ブラックホールがすべての源だとしたら、それに影響を受けない人は誰もいないんじゃないか | 覚醒のひかり

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縄文時代にゆるゆる瞑想をしていた、シャンタンこと宮井陸郎(1940.3.13-2022.3.17)のブログ
【地球は国境のない、一つのうつくしい平和な星です】
【いまここをトータルに生きる】
いろんな人の言の葉を、分かち合いたいと思いまあああああああす!
(貫井笑店)




SFというのは特別な科学のジャンルで、イマジネーションが教育や勉強よりも大切だということを教えてくれる分野だと思う。



自分のヴィジョンやアイディアを具現化することによってミュージシャンになったり、作家になることを可能にしてくれます。



ジェフ・ミルズ








ele-kingより一部抜粋引用




 「スパイラルというものに僕は関心があるんです。地球が回っているように、太陽系も回っているし、銀河系も回っているし……」



対談:ジェフ・ミルズ ✖︎ 戸川純「THE TRIP -Enter The Black Hole- 」



ジェフ:僕にとってブラックホールは自然な現象で、スパイラルというものに僕は関心があるんです。



地球が回っているように、太陽系も回っているし、銀河系も回っているし、物理的に回ってるだけでなく、時間や自分たちのライフ・サイクル、昔の考え方ではリーインカーネション……?




戸川純:輪廻転生。



ジェフ:そう、輪廻転生。



すべてがサイクルになっていて、その大元はなんだろうと考えた時に、もしかしたらそれはブラックホールなんじゃないかと。



ブラックホールがすべての源だとしたら、それに影響を受けない人は誰もいないんじゃないかということをテーマにしています。



■壮大ですね。



戸川純:ビッグ・バン。



■ブラックホールとビッグ・バンにはなんらかの関係があると多くの学者は考えています。



ジェフ:そうです。こういうことを考える人はほかにもいると思うんですけれど、この世の中にあるものが全部回りながら動いているのは事実ですから。



戸川純:それは科学的根拠に基づいた事実だと思うんですけれど、私が思う矛盾のひとつに、死んだら意識が闇のなかに消えてしまって、何にもなくなってしまうという感情を持ちつつ、お寺では亡くなった人に祈ったりもするんですね。



そういうところが私は矛盾しているんですよ。



信じているのか信じていないのか。



ジェフ:そうですね。両方あるのかも。



■素粒子の性質も矛盾していますよね。物質なのか、波なのか。



ジェフ:生まれる前に何もなかったとしたら、死んだら何もないと考えるのは自然な考えだし、すべてのものが回っているなら、命も回っていると考えるのも自然なことです。



古代のマヤ文明とかで輪廻転生が信じられていたのも何かしら理由があるんじゃないかな。




戸川純:マヤ文明にしても、科学的に立証されている事実として物事が回っているにしても、私はさみしいなと思っていたんですよ。



自分が死んだらすべてが終わってしまうということは、自分がこの世に未練が何もないみたいで。



また、生まれ変わってこの世に生まれ落ちたいと思う自分の方がポジティヴだから。



そうなりたいと思ってはいたんですよ。だからジェフさんの哲学には、すごく影響を受けます。




ジェフ:実際に自分たちの感覚とかサイエンスでは本当のことはまだ知り得ないと思うんですけれど、古代の人たちの知恵というのは無視するべきじゃなくて、そこには何かしら理由があったんじゃないかと思うから。



すべてのものが回っているということは、みんなで考えるに値するテーマじゃないかなと思います。



■ジェフから年末に「戸川純とコラボレートしたい」というオファーが届いた時、あまりに意外な組み合わせでびっくりしたんだけど、ある種の根源的なものというか、戸川さんのヴォーカルに生きる力みたいなものを感じたのかなと。



実際に戸川さんとコラボレートしてみて、オファー前と印象が変わったということはありますか。



ジェフ:いや、思っていた通りでした。



ジュンさんのことはかなりリサーチして、音楽を聴いて、映像もたくさん観たんですけれど、複雑な事情をうまく表現できる方だと思いました。



そのことはコラボレーションして、さらに実感が深まりました。



戸川純:ありがとうございます。



私はジェフさんの90年代の音源を聴いて非常にアグレッシヴだなと思ったんですけど、東京フィルハーモニー交響楽団とコラボなさっているやつではまったく違ったことをやっていて、それはそれでアグレッシヴだし、ジェフ・ミルズさんの表現なんだけど、違う驚きを与えてくれて、それが「THE TRIP」でまた違う驚きを与えてくださって、すごくわくわくしました。



ジェフ:ジャンルで差別するようなことはしないようにしていて、なんでも聴くようにしてるから、ひとつのことだけをやっていればいいとは思っていないんです。


中略



■ちなみに、お互いに訊いてみたかったことって何かありますか?


