夏はやはり、何かと忙しいのがこの稼業。

とりわけ今年は、沖縄へ越して来てからこちらでの生活作りもあって、
心は悠久の海と共に在るけれど、振り返ると怒濤の日々である。

放射能の事にも随分と時間をとられたよね。
その分、賢くもなれたけれど。

ツアー、ツアーで日本と沖縄を行き来し、
9月は満を持した(仮)ALBATRUSの沖縄レコーディング。

さてそんで明日の福岡から3週間にわたり、
いよいよ今年最後のロングツアーが始まります。

Peace-Kと二人で、震災の1週間前にネパールの首都カトマンズにてライブレコーディングした
『NEW MOON BLACK OUT KATHMANDU』
という作品のリリースツアーでもあります。

旅のDVD付きの正規盤は10/26の発売が決定しています。

それに先がけてこの度は、現在仕上がっている5CHの1stミックス盤を200枚限定でリリースします。録られたまんまの、ブラッシュアップがかかる前の素材のライブ感を詰めました。
NAKEDの先出しです。

MIXは、今回の正規盤や、(仮)ALBATRUSのアルバムも担当するヨンさんです。
Cro-magnonのアルバムも全部やっている天才奥田君です。
多分、沖縄レコーディングを一番楽しんでいた人です。

三宅洋平オフィシャルブログ「三宅日記」Powered by Ameba-NEW MOON Rough

ジャケットは、手すきのHIMALAYAN PAPERによるハンドクラフト。

僕がカトマンズで出逢った素敵な人達には、アクセサリー、ペーパークラフトなどの優れた
「ハンドクラフト」「ハンドメイド」文化を担う職人たちが居ました。
今、日本の文化が失いつつある「人間を象徴する手の文化」が持つ心にグッとくる質感と、ART感。
グローバル経済に食い荒らされる前のネパールには、それが息づいていると感じました。

ライブでも激踊りしていた友人が、そうした職人の一人で今回の仕事を請けてくれました。
ライブをセッティングしてくれたシンガーソングライターBOBINの従兄弟でもある彼が、
熱い情熱家の風貌とはうらはらに、寡黙で念の入った仕事をしてくれました。

触るだけで「マナ」が宿っていることに気づかれると思います。

欲がないので
「沢山は作れないよー」
と、大量受注は軽くイナされつつ、
なんとか200枚作ってもらえた。

音にもジャケットにも精霊(MANA)がこもってますんで、よろしく!