今日午前中は雨がやんでいたので、いつもの森に行ってみました。梅雨時は変形菌アメーバの観察適期です。

道端の朽ちた倒木に黄色い粘菌アメーバが出現していました。おそらくキフシススホコリのアメーバだと思います。

時間は7月2日の午前10時21分です。飼育のために採取してみようと思ったのですが、手ぶらだったので、一旦帰宅して、昼食後に容器とかカッターナイフをもって再度行きました。

 

 

これは約3時間後の午後1時16分です。アメーバが大きくなっています。これは木の皮の中に潜んでいたアメーバが外に出てきたためです。

 

カッターナイフで朽木