1年前から反原発で突っ走って、大してない貯金も使い切ったところで
一日12時間停電が当たり前の国NPLでライブを録音して、
1ヶ月ぶりに日本に帰った翌日に地震が来て、
娘連れて沖縄に突っ走った。

100メートル泳ぎきって水面に顔出そうとしたら、
息継ぎなしでいきなり海に放り込まれて、頭オーバーのセットが延々と入ってきたような感覚で

プッツンと何かが切れて
ポキリと何かが折れて

本当にフリーズしたし、
絶望したし、
どーしていいかも解らなくなった。

危険性を伝えない報道の論調にだけ、tweetで警鐘を鳴らし
そして自分に解らない事を解ろうとdig り続けた。

そーこーする内に仲間たちが次々と被災地支援に動きだし、
俺は完全に乗り遅れた。

内部被曝の危険性を、かねてから中途半端に知っていた分、
あれこれ考えてしまって、被災地で長い日々を送る人達の役にたてなかった。

should i stay or should i go


沖縄に引っ越すことを決意したのは
これから、今起きていることに対するひとつの答えを体現する必要を感じて
それを実現する可能性にもっとも満ちた場所だったからだ。

そしてキナ昌吉という、尊敬すべき友にして大先輩、
何か似たものを背負ってる因果に導かれたことも大きい。

放射能から一番とおく
米軍に一番近い島で
「何処も全て最前線」だと解り
闘う準備ができた。

住居は決まった。

畑や田んぼや家の建て方を教えてくれるヨーダたちにも出逢えた。


そこで俺は、一旦、被災地へ行く事にした。

その前に、西日本を起こしてまわる必要も感じた。



「ダイレクトに俺がもっていくから募金」をしてまわり、
被災地に、刻一刻と変化していくであろうニーズに
或いは、放射能被害を克服し得る「食の知恵」などを実践と共に届けに
5月も旅を続行することに決めた。


4/20神戸
4/22岡山(希望)
4/24広島ピースウォークLIVE
4/26広島百万人デモ
4/27佐賀
4/29熊本(予定)
5/1大分(予定)
5/3長崎
5/5福岡(希望)



5/15横浜終わったら、5/21青森大間原発STOP LIVE

その間、福島岩手宮城(希望)を巡る。

今、いわきから誘いがきて、決まりそうだ。

どうやら音楽を求められている。

瓦礫運ぶのも、炊き出しも、邪魔にならないなら、手伝わせて欲しい。

会津若松のKUTも、「福島でこそ原発STOPのメーデーを」的な声がきていたな。


富山で
最初っから現地に物資もって突っ込んでいき続けてるタートルアイランドのYoshikiに
「誰も悪くないんだ。
俺たち馬鹿だから、洋平が知ってる本当のことを教えてくれよ」
と云われて、凄まじいライブで数年振りにダイブして、吹っ切れて

お台場の渚で
アルバトラスに求められているものを実感して、「ホーム東京」に救われて

そこからマレーシアで
PETE TEO、RESASALLEH、MELINAという至上のSingerSongWRITERSと共演し
素晴らしい目をした人々の拍手喝采に、久しぶりに「音楽」を純粋にみつめさせてもらい

かえって来たばかりの大阪のホテルで
スピナビルと鉢合わせ

被災地を巡ってきたばかりのほやほやで、
ハナシを色々聴かせてもらい
99%決まっていた方向性の
肩をポンと押してもらった。

そして今俺が描いている壮大なビジョンをSTEP 5まで足早に語らせてもらい
「タメになるハナシをありがとう。農といえるJAPAN」とコーヒーをおごってもらい

そして
今日から大阪で、また詩を書き始めた。

たったさっきは七尾旅人がtweetで
「DIY STARSに参加して欲しい」と云ってきてくれて

おー
ROLLIN'ROLLIN'

どんどん季節は流れて


素晴らしいアーティストの友たちに
刺激され、慰められ、勇気をもらい、奮い立ち、
傷は癒えた。


今、もっとも大変な人達の役に立ちにいこう。


2月22日の豪雪JAMから、ひとつところに帰ってないけれど
大学の卒論が「JACK KEROUACK」だったくらいな俺だから
原発難民  ON THE ROAD

旅は終わらないんだな。


ひと通り終わったら、帰って畑を耕したいな。
6月からは田んぼも始まるだろう。

沖縄は2毛作できるから、凄い。


放射能汚染された地域に、無農薬の安心な食べ物を届けるラインも
各地で着々と準備が進んでいるに違いない。


それぞれの居場所、役割がある。


そして俺は欲張りだから、両方やるんだ。

さースッカラカンだ。

俺も「復興」するぞ。
TPPになぞ振り回されない農業の在り方を、
はたまた農業が誰にとっても当たり前に「たしなみ」であるようなカルチャーを、
自産自消を、
実践していきたい。

ただし、地震前の、マダマダ地球に寄っかかってた自分とはオサラバしたいんだ。

この星にとって、ちょっとは有益な微生物でありたい。