連日暑い日が続いているので、もう変形菌は新たに出ていないだろうと思って、私の変形菌観察所を巡回調査しました。しかし、意外や意外いろいろ変形菌が発生していました。(7月28日)
便宜上場所を(A)実家裏に置いた太い朽木、(B)廃果樹畑の端に置いた朽木、(C)山林の端の斜面下に置いた朽木 とします。
まず、Cの隅に、先日置いた廃シイタケ榾木からコムラサキホコリが出ていました。シイタケ菌の駒を打ち込んだ穴の周囲から発生していました。こんな感じです。廃シイタケ榾木からの変形菌の発生は初めてです。
樹皮の部分は固いのか、その隙間から発生していました。
ムラサキホコリ属とコムラサキホコリ属は大きさで区別しているのではなく、細毛体の網目構造の違いみたいです。一度顕微鏡観察してみたいですね。
他にナミウチツノホコリも前回とは別の朽木に発生していました。
いつも思うのですが、ナミウチツノホコリは茹でた素麺の様なイメージです。
これは別の朽木に発生していた黄色の小さなキノコです。かわいかったので写真に撮りました。
Googleで画像検索すると、オキナタケの仲間で、Bolbitius titubansというキノコの可能性が高いです。
次にBではウツボホコリが出ていました、と言っても、胞子が飛散した後の細毛体ですが。
最後に見て回ったAではムラサキホコリが発生していましたが、写真をよく見るとシロウツボホコリも陰に隠れて発生していました。上の方のムラサキホコリは写真を撮る時にシャガの葉が当たって胞子が飛散してしまったので、子実体の色が薄く見えます。