今日は旧暦のお正月ですね。
明治5年に西洋暦に切り替わるまでは日本人も、今日がお正月だったわけだ。

これまで、旧正月ってあまり意識してませんでしたが、
実は日本以外の東アジア圏では、中国、韓国、台湾、香港、モンゴル、ベトナムにいたるまでが
いまだに、A HAPPY NEW YEAR よりも 旧正月を盛大に祝っているようです。

月の満ち欠けを基準とした太陰暦。→ビジュラ暦(イスラム暦)、ヴィクラム暦(ネパール暦)*実際の季節とズレていってしまう。33年周期で季節が一周する。
地球が太陽のまわりを廻る周期を基準とした太陽暦。→現行の西洋暦
そして、閏月を加えて実際の季節とのズレを修正した太陰太陽暦。→和暦、中国暦など

他にも色んな暦がある。




音楽と時間は深い関係があります。
曲の長さ。
曲の速さ。

タイム感が何かと調和している時、演奏にパワーが生まれます。

宇宙の時間です。

地球がきしみ、月が周り、太陽が燃え、銀河の中心からパルサーが発せられ、宇宙が膨らむテンポ。

これと、肉体と精神と環境が調和すると、なんか凄いことが起きます。


幾つかの暦に興味をもって、意識を切り替えて遊んでみると、
現行の西洋暦のみの世界に居た頃よりも、遥かに多くの時間軸が意識出来ます。

これは、ある種の変成意識の芽生えです。
既存の価値観が、一度無意味なものになります。

「そういやなんで、西洋暦に縛られてるんだろう??」

太陽系の星々の織りなす壮大で精密な歯車と、その相関関係がもたらす人間世界への影響など。
解ってくると宇宙がことさらに近く感じられるようになったりします。





西洋暦と旧暦を両方つかう最大の利点としては、
お正月という「節目」が二回やってくることです。
僕の場合、マヤ暦を元にした「13の月の暦」(マヤ暦ではない)も併用しているので、
お正月が3回あります(7/25)。
さらに云えば、神道の6月末の「夏越の大祓い(なごしのおおはらい)」も本来、正月だと思うので
これも入れれば4回です。

思うに現代社会も、1季に一回くらい「節」を盛大に祝って意を新たにしたほうが良い。
春分、夏至、秋分、冬至って、イニシエはもっと大切にしていたと思われます。

古代からニホンでは神秘的な領域を「トキ」と呼び、それは祭日や休日を意味する「セチ(節)」を意味したという。そしてそれまでの日常を「アイダ」と呼んだらしい。
「時間」という言葉は、この「トキ」「アイダ」を接合した近代日本語なのです。

KNOW YOUR ROOTS。
自分の暮らす場所、言葉、そして時の根元を掘ると、色んな日常が再び、色濃く迫ってきます。





人間はいま、太陽や月という「宇宙の時計」を感じなくなり、ROLEXやSEIKOやCASIOに「とき」を預け過ぎていやしまいか。宇宙のリズムともっと調和していくほうが、おおらかに見えて実はもっともパワフルになれるのではないか。

少なくとも、水の上やユキの上、自然の力で遊ぶ経験から得られる感覚は、「たかが人間の力で得られる力の小ささと、自然のエネルギーに乗った(利用した)時の力の無限さ」です。時間の観念も、今僕らは「人間時間」に矮小化されてしまっているのではないか。



結果的に旧暦の師走を全く無意識に走らされていた1月を振り返って、そんな事を考えたりします。




2月は新プロジェクト「太陽王子」のSTARTです。
モカキリとの融合企画です。2/20豪雪JAMで初お披露目です。

また新スタッフKAZ君も加入したことで、チーム三宅、チーム(仮)ALBATRUSの足場作りの大切な時間。
ANTA MEDIA 2号作り。(4月発刊予定)

DJ MKY "MR.DRAMATIK" の発表も控えています。


大変ですが、
掛け替えの無い貴重な日々となりそうです。


皆さんも、良いひと月を。