水の中で力を入れてもがいていると、どんどん溺れてしまいますが、あらがわず、そのまま力を抜いていれば、自然と浮いて来ます。
苦しみを苦しみのまま見つめるようになってから、苦しみに伴って湧き出してくる感情・身体の反応の振れ幅が小さくなって来ました。
気持ちが沈んだ時、沈む位置が昔より浅いし、浮かんでくるまでの時間が昔に比べるとずっとずっと早いです。
自分のすべてを眺めているのは、自分しかいません。
その自分も実体はあってないような儚いものだけれど、いまここに命があってわたしが存在している。
その自分がいまどんな気持ちで何を思っているのか、眺め・気づき続けること。
気を張って、監視するようなモードではなくて、気楽に眺める感覚で。
少しづつ、少しづつ、自分の程よい感覚を探しながら、続けていく。
この命ある限り、自分を眺め、自分に気づき続けることが命の旅なのかなぁと思います。
貫井投稿