「もう方法は一つ。計画的な埋設です。
 海岸線の土地については、特に津波被害の大きかった地区については防災用
地として国が買い上げ、その場所に瓦礫をセメント固化した構造物を作り、そ
の上を盛り土し、鉄道用地や道路用地にするというアイディアが、とっくに自
治体や専門家などから出されていました。
4月か5月にもそういう方針を地元と協議して決めて、すぐに作業に着手して
いれば今頃は相当程度進んでいたはずです。
その遅れの責任を「瓦礫広域焼却処分」に押しつけるなど、到底容認できる
わけがありません。
いまからでも、そのような方法に着手すべきです。
まず瓦礫を焼却するのであれば、その施設は地元に作り、原発にあるような
放射性廃棄物を処理する能力を持つ設備を作り、ここから出るセシウムはセメ
ント固化して東電に返すことです。
さらに福島県内など高い汚染の瓦礫は、そのままセメント固化して原発内部
の防潮堤などの基礎材に使うことです。
こういう原理原則を実行してもなお、広域処分をせざるを得ないのならば、
東電管内で焼却では無くセメント固化などの安定化処理をすべきと考えます。」

たんぽぽ舎メルマガ NO.1389~瓦礫について心配されている皆様へ
より引用
http://www.labornetjp.org/news/2012/1332143866090staff01