昨今、里山資本主義とは言いますが、、

 

山村にある柿木には、毎年取りきれない柿が

何千、何万と木になったまま、カラスにも食べられずに残っています。

(渋柿は、タンニンが強いからカラスも食べないのか?

実を効率よく樹の近くに落として、栄養にする術??)

 

2年に1度豊作とも言われる柿が、

今年の岡山の山村では、たくさんなっていました。

 

実に渋くて生では食べられないこの渋柿は、

毎日かき混ぜて発酵させれば天然塗料、天然ワックスの「柿渋」になりますが

毎日かき混ぜるのは結構、大変そうで、

まだやったことはありません。

 

しかし、これを剥いて、風通しのいいところに吊るしておき

数日おきに何度か手で揉んでやると

結構すぐに、素晴らしく甘くて旨いドライフルーツになります。

 

 

「売ったらなんぼ」

というだけの収穫ではなく

 

自分が手塩にかけた干し柿を食べる時に得られる満足感は、

プライスレスな喜びとなって還ってくる豊かさ。

 

人が満足感を得られるのは、ただ甘さ、や味わいだけではなく

その風情や時間、想いも含めた全体なんだろうな、

あるいはそれを感じられる心持ちが、贅沢なんだろうな、

と思ったりします。

 

これで、

ついつい手が出るコンビニ菓子の回数が、

1回でも減ったら、上等じゃないですか。

 

三宅商店スタッフが、

美味しい柿カレーのレシピをアップしてくれました。

こちらは「甘柿」を使ってくださいね。

 

柿の栄養価の高さにも、

改めて感じ入りつつ、

このポテンシャル高き存在を

もっと活かせると思いました。

 

日本人にとってはもはや空気のような存在、柿。

今や子供たちの果物ランキングでもあまり高くないであろう、柿。

俺も、柿か梨かと言われれば、梨を選ぶであろう、柿。

しかし田舎の景色をよく見ると、やたらと生えてる、柿。

 

先人が、なんでこんなにたくさん、柿木を植えたのか、

そこには深い理由が見えてくる気がします。

 

よほど日本の風土に合っていると、いうことですよね。

 

柿が赤くなれば医者は青くなる。この時期ならでは柿カレーはいかが?(三宅商店マガジン)

https://miyakestore.themedia.jp/posts/3328300