にも使えます。

 

小さな洗濯ネットに入った、純度99.95%のマグネシウム。

マグちゃんの正体は、それだけ。

 

そもそもマグネシウム って何よ、て言うと例えば海水から塩を炊くときに「苦汁(にがり)」が出ますが、これが塩化マグネシウム。約15キロの塩化マグネシウムから、1キロのマグネシウムをとることができます。

 

地球上の鉱物では8番目に多く、地殻中に2.5%、海水中に0.13%含まれています。地殻中でいうと、鉄が4番目で5%、チタンが9番目で0.44%だそうです。

 

精錬国としては主に中国、カナダ、イスラエル、米国、ロシアなど。中国などでは大量の石炭を用いる熱還元法を採用しているので、大量のエネルギー資源などとしてはあまり効率良くないようですが、貴重なミネラル、あるいはマグちゃんのような使い方ならば、そこまでの大量消費には当たらないのかと、思っています。今後、問題がないかを注視しつつ。

 

基本的に、資源としては地球上に無尽蔵にあるものの一つと捉えて良いようです。

 

 

これと洗濯物を洗濯槽にポイと入れて、洗濯機を回すだけ。

 

水道水と純度の高いマグネシウムが触れると化学反応が起きて、水がアルカリ性の「水素水」になります。

 

Mg + 2H2O  →  Mg(OH)2  + H2

(マグネシウムと水が出会うと水酸化マグネシウムと水素が発生)

 

マグネシウムと水道水中の酸素が反応して、酸化還元反応というものが起きます。簡単にいうと、物質間で電子をあげたり、もらったりすることで原子や分子の電荷がプラスやマイナスになるということです。マイナスイオンとか、アルカリイオンという言葉は聞いたことありますよね。マグちゃんの場合は、水道水がマイナス荷電したアルカリイオンの状態になります。

 

老化とは体の酸化と言い換えることができますが「健康にいい!」という触れ込みで、「水素水製造機」などが一部で流行っていますが、機械で電気で分解すると他のミネラル成分なども分解されるので、厳密に「水素」が欲しいときには、むしろこのピュアマグネシウムを使った方が良いようです。

 

この水素水で洗濯をすると、なんと..!

・皮脂分解率30%(一般洗剤と同等)

・ニオイ成分の分解率70%(一般洗剤の10倍)

つまり、汚れは洗剤と同じくらい落ちて、匂いは10倍分解できるのです。

 

 

コツとしては、マグちゃんごと洗濯物を洗濯槽の中で「一晩つけこんでおく」ことです。

 

翌日、洗濯機を「お手軽(お急ぎ)モード」でサッと回すだけで、十分に汚れが落ちます。(なんなら手洗いでいい説)

 

その上、洗濯槽やホース、排水管や、恐らくその先の下水道や用水路まで綺麗にしてくれます。

 

さらにその上、マグネシウムは、植物の光合成に欠かせない葉緑素の主要構成要素。洗濯後の水には、衣類に付着していた皮脂や老廃物などに含まれる窒素・リン酸・カリウムという肥料の三大要素。つまり「有機肥料がふんだんに入った農業用水として活用することができる」と言うのです。

 

と言うことは、世界中の家庭が洗剤を使わずにマグちゃんや類似品を使うようになると、生活排水がそのまま農業用水に使えるようになると言うことですね。

 

しかも、マグネシウムが水と反応して溶出する速度はとても遅いので、なんとこのマグちゃん一個で、だいたい1年(5L洗濯層で300回)持ちます。

 

税込で1個が3888円なので、12ヶ月で割ると1ヶ月324円になります。

 

「海、川を汚さず、衣類と洗濯機と排水溝を綺麗にしてくれて、排水を畑に蒔いてもOKになる代」として考えたら、超絶プライスレスですね。

 

時折、マグちゃんそのものを日干してあげると良いようです。

 

 

 

この冬、僕は「断捨離」と称して

これまでに溜め込んできた衣類を大量に洗って干して畳んで、近いうちに三宅商店の事務所に併設した店舗にてUSEDとして大量放出しようと30回ほど洗濯機を回しました。

 

沖縄時代にしまい込んでいたものは、猛烈な湿気のためにカビ臭が酷かったのですが、驚くほど無臭になりました。

 

また、洗濯槽の埃ネットに付着していたカビなどの汚れが、指で軽くこするだけで落ちて、綺麗になりました。

 

 

洗濯槽も、何もしていないのにピカピカに。

 

 

 

 

うーん..

マグちゃん。

 

これは革命かもしれません。

 

 

 

 

【余談1】

 

これまで僕は、紙パルプの工場で生まれる樹のタールを再利用した「えがおの力」(旧「松の力」)を使ってきました。

 

用途に合わせて薄めて使うと、台所洗剤から掃除、洗濯、そしてシャンプーまで作れる万能洗剤として重宝してきましたが、洗濯においては90%使用頻度が減りました。マグちゃんは衣類専用にしておいて、雑巾をつけ洗いする時などだけは自然洗剤を使うようにしています。

 

掃除や台所では相変わらず、えがおの力を重宝しています。

 

・えがおの力

・マグちゃん

 

この2つで、コンプリート。

 

 

【余談2】

 

マグネシウムは空気や水に触れているだけでも酸化します。そうすると表面が酸化マグネシウムの膜になります。

 

これはマグちゃんの商品説明に書いてある訳ではないので、僕の個人的な管理方法ですが、

・1ヶ月に1度くらい、水で5ー10倍くらいに薄めたお酢に10分から20分程度マグちゃんを漬け込んで酸化マグネシウムを除去

するようにしています。

 

こうすることで、マグちゃんの効果がより維持しやすいのではないかな、と考えています。

 

 

忘れて何時間もつけて置いてしまっても、消えてなくなるほどマグネシウムの溶出は早くないはずですが、ちょっとは減ってしまうと思うので、くれぐれも忘れないように。

 

 

【余談3】(追記 2020年6/16)

 

1年間(300回)使い終わったマグちゃんも、まだ使えます。年々量は減っていきますが、中身のマグネシウムが完全に消えるまでは翌年のものと足して使うことができます。僕は3年目なので初年のものから3個を同時に使ったり、分けてつけおきに使ったりしています。

 

 

 

「これは!」と思ったので、三宅商店でも鋭意、販売中です。

ランドリーマグちゃん(5L用) / 洗濯補助用品 / 宮本製作所 ¥3,888-

 

 

 

SPENDSHIFT 消費動向で世界を変える -三宅商店

http://miyakestore.com