「シン・ゴジラ」を見に行ったのです。しかも初の4Dで。しかもひとりで。(イタイ)
新しい体験をしました。煙がでたり雨が降ったり椅子はグラグラ揺れるし耳元から空気がシュン!って出るし。そして内容は今までのゴジラのなかでいちばんよかったのではないか?と。そして、キャストが贅沢~~。楽しめますよ。ピエール滝とか…。
さて、この錦水館でも「シン・ゴジラ」のようなビッグな披露宴が行われました。
新郎新婦のお二人は大阪からこの宮島に何度もお運びくださいまして
この披露宴を成功させるため細かい打ち合わせをしました。
気さくでおもしろい新郎様と明るく大らかな新婦様。
お二人とお話をするたびにどんどんワクワクが増していきました(さすが大阪の人、トークがうまい)
お二人には忙しいお仕事の合間、準備とシェイプアップ?を頑張って当日を迎えました。
何といってもゲストの人数が多い、そして準備するものがすごい!
左はファーストバイト用のスプーンでおふたりの名前が記されています。
(錦水館ではしゃもじということが多いのですが、これはお二人のたっての希望)
となりの写真のテーブルナフキンは「錦水館カラーにしてみました」とうれしいお言葉をいただき布製のものをお持ち込み(通常は錦水館は紙ナフキンです)。
その隣はメインキャンドルキャンドルサービスを予定していてメインキャンドルはハートの型の炎に包まれて点火、ロマンチック~こちらもお持ち込み。
そしてびっくりしたものが右の写真のケーキ入刀用のナイフ。
なんとビクトリノックスのナイフにお二人の名前が刻まれているのです。ケースもついていて、これからも使えるようにと新婦様が選んだもの。
ビクトリノックスは私もペティナイフを持っていてこれが使えるんだ~!切れ味抜群!
さあ、準備OK。前日、新婦様は寝たのかな?錦水館にお泊りだったのですが、遅くまで準備をしていたな~。そんな心配をしながらも翌日はきれいなお姿で登場。
そこには多くの観光客と大きな拍手が待っていました。
この日を待ち望んでいたお二人。お二人だけではありません。
家族もゲストも。二人は皆様を喜ばせるためにもこの厳島神社を選んだのですね。
そのころ、錦水館ではセッティングと余興の打ち合わせが進んでいました。
「シン・ゴジラ」に並ぶほどの豪華ゲストですから私も身を引き締めて…引き締めて…
身は引き締まりませんでしたが、気持ちを引き締めて打ち合わせをしました。
この日はスポットライトもお持込だったので、(通常錦水館にはスポットライトはありません)スタッフとも打ち合わせをしなければいけません。
こうしてリハなどが済みあとはお二人を待つだけ・・・。
入場は豪華に「津軽三味線」でスタート
広島で活躍する津軽三味線の奏者「河野一志」さんによる演奏で幕開けです。
新婦様は色打掛で入場。
この色打掛はいろんな色が入っていて光沢もきれい
そして鏡開きでは両おじいさまに登場していただきました。
新郎のおじいさまは94歳、新婦のおじいさまも御高齢でありながら「宮島に行くんだ」と毎日ウォーキングをして鍛えてきてくださったそうです。
見事に力強く鏡が開かれました。
お二人が忙しい中準備してきたかいがあって皆様がとても喜び楽しく時間を過ごしました。
新婦様は、色打掛からウェディングドレスへ。
そしてウェディングケーキ入刀。
お二人が希望したウェディングケーキは可愛いカップケーキが何段もに積み上げられたものそして一番上はホールケーキでお二人のオリジナルデザイン。
出ました!あのビクトリノックスの名前入りナイフ
ご入刀のあとはこのケーキをお互いに食べさせあいます。
こちらもあのスプーンの登場。このスプーン意外と大きいんですよ。
サーバースプーン並みの大きさ。新郎様は一気に口に入れようと…頑張りました。
今頃、このスプーンはおうちで料理のとりわけに使われているのでしょうか。
それとも新郎様が普段用に使ってる?なきにしもあらず
シンガーソングライターのmai yamamotoさんが津軽三味線の河野さんとのコラボであの名曲「糸」を歌ってくださいました。かわいくて歌も素敵。関西で活躍しているミュージシャンです。
宮島までギターを抱えて来てくださるってカッコイイ三味線とのコラボも素敵でした
そしていよいよあの方たちの登場、ショーに慣れている方たちですが、このように旅館でショーを行うのは初めてかもですね。
ドラッグクィーンの皆様❕!
お三方の登場で会場は一気にライブ会場のようになりました。
ダンスと歌、トークも面白くクオリティの高さは皆様の視線を釘づけにしました。
トークの面白さは私もお勉強
この大迫力のオネエ様たちはすごいほぼリハ無し。音響を確認しただけでした。
さすがプロですね~。本番ではバッチリ 皆様を盛り上げてくださいました。
そしてクライマックスはキャンドルサービス。各テーブルに拍手で迎えられ、炎をともしていきます。赤いドレスがとってもお似合い。打ち合わせをしながらどんどん美しくなっていく新婦様をずっと見てまいりました。ほんとにきれい!!錦水館ではキャンドルサービスというプログラムになかなか出会えません。和風旅館だからなのかな?でもキャンドルサービスが美しく清らかで感動的なものだということを教えてもらったようでした。
ここでこの日たくさんそろったお子様ゲストによるファッションショーが開催されました。
みんな可愛い衣装、中にはかっこいいポーズを決めるキュートな男の子も
みんなで手拍子しながらニコニコむかえました・・・あれ?かわいい、かわいい、あの子たちもファッションショーに参加?あのオネエ様達が?
ちょっと怖がる?子供たち。
大人たちは大喜び
そしてエンディング。新婦のお手紙?とおもいきや、新婦様のお嬢様からお手紙の朗読。
実は新婦様にはお嬢様がいてこの日を新婦様と同じ気持ちで迎えていました。
この手紙は晴れの日を迎えたお母様へ感謝とお祝いの言葉
宝物である振り袖をお召しの宝物であるお嬢様です。
そしてご両親にフォトフレームのプレゼント。今日の写真が入るのかな?それとも家族の写真が入るのかな?(最近はフォトフレームが増えてきていますね~)
皆様の大きな拍手の中、退場。
始めに「シン・ゴジラ」並みに…と伝えましたが、振り返ってみるとこんなにも熱く情熱をもって準備をし、どんなハプニングがあっても大らかに受け止め、皆様が喜ぶことを第一に考えるお二人に感動と尊敬の念があふれます。
これまでの道のりはお二人にとって大変だったかもしれませんが私たちにとってはどんどん距離が近くなっていく嬉しさがありました。
挙式前夜遅くまでプチギフトやトイレの備品ひとつひとつに丁寧に思いを注ぎ、その間笑顔を絶やさなかったおふたり。いっしょに準備をし打ち合わせをした時間も私たちにとっては宝物。
今、この時になってこの挙式披露宴が素敵なラブストーリー作品であったことが心から感じられます。そう新郎様が前撮りでおっしゃっていた「ジェームスボンド」(衣装が007のようだと笑っていました)はここでも活躍していたのですね。
これからも自然体で楽しい会話がいっぱいの家庭を作り上げていくのでしょうね。
※注 こちらの写真はジェームスボンドとボンドガールではありません。
私の大好きな写真です。また是非遊びにきてください。
まってま~す。
錦水館 水野