北海道から関空へ着いて、最初に開いたメールがIWJメルマガからの緊急連絡でした。
USTREAM ASIAのアーカイブが、9/30発表、10/10付けで「30日間」という保存期限を適用し、それを過ぎると全て削除するという事です。既に30日間を過ぎているものに関しても、10/10に全て削除されるとの事。(その後、11/1以降に延期された、との続報が入っています)
IWJの膨大なアーカイブを保存するための作業が急遽進められているようですが、人手と資金が足りないようです。(実はANTA MEDIAも今、必死のダウンロード作業に入っています)
以下、岩上氏からのメールです。
【重要】岩上安身から緊急かつ重大なお知らせ!IWJのアーカイブがピンチです!
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USTREAMのアーカイブ映像が消去されてしまいます!期限は10月10日。保存のために緊急のご支援をお願いします!
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みなさまへ
緊急、かつ重大なお知らせです。
9月30日にUstreamAsiaから新たなニュースリリースが発表されました。アーカイブ映像の保存期間を変更するという急な告知です。
http://www.ustream-asia.tv/news_20140930.html
こちらのニュースリリースにあるとおり、Ustream Asia株式会社での、アーカイブ映像(過去の番組)の保存期間が、30日間に変更となり、30日間を経過すると自動的に削除されるようになります。
また、これまでに保存されてから既に30日間経過しているアーカイブ映像も、2014年10月10日以降に削除されるということです。
IWJでは、映像配信にUstreamを利用しており、また自社の記事にもUstreamアーカイブ映像を埋め込みで使用しています。
その数は、9月30日現在で1万本を超えます。
我々IWJは、中継したら中継しっぱなしで終わらせるのではなく、手間暇とコストをかけて、アーカイブとして整理・保存し、貴重な時代の記録として、後日、多くの人が検索し、アクセスできるようにつとめてまいりました。
しかし、このUstreamAsia側のニュースリリース通りですと、今もUstreamアーカイブ映像を使用している、過去記事の動画が10月10日ですべて消去されてしまうことになります。
我々は、Ustreamで中継するだけでなく、同時に配信するビデオで録画し、より鮮明な画像の動画を変換してvimeoにアップして、保存しています。
vimeoへの変換とアップが終了している動画は保存されますが、問題なのはvimeoへの変換、アップ作業の終了していない動画です。その数はアーカイブの過半数を超えます。現時点では、我々も正確にはカウントしきれていませんが、6~7千本はあると思われます。
特にiPhoneやスマートフォンで配信された地方の動画アーカイブはほとんど消滅してしまう可能性があります。
IWJユーザーのみなさまにはご承知の通り、IWJでは乏しい予算と人員の中からやりくりして、財源と人出を捻出し、「アーカイブ大整理プロジェクト」を進行中でした。
いずれ、すべてのアーカイブは、独自に保存し直す必要があったので、よい機会ともいえるのですが、問題は時間の猶予です。
UstreamAsia側は、9月30日に急に告知し、すべてのアーカイブ消去の期限を、10月10日にすると通告してきました。たった10日間で、数千本もの動画をダウンロードし、保存しなくてはなりません。
呆然とするしかありません。
現在、IWJとしては、UstreamAsia側に事態の説明を求め、アーカイブ消去までのこのあまりにも短い期間の猶予を延長するように求めて交渉していますが、まだ結論はでていません。
我々としては、呆然と立ちすくんでばかりはいられません。交渉が不調に終わった場合、10日にはIWJにとって(あるいは多くの人にとって共有の)財産ともいうべきアーカイブが消えてしまいます。
それは、アーカイブを検索して、過去記事を視聴したり、読んだりすることを楽しみにされている会員の皆様への期待と約束を裏切ることになってしまいます。そんなことはあってはなりません。
結論として、IWJでは、
1)全てのアカウントのUstreamアーカイブ映像を至急、ダウンロードして保存する。
2)Ustreamアーカイブ映像を使用している全ての記事を更新して、vimeoへアップした映像に置き換える
という膨大な作業にすぐさま着手することにしました。
具体的にご説明いたします。
1)全てのアカウントのUstreamアーカイブ映像をダウンロード
