ファイザー社のジスロマックSR・成人用ドライシロップ2gは、2009年に発売され、クラビットやオゼックスなどのニューキノロン系の抗菌剤にとって代わり、急性尿道炎の治療薬として盛んに使用されるようになりました。当院でも、長らくジスロマックSRを使用してきましたが、2019年ファイザー社からジスロマックSRの販売を中止する連絡があり、2021年3月で経過措置も満了となり、現在はジェネリックのアジスロマイシン500mgを2錠、一度に内服する方法で治療しています。ジスロマックSRには、内服前2時間・内服後2時間食事をしてはいけないとの制限がありましたが、アジスロマイシン500mg・2錠内服では、食事の制限は特にありません。処方経験から、ジスロマックSRでは、内服後3日目ごろに下痢になるケースが多かったのですが、アジスロマイシン500mg・2錠内服ではそうした副作用も少なくなったと感じています。