「東京の線量は大した事ない」「ミリSv以下は生体に影響しない」「レントゲン、天然放射性を引き合いに出して云々...」といった意見は根本的に「低線量被ばく」の意味を誤解している。

「低線量被ばく」とは、核分裂生成物の「吸入」または「摂取」による長期にわたる低レベル放射線が免疫機構に不可欠な白血球の細胞膜を破壊する事である。

或いは、血中の酸素分子に放射線があたる事で生まれる電子の欠けた(不対電子)活性酸素(酸素フリーラジカル)が細胞膜を傷つける間接的な作用である。

X線や核兵器などの瞬間的な放射線被曝による「直接作用」とは全く異なる。