現在の150を超えるアカウントでのすべてのアーカイブ映像をダウンロードしなくてはなりません。これは各アカウントとも、相当なデータ量になるため、家庭用の回線、プロバイダ契約ではすぐ使用上限にかかり、インターネットが制限される事態になることが想定されます。
幸い、IWJ本部では使用上限もなく、かつ高速なインターネット回線を敷設してありますので、
大変な時間は要しますが、ダウンロード作業自体は進めて行くことが可能です。
しかし、現在のIWJでは通常業務に加えてこの作業を行う人的余裕、そしてこのためのPC、そしてハードディスクの余裕がまったくありません。
2)現在もUstreamアーカイブ映像を使用している全ての記事の更新
Ustreamアーカイブ映像をダウンロードするだけでは、作業は終わりではありません。消去される前に無事、すべてのデータをダウンロードして一時的に保存したとしても、それだけではアーカイブとしては意味をなさず、改めてサイトにアップし直さなくてはなりません。
次の行程として、ダウンロードしたものを別の動画共有サイトにアップロードし、
IWJの現在Ustreamアーカイブ映像を使用している記事の動画の差し替えを行う必要があります。
こちらも動画共有サイトへのアップロードは回線容量を必要としますので、本部での作業が必要でしょう。その後の動画埋め込みのURLの差し替え作業に関してはWeb上で行えます。もちろん記事数自体が膨大な数になるため、作業量は最も多くなります。
しかし、こちらに関しても、現状では、1)と同様、作業量と比較して、機材的、人的、そして資金的余裕もありません。
あまりの急な事態に、IWJとしても全力で対応しようとしていますが、スタッフ総出で対処しようとしても対処しきれません。
時間がありません。
口はばったいですが、IWJが撮り続けてきた動画は、歴史的にも価値のあるアーカイブであると自負しています。その保存のために、どうかみなさまのご支援をお願いしたいと思います。
具体的には、ローカル保存のためのハードディスク(これは3テラバイト1枚で約1万5千円、IWJでは現状で約40枚使用中。同程度の枚数が必要と思われます。約60万円)、緊急作業用のデスクトップパソコン(IWJにはPCの余裕がないため、動画処理のできるスペックのPCとその周辺機器が必要です。25万円程度)、また、現状のサーバーの増設には見積り価格で約70万円、など資金が必要です。
そして、それ以上に必要なのは、人的支援です。つまり人手です。
この緊急事態にお手伝いいただける方、少なくとも数名が必要です。ペイワークでの募集を行います。IWJの本部事務所に来て、作業できる方を優先してお願いします。
また、ボランティアで応援して下さるという方がいらっしゃれば、喜んで歓迎いたします。
Ustreamアーカイブ作業スタッフ 緊急募集
https://docs.google.com/forms/d/1TEJri7CSNkZQNmHhOi0hU1K-XdAvJIJyf72MYKapV9A/viewform
機材と臨時での人手確保のために、最低でも200万円程度の出費は覚悟しなくてはなりません。あるいは作業量によっては、人件費がかかり、もっと出費がかさむかもしれません。10月末で第4期の期末決算を迎えるIWJとしては、大変な負担です。年末には恒例の「饗宴」の開催も抱えています。
同様、機材的、または人件費としての支出をご支援いただけるという方は、
ご寄付、カンパでのご支援を伏してお願い申し上げます。
寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
皆さまには、ご心配おかけしますが、アーカイブを視聴する権利を持つ会員の皆様には、絶対にご迷惑をおかけしないように、アーカイブの保存と、再アップに死力を尽くします。
我々としては、さらなる会員サービス、また、公益性のために努力を重ねていく所存です。独立メディアのとしてIWJの火が消えることのないよう、何卒ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
IWJ 岩上安身拝
USTREAM ASIAのアーカイブが、9/30発表、10/10付けで「30日間」という保存期限を適用し、それを過ぎると全て削除するという事です。既に30日間を過ぎているものに関しても、10/10に全て削除されるとの事。(その後、11/1以降に延期された、との続報が入っています)
IWJの膨大なアーカイブを保存するための作業が急遽進められているようですが、人手と資金が足りないようです。(実はANTA MEDIAも今、必死のダウンロード作業に入っています)
以下、岩上氏からのメールです。
【重要】岩上安身から緊急かつ重大なお知らせ!IWJのアーカイブがピンチです!
