【ギックリ腰発症から7日が経過】

 

肉体年齢は50歳くらいまで回復してきました。

 

犬式の再始動も昨日、発表されたということで、

なんとか18歳まで戻していこうと思います。

 

4日目までは歩くのも支障があるくらいでしたが、

5日目からはだいぶ日常の動作も取れるようになり、

6日目には無事、少なめのレコードと多めのCDを携え

飛行機に乗って那覇へ到着。

 

今夜は松山のLOVEBALLにて"SLOWDOWN"です。

 

2度のビワの葉温灸も効いて、

7日目の今日は、腰痛体操と軽いストレッチをこなすことができました。

 

温灸屋さんは今夜の会場でも、1ショット千円で施してますので、

ぜひご活用ください。

良い加減にカツンとくる「熱」という見えない指が、

手の届かない患部に届くんです。元氣になります。

 

寝込んでいる期間、

肝腎の疲れの顕れと自覚したので、

いや、どちらかというと痛みとの共存のため、

呑む気も全く起こらず、

5日以上、酒を休むのはとても良いと

20代、30代と飲み飛ばして来た同志たちに

強烈にお勧めします。

 

といって僕も、

このような強制的な事態になって初めて、

痛感した次第です。

 

肝腎が回復すると、

「感情(エモーション)が回復」します。

 

 

 

【三宅商店・那覇店について】

 

さて、

今日は三宅商店・那覇店について大切なお知らせがあります。

 

昨年末に大家さんよりお話があり、

那覇・浮島通りにある建物の

老朽化に伴う建て壊しが決定、

4末までに移転ということになっていました。

 

そこで、

浮島通りや公設市場周辺で物件を探して来たのですが、

家賃も含めて

本当の本当にピンとくるところが見つからないまま、

3月末まで来てしまいました。

 

また、

昨年10月に本社機能を岡山に移転したことに伴い、

遠隔の商店運営、店舗スタッフとのやりとりなどが

スムーズに運ぶシステム作りには、

まだ本社(主にオンライン部門)の体力をつけてから、

1年は時間を要するという意見も社内から出ました。

 

簡単にいうと

「各地への店舗展開という拡大路線に従って兵站線が伸びきってて、ケアする本部サイドのマンパワーが現状だと限界です。このままだと、売り上げの8割を生み出しているオンライン部門に支障をきたしてしまいます。ご一考を」

という、強いニーズを受けたわけで、

経営者としてここでごり押しするのは、

どう考えても下手な一手。

 

せっかくモチベーションを持って、

生活の全てを注ぎ込んでレインボー労働に勤しんでくれている、

コアスタッフのやる気を削ぐ決断をするわけにはいかない。

 

なので、

那覇店の移転計画を1度止めて、

今後、しっかりじっくりとよく考えながら、

沖縄における三宅商店のことを考えていこうと、

そういう結論に至りました。

 

実は、

「実店舗が欲しい」「手にとってみたい」という声が多かったので

東京や、九州、その他のエリアに店舗展開を考えていたのですが、

せっかくのレインボー労働がブラック労働に成り代わってしまう時期に、

話を前に進めるのはやめにしました。

 

家賃、光熱費、駐車場、人件費、、そして回転率。

中小規模の小売の実店舗の難しさを、これまた痛感します。

 

まずは、

唯一の黒字であるオンライン部門の伸びしろ、

そして商店オリジナルのエシカルなアパレル生産力を強化。

 

地域に根ざした「商店」としての佇まいを、

各地に展開、という夢は、

今しばらく「発酵」させることになりました。

 

諦めたわけではありません、

たとえネットがなくても、電気がなくても、

脱資本主義的な新しくてなつかしい良品たちが

ちゃんと世に出回るアナロギーな流通システム、の確立は

言語(方言)が変わる40キロ間隔で築きたい、

という、いま言うと鬼が笑うような構想があります。

 

震災が起きても、

いざとなったら「足」で届けられる距離、です。

 

ネットショップ発祥の三宅商店だからこそ、

ネットの強さと弱さを感じる日々なのですが、

地球にやさしく、かつ人間にも厳しすぎない選択肢を追求すると、

人の手から手へ、口から口へ、と言うネットワークの

合理性と速度は、いつの時代も驚くほどの信頼性を示してきた、

そのアナログな実態作り、は

今後も狙っていきたいところです。

 

 

 

【那覇店3年半の歴史】

 

政治的な主張も、

ライフスタイルのシフトも、

言葉だけで概念的に終わってしまうのは

勿体無い。

 

「そうだ!」と思ったら、

即座に実践できるフックを用意したい。

 

それらの消費動向そのものが、

何百人、何千人の生活を通したデモンストレーションでもある。

 

欲しい、という需要があれば、

生産地も育つ。

 

そうした思いを込めて、

三宅商店を開業したのは2012年の冬。

 

当時暮らしていた沖縄・本部町の公設市場の小さなスペースを

間借りして、ツアーの合間の店主業として一人で始めました。

 

