最近知ったことですが、
憲法の中でもっとも上位に位置づけられている「人権」について
皆さんはよく知っていますか。?

権利って、自分が認識しないと生まれませんよね。
なんで「集団的自衛権があかんか」ということも良くわからなくなったりします。

安倍政権の憲法改悪騒ぎというのは結果として、
多くの国民に憲法への関心を深めて自発的な学習を促している
という意味において評価できるかもしれません。
僕がその一人ですから。
ルール嫌いな僕はこれまで、あまりルールを勉強してきませんでした。

選挙でよくわかったのが、この世における「法律」の強さと有用さ、でした。
そしてその最上位にある「憲法」の意味の大きさ。
暴力や不平等を生んでしまいがちな人間社会の癖に対して、
それを防ぐために長年かけて作られてきた「掟」で、
それは王室でも政府でも守らなければなりません。
民衆を一定、支配できる体制、法律の暴走を防ぐ役割です。
それを度外視するならば、立憲国家としての根本的機能を否定するわけで、
一切の法律の縛りが、その有効性を失うことになります。
と、僕は解釈しています。

ANARCHY
FREEDOM
CHAOS ...
(音楽的にそういう要素は、嫌いじゃありません)

IS掃討などの中東情勢に軍事的な関わりを持つことは
日本をテロの標的にする口実を与えるわけですから、
東京駅に居ても千歳空港に居ても地下鉄に乗っていても、
生命を脅かされる危険に全国民がさらされる状況を生んでしまいます。

あるいは、沖縄に基地を作ることが、
攻撃される沖縄を作ることになります。

「生存権」
(25条1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」)
どころか
「生命権」(自己の生命を不法に奪われない権利)
を脅かされるわけです。

戦争や紛争とは、
一部の人の政治信条や欲望、お家事情、
戦争ビジネスに無意識に加担する企業機構によって、
すべての人が生きることの根源的な権利を奪われることなんだと、
改めて解釈してみます。

日本国憲法の制定に、
マッカーサーやケーディス大佐ら、GHQがいくら関与(主導?:草案原文は英文)していても、
「~条が認められない」という人がいても、
「二度と戦争しない」と誓った9条は、大切にしたいし、
これに勝る「日本の武器」はないと思います。

(憲法9条を国連憲章に?)
これはこれで「国連認めらんない」いう人が出てくるか..