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USTREAMのアーカイブ映像が消去されてしまいます!期限は10月10日。保存のために緊急のご支援をお願いします!
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みなさまへ
緊急、かつ重大なお知らせです。
9月30日にUstreamAsiaから新たなニュースリリースが発表されました。アーカイブ映像の保存期間を変更するという急な告知です。
http://www.ustream-asia.tv/news_20140930.html
こちらのニュースリリースにあるとおり、Ustream Asia株式会社での、アーカイブ映像(過去の番組)の保存期間が、30日間に変更となり、30日間を経過すると自動的に削除されるようになります。
また、これまでに保存されてから既に30日間経過しているアーカイブ映像も、2014年10月10日以降に削除されるということです。
IWJでは、映像配信にUstreamを利用しており、また自社の記事にもUstreamアーカイブ映像を埋め込みで使用しています。
その数は、9月30日現在で1万本を超えます。
我々IWJは、中継したら中継しっぱなしで終わらせるのではなく、手間暇とコストをかけて、アーカイブとして整理・保存し、貴重な時代の記録として、後日、多くの人が検索し、アクセスできるようにつとめてまいりました。
しかし、このUstreamAsia側のニュースリリース通りですと、今もUstreamアーカイブ映像を使用している、過去記事の動画が10月10日ですべて消去されてしまうことになります。
我々は、Ustreamで中継するだけでなく、同時に配信するビデオで録画し、より鮮明な画像の動画を変換してvimeoにアップして、保存しています。
vimeoへの変換とアップが終了している動画は保存されますが、問題なのはvimeoへの変換、アップ作業の終了していない動画です。その数はアーカイブの過半数を超えます。現時点では、我々も正確にはカウントしきれていませんが、6~7千本はあると思われます。
特にiPhoneやスマートフォンで配信された地方の動画アーカイブはほとんど消滅してしまう可能性があります。
IWJユーザーのみなさまにはご承知の通り、IWJでは乏しい予算と人員の中からやりくりして、財源と人出を捻出し、「アーカイブ大整理プロジェクト」を進行中でした。
いずれ、すべてのアーカイブは、独自に保存し直す必要があったので、よい機会ともいえるのですが、問題は時間の猶予です。
UstreamAsia側は、9月30日に急に告知し、すべてのアーカイブ消去の期限を、10月10日にすると通告してきました。たった10日間で、数千本もの動画をダウンロードし、保存しなくてはなりません。
呆然とするしかありません。
現在、IWJとしては、UstreamAsia側に事態の説明を求め、アーカイブ消去までのこのあまりにも短い期間の猶予を延長するように求めて交渉していますが、まだ結論はでていません。
我々としては、呆然と立ちすくんでばかりはいられません。交渉が不調に終わった場合、10日にはIWJにとって(あるいは多くの人にとって共有の)財産ともいうべきアーカイブが消えてしまいます。
それは、アーカイブを検索して、過去記事を視聴したり、読んだりすることを楽しみにされている会員の皆様への期待と約束を裏切ることになってしまいます。そんなことはあってはなりません。
結論として、IWJでは、
1)全てのアカウントのUstreamアーカイブ映像を至急、ダウンロードして保存する。
2)Ustreamアーカイブ映像を使用している全ての記事を更新して、vimeoへアップした映像に置き換える
という膨大な作業にすぐさま着手することにしました。
具体的にご説明いたします。
1)全てのアカウントのUstreamアーカイブ映像をダウンロード
