5ヶ月ほど前、確か2月の末から3月にかけてのことだったと記憶していますが、「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016(石巻)」への出演依頼を受けた時は、東京の市民グループの皆様からの参院選への立候補打診を見送らせていただいたばかりの頃でした(その後、市民グループの皆さんは佐藤かおりさんを擁立)。

「うん、このフェスを引き受けるんだ。今回の選挙のことは距離を置いて、この夏は音楽のウェイトを増していこう。」
と考えていました。

その後、改憲問題に対する危機感が募り、野党共闘も不利な状況にあると見て、無投票層の掘り起こしと意識開眼のため、予想外のカンフル剤としての立候補を、山本太郎議員と相談して決めた次第です。

さて、この度の石巻では、1年半ぶりの(仮)ALBATRUS、の再結成と相成りました。

今回、選挙に出るにあたって、バンドのリーダーをサックスの元晴に引き継いでもらいました。副キャプテンにはドラムスのPeace-K。事務所の社長は僕のままなので、今は、どういう情勢にも対応できるチーム作りを進めている最中です。(*7/31のライブは、元晴をのぞく4名編成です)

選挙が終わった後も東京に残り、1日も休むことなく動いてきました。

選挙の会計、事務、人事、システム作り、会員募集、メール・電話対応、今後の計画とメディア作り、などなど..「内政」マターが山積みの中で、取材・対談、ライブの準備、リハーサル .. と選挙後も休みなく突っ走っています。政治団体 NAU として、より恒常的に政治に携わっていくチーム作りを、選挙後も動き続けてくれているスタッフたちと進めています。ボランティアが集まるゲリラ選挙に頼るのみでは限界が見えたので、「動き続ける」ためのチーム作りに着手しています。「できるだけ決まりごとの少ない、縛られない」「有機的な」「それぞれが自分の頭で考える」オーガナイゼーションを心がけていきたいです。

誕生日の7/24と翌日7/25の2日間は、久しぶりにスケジュールのない時間を過ごし、身体と心を休ませました。太郎くんと高江へ行こうかとも考えていましたが、6/14の立候補表明から40日間、休みなく走ってきたので、ステージで歌える身体を取り戻すためには不可欠なお休みをいただきました(東京の滞在先で)。

高江のことはまず、今の自分にできることは「まだ沖縄の基地問題に心が触れていない」全国の皆さんに、『標的の村』を観ていただくなどのきっかけを作っていくことです。



日本にいながら、戦後日本の根幹をなすこの問題に、心が触れていない人が多いのが最大の問題です。そういう方々は、新聞やテレビの見出しレベルの情報だけで「無意識の肯定派」にまわりがちです。改憲問題も含めてそれが、何よりの問題なんだと感じています。

ゲーム、スポーツ、映画、スキャンダル ..
政治の重要なニュースを軽々と吹っ飛ばす力を持った、みんなの興味の対象はいくらでもあります。
政治が、どれをもスピンできるくらい面白い情報として発信していければ良いのだと思います。

さて、そして今週末はいよいよ、 REBORN ART FESTIVAL × ap bank fes 2016 @石巻です。震災以前も含めて、石巻は初めて演奏へ行く街です。震災から5年4ヶ月経った今の、そしてこれからの石巻を全身全霊で感じ、僕らの表現でお応えし、合体し、飛翔し、それぞれの感性と人生をらせん状にVibes Up!できますように。

(仮)ALBATRUS は、7/31の 18:00からの演奏です。
タイムテーブルはこちら

Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016(石巻)公式サイト
http://www.reborn-art-fes.jp/2016pre/