山仁に赤ちゃんが生まれたということで、山仁の二本立て。

まずは、loop junktion時代の名曲「弔」(とむらい)。

今でも鮮明に覚えている。
2002年だったとおもう。
犬式a.k.a.Dogggystyleとしてメジャーデビューを翌年に控えてインディレーベルからマキシなどを発表していた頃、吉祥寺の後輩ガイト(JIVE REC ORDER)が「ヤヴァイバンドをみつけたから吉祥寺に呼ぶので、犬式と一緒にやって欲しい」と云ってイベントを組んだ。
当時、ソニーからデビューしたばかりの彼らは東京・町田を拠点にしていた。
ガイトがそんなに良いと云うループジャンクションってのがどんなバンドなのか気になっていた。

犬式のリハスタの合間にロビーで休憩していると、折しも彼らのVIDEOがSPACESHOWER TVから流れてきたのだ。

それが、この曲だった。
僕と山仁の衝撃的な出逢いだった。

MIC 山仁
GUITAR 小菅剛(現Cro-magnon)
KEY 金子巧(現Cro-magnon)
BASS 三浦淳悟(吉井和哉,Spinna-Bill 他)
DRUMS 大竹重寿(現Cro-magnon)

俺が23歳だった。
シゲが27歳だった。
山仁が25歳だった。
9年前の夏。

交差点に居る五人は JAM を望んでる
恐らく目はトンでる
このさき暗く長いトンネルが続いてる
みんなスタイルという名の本を読んでる
俺ら 目次に独自の文字

5人でひとつのケダモノ
loop junktion

「弔」




そして、2004年の解散後に発表された山仁のソロ作品。
その名も「女-良」。つまり、娘。

一昨日うまれた「みろく」ちゃんに捧げる。
きみのお父さんは、最高に笑えて最高に泣ける、ジャンルを超越した最高のラッパーだよ。


山仁/「女-良」