創刊半年を迎えた三宅洋平マガジン「感覚と科学」が、

メールマガジンの最大手まぐまぐ社の

「まぐまぐ大賞2017 新人賞部門第3位」

なるものを受賞しました。

 

少ない人数で編集部を形成してくれているチームと、

購読くださっている読者の皆さんのお陰です。

 

ありがとうございます。

 

メールマガジンとは言いますが、

僕一人の筆力でガンガン書く、というよりは

編集部と読者の力でいろんなことを調べていったり、

問題の解決を探っていく、

そんなメディアに育っていったら良いな、と思っています。

 

そして、

12月からスタッフが新しく入れ替わった編集部が

素敵なバナーでこの半年を振り返ってくれていますので、

その幾つかを紹介します。

 

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次の発行は明日、12月20日(第13号)。

http://www.mag2.com/m/0001679333.html

 

 

 

これは、2013年参院選の投開票日の朝10時頃、

投票率がこの時点で6%台で、

僕は投票率の劇的なアップによってしか奇跡は起きないと思っていたから、

この時点で10%を超えていないのがわかった時に、

「ダメだったか」と感覚的に思って、

政治家になりたいとなんか思っていないのに、

ムーブメントが形として結実できなかったことが悔しかったというか、

あれくらいのことが起きたのにこの国はなんて重たい岩なんだという、

無力感で、

泊まっていた渋谷のホテルから街を眺めて、

徒労と安堵の入りじまった涙が出てきたのを覚えている。

 

ドキュメンタリー監督の杉岡大樹が、

それを背後で撮って居ることすら忘れていた。

(ので、この写真があるのだはず)

 

緑の党が参院選の比例(全国区)で議席1を獲得できるためには100万票は必要な状況だった。

結果は、47万票くらいで、そのうち18万票ほどが三宅洋平の個人得票だった。

 

 

 

白血球の数と向き合う。

嫌いな採血は、腕を見ないようにする。

年内に次の検査に行かなくちゃ。

年明けの、1月に数値を報告したいと思います。

 

 

 

 

ソーヤー海と、

本当の意味でのパーマカルチャーとの出逢いは(NVC含む)、

2016年の僕にとって

もっとも大きな出来事だったと

今は思う。

もう5年くらい前に感じるが、まだ2年経ってない(はず)。

 

選挙に出て以来、

政治を直視する時間が長くて、

何か、政治を突き抜けた

社会変革のビジョンに飢えていたから、

彼に出会えたのは良かった。

 

この世界に出逢ってから、

久しぶりに息が吸えたような、

安堵を覚えた。

 

既存の「政治観」は、

古いものを守ろうとする人でも、

新しいものを作ろうとする人でも、

共通して縛られて居る部分がありがちで、

その空気はあっという間に、

誰の心でも呑み込めるパワーがある。

特に選挙とか、闘争とか、戦争も含めた経済が大なり小なり

そういう、魔力を持っている。

 

地味な予算審議とかをもっと

エキサイティングに伝えなくちゃならないのに。

 

総じてその「保守性」が何を守って(しまって)居るのかを

よく考えたいし、

 

ある意味で、精神生活のために

そういう所から距離を取ろうとする

無関心な人の無関心さって、

感性としてまともかも知れない。

 

だから、

政治を一歩進んだ世界観に進化させるべき

全人類的なこのタイミングで

これまでの無関心層が政治に空気を読まずに参加し始めて、

いろんな国や地域で変化を起こしているのだと思う。

 

政治にとらわれない政治、

じゃないと、今さら俺たちがそこに参加する意味が

ない。

 

アクティビズム、とか

アクティビスト、っていう概念は

政治の局面に立とうという時には

一つのバックヤードとして

支えにもなると思う。

 

それはこれまでの運動とか、活動、とは

異なったものの考え方だ。

 

というか、

ベトナム反戦運動、など以降の米国(や世界)の

運動の歴史の中で、

運動のために暮らしや家庭や自分の心を

ボロボロにしてしまった人たちの

学びから生まれた

バージョンアップした運動、活動のあり方、

という言い方ができるかも知れない。

 

サーフィンで

ドカーンと入り続けてくるセットの波に

正面からパドルアウトして向かっていっても

木っ端のように押し戻され続けて体力を失う。

 

でも、

よく見てみると

波には幅があって、両肩があって、

波と波の両肩が触れ合うところは白波が立たずに

穏やかなところがある。

 

熟練のサーファーたちは

その隙間を上手に縫うようにして、

体力を温存させたまま沖へ出て行く。

 

例えば、

NVC(ノンバイオレント・コミュニケーション)のメソッドが

掲げる「無敵主義」は

そもそも「敵」を設定することで

動機を燃やしていた多くの人類の癖に気づかせてくれるし、

そのために払ってきたコストも思い知らされる。

 

そうだ、

社会変革のためには

敵だと思っていた人たちとこそ

コミュニケーションを上手に

適切な距離でとる、

「デザイン」が必要なのだ。

 

社会運動や政治活動と呼ばれていたものがいま、

アクティビズム(英語では)として

どこか、

禅やサーフィンのような力の使い方に、

シフトしていく進化を図っている潮流を感じている。

 

 

 

 

 

改めて、

米国を1ヶ月旅できたことは、

2017年のハイライト。

 

パーマカルチャーと音楽と、

たくさんの出会いと思索の旅だった。

 

2018年、犬式が

米国でレコーディングを出来たら良いな、とイメージ中。

 

ジャマイカも、考えてる。

 

 

他にも素敵なバナーをたくさん作って、

毎号を振り返ってくれているので、さらにいくつか貼っておきます。

 

三宅洋平公式サイトでは

全号の展開バナーをチェックすることができます。

 

僕はこのサイトのトップのバックグラウンド画像が

選挙の時のやつれて、熱い、開きっぱモードの時のものなので

今みると、ちょっと食傷気味というか、照れ臭いので、

落ち着いたものに差し替えたいな、と

思った刹那でした。

http://miyake-yohei.com