ジェフ:……。



戸川純:……。



一堂(笑)。



戸川純:たくさんあるけど……。



ジェフ:80年代や90年代から現在までずっと、音楽やファッション、あるいは発言によっていろんな人、とくにいろんな女の子たちに強い影響を与えてきたことを本人はどう思っています?



戸川純:いや、自分で言うのは照れますよ。


実際に影響を受けましたと言ってくれる人もいるんですけど、それについて自分でいざ何か言うのは……



一堂(笑)。



戸川純:こんな和やかな場で言いたくはないんですけど、去年亡くなった最後の家族……お母さんが、えーと、暗い影響を私に与えたんですけれど、そのことによって私は奮起してきたんです。



お母さんは私に「産まなきゃよかった、産まなきゃよかった」って私に言い続けて、小さい頃から、50代になってもずっと言い続けたんです。



私は認めてもらおうと思って、がんばって活動してきて、その時々で喜んではくれるんだけど、ついポロっと「産まなきゃよかった」って。



それに負けまいとして、なんとか、その言葉を覆そうとしてやってきたんです。



ずっとやってきたので、これからもやり続けることに変わりはないんですけど、だから、なんて言うのかなあ、ジェフさんの話を聞いていて、ほんとにいろんなところでポジティヴだし、タフでらっしゃるし、今日は良き勉強をさせていただきました。


Thank you.



ジェフ:こちらこそThank you.



引用以上




矛盾 - アートマン・イン・ブラフマン (Radio Edit)







13度目の宇宙の旅で
闇が突如として現れた
吸い込まれては途中で浮かぶ
永遠の孤独がわたしを襲う



でも何故だろう わからないけれど
向こうに突き抜けるという説も
信じたくない自分もいる



何故ならわたしは人間だから
人間は矛盾しているから
わたしは1人の人間だから
矛盾している生き物だから



13度目の宇宙の旅で
闇が突如として現れた
吸い込まれては途中で浮かぶ
永遠の孤独がわたしを襲う



でも何故だろう わからないけれど
向こうに突き抜けるという説も
信じたくない自分もいる
何故ならわたしは人間だから



矛盾 - アートマン・イン・ブラフマン (Radio Edit)歌詞引用以上



シャンタンさんにMVをみてもらったら、おおおおおっておっしゃるかしら。




シャンタンアートととても近い感じがします。





spiral therapy





the bells






音楽の中でもとりわけテクノミュージックは単調なリズムの繰り返しゆえに変性意識に入りやすいといわれます。




アイヌの歌やガムランなど古代から伝わる音楽などもです。




音楽に身も心も委ねて漂っているうちに、【うわぁ、、、もってかれる〜】って感じになります。




クラシックでも「ボレロ」なんかは同じ旋律の繰り返しにもってかれる感がありますね〜。




マントラミュージックはコトダマも相まってその世界にどっぷり浸かれるので私は近年かなりハマっております。








私は変性意識状態というものを知る前からテクノが好きです。




聴いていると宇宙空間に居るみたいな気持ちになるんです。




友人は四つ打ちのテクノミュージックを暗いclubで聴いていると、「お母さんのお腹の中に戻ったみたいで安心する」といっていました。




トン、トン、トン、トンというリズムが心臓の鼓動みたいに聴こえるんですって。




ジェフ・ミルズ、昔から宇宙人みたいな方だなぁと思っていましたが、ここまでドストライクだとは思いませんでした。




ちなみに奥さまは日本の方です。




ジェフ・ミルズが今回、戸川純さんにコラボのオファーをした理由に



複雑な事情をうまく表現出来る方だと思いました。



とあって、歌声を聴きながらなるほどなぁ、、、と思いました。




戸川純さんはお母さんから「産まなきゃよかった」と何度も何度も言われ続けても、負けないぞ!と頑張ってこられたとおっしゃっていますが、とってもしんどかったでしょうね、、、。




妹さんが自死なさって、純さんご自身もかつて命を断とうとされました。




命がつながり、この曲を聴くことが出来ました。




純さん初の長編小説「狂女、純情す」と、死生観について語るインタビュー「獰猛な生への執着」が、「文學界」8月号に掲載されているそうです。








本日もお読みくださりありがとうございました。




貫井(み)投稿