全国、時には全世界のヘッズ、サポーターの皆さんが

ネットで買い物をしてくれるお陰で、

徐々に一人では回らなくなり、

那覇に店舗兼事務所を構えることになったのが2013年10月。

 

 

那覇店があるお陰で、

北部の田舎在住の僕も、

那覇のローカル文化シーン、クラブ、お店の皆さんと

繋がりを作ることができました。

 

一度、体制を作り直してから、

また沖縄ならではの三宅商店の立ち位置を、

探っていきたいと思います。

 

例えば、

辺野古のゲート前で、あるいは高江の工事現場で、

ジャングルの開発(それも軍事基地)を阻止する、

そうしたダイレクトな行動も、

意思を表示し、その態度を子孫に残すことになるでしょう。

 

僕も、この5年間に何度かそうした現場に足を運んでいます。

そして、いつもそれらの運動の先に、

何があるか、自分に何ができるか、

を考えてきました。

 

基地に代わる、

あるいはあらゆる開発経済に代わる、

壊さない経済、循環する経済、

を提示して、

納得を得られないものだろうか、と。

 

それは、

大きな規模からでなくとも、

雛形的にスモールビジネスで体現した時に、

地域単位での取り組みにつながらないか、と。

 

例えば、名護の企業が作っている、

あの豊かなジャングルに無限に自生するハンノキを利用した

発酵エキス「醗酵ハンノキエキス」というのがあって、

これは農業資材としても、また犬猫の病気、果ては人体にも

とても良い効果を示すことがわかっていて、

製法・物質特許も取っています。

(薬事法的には表記にとても制限があるのが現状ですが。)

 

 

霧吹きすると、ハンノキの香りがする。

やんばるのジャングルの爽やかな香りで、

僕は東京の事務所マンションにいても、

これを吹くといつでも大好きなやんばるの空気を

取り戻せるように感じます。

 

悪心のようなものが吹き飛ぶ。

 

 

旅の多い僕は、これはいつもスプレーに入れて携行し、

目薬として、部屋の加湿として、のど鼻スプレーとして、

時に胃部不快感に少量を飲んだり、と

とても重宝しています。

 

こういうものを、

もっとしっかりとPRして、

まずは1つの成功事例を作れないものだろうか。

 

その利益を使って効能を、

大学の研究機関などと連携して、

ちゃんと証明できないだろうか。

 

それを気に入って、

生活に取り入れてくれる人が

何万人、と増えたら、

僕はそれも

大きな社会変革のためのデモンストレーション、

基地や軍事に依存しない経済作りのための実践、

なのではないか、と考えています。

 

「あいつは、選挙に出てから、近頃は金儲けばっかり発信しやがって」

という批判も一部には存在するのですが、

「いえいえ、僕は言ったことを実行しているだけですよ」

と、強い信念を持ってお答えする次第です。

 

地球にも人にも優しい、

新しい経済を何とかして構築することは、

今の地球に生まれた僕ら世代の、大きなミッションです。

 

ただ金儲けを狙うのであれば、

安かろう悪かろうで、売りやすいものを選びます。

 

わざわざ販売における摩擦率の高い商材を、

環境配慮など含めて世の中に啓蒙しながら売る、

そんな三宅商店稼業は楽ではありません。

 

それでもおかげさまで、

4年目にして年間の総売上は1億円を超えました。

 

利益はまだ出ていませんが、

もう赤字ではありません。

 

これまで私財を投じて、

数えれば1000万円を投下して基盤を作ってきましたが、

企業としての損益分岐点が見えてきて、

僕含む社員の安月給を少しはあげられるか、

というところまで来ました。

 

この会社は株式ではありませんが、

顧客の皆さまが応援し、支える気持ち、

つまりある種の「オーナーシップ」を持って、

購入してくださっていると感じています。

 

三宅商店の成長が、

僕らの望む社会づくりにつながっていく、

そう確信いただいている「心の株主」な皆様に、

これからもご愛顧、周知のほどを

よろしくお願いしたい次第であります。

 

 

【最終営業日は4月10日】

 

最後に、

「三宅商店がなくなったら困る」と通ってきてくださった地元のお客様、

そして沖縄旅行の定番に、必ず寄ってくださっていた全国のお客様、

本当にありがとうございました。

 

那覇・浮島通り店の最終営業は4月10日をもって、終了します。

ストックを沖縄から、

はるばる岡山まで送るのも地球にストイックすぎるので、

売り切りセールをやろうと思っています。(追ってお知らせ!)

 

繰り返しになりますが、

オンライン部門でしっかりと体力を作ってから、

また沖縄のどこかでお目にかかれる日を。

 

そしてこれからもオンライン上で、

沖縄ならではの豊かな産物を、

全国に紹介し続けて参ります!

 

 

いっぺーにふぇーでーびる、

ゆたしくうにげーさびら!

 

店主

 

 

SPEND SHIFT / 消費動向は世界をつくる ー三宅商店