現在の150を超えるアカウントでのすべてのアーカイブ映像をダウンロードしなくてはなりません。これは各アカウントとも、相当なデータ量になるため、家庭用の回線、プロバイダ契約ではすぐ使用上限にかかり、インターネットが制限される事態になることが想定されます。
幸い、IWJ本部では使用上限もなく、かつ高速なインターネット回線を敷設してありますので、
大変な時間は要しますが、ダウンロード作業自体は進めて行くことが可能です。
しかし、現在のIWJでは通常業務に加えてこの作業を行う人的余裕、そしてこのためのPC、そしてハードディスクの余裕がまったくありません。
2)現在もUstreamアーカイブ映像を使用している全ての記事の更新
Ustreamアーカイブ映像をダウンロードするだけでは、作業は終わりではありません。消去される前に無事、すべてのデータをダウンロードして一時的に保存したとしても、それだけではアーカイブとしては意味をなさず、改めてサイトにアップし直さなくてはなりません。
次の行程として、ダウンロードしたものを別の動画共有サイトにアップロードし、
IWJの現在Ustreamアーカイブ映像を使用している記事の動画の差し替えを行う必要があります。
こちらも動画共有サイトへのアップロードは回線容量を必要としますので、本部での作業が必要でしょう。その後の動画埋め込みのURLの差し替え作業に関してはWeb上で行えます。もちろん記事数自体が膨大な数になるため、作業量は最も多くなります。
しかし、こちらに関しても、現状では、1)と同様、作業量と比較して、機材的、人的、そして資金的余裕もありません。
あまりの急な事態に、IWJとしても全力で対応しようとしていますが、スタッフ総出で対処しようとしても対処しきれません。
時間がありません。
口はばったいですが、IWJが撮り続けてきた動画は、歴史的にも価値のあるアーカイブであると自負しています。その保存のために、どうかみなさまのご支援をお願いしたいと思います。
具体的には、ローカル保存のためのハードディスク(これは3テラバイト1枚で約1万5千円、IWJでは現状で約40枚使用中。同程度の枚数が必要と思われます。約60万円)、緊急作業用のデスクトップパソコン(IWJにはPCの余裕がないため、動画処理のできるスペックのPCとその周辺機器が必要です。25万円程度)、また、現状のサーバーの増設には見積り価格で約70万円、など資金が必要です。
そして、それ以上に必要なのは、人的支援です。つまり人手です。
この緊急事態にお手伝いいただける方、少なくとも数名が必要です。ペイワークでの募集を行います。IWJの本部事務所に来て、作業できる方を優先してお願いします。
また、ボランティアで応援して下さるという方がいらっしゃれば、喜んで歓迎いたします。
Ustreamアーカイブ作業スタッフ 緊急募集
https://docs.google.com/forms/d/1TEJri7CSNkZQNmHhOi0hU1K-XdAvJIJyf72MYKapV9A/viewform
機材と臨時での人手確保のために、最低でも200万円程度の出費は覚悟しなくてはなりません。あるいは作業量によっては、人件費がかかり、もっと出費がかさむかもしれません。10月末で第4期の期末決算を迎えるIWJとしては、大変な負担です。年末には恒例の「饗宴」の開催も抱えています。
同様、機材的、または人件費としての支出をご支援いただけるという方は、
ご寄付、カンパでのご支援を伏してお願い申し上げます。
寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
皆さまには、ご心配おかけしますが、アーカイブを視聴する権利を持つ会員の皆様には、絶対にご迷惑をおかけしないように、アーカイブの保存と、再アップに死力を尽くします。
我々としては、さらなる会員サービス、また、公益性のために努力を重ねていく所存です。独立メディアのとしてIWJの火が消えることのないよう、何卒ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
IWJ 岩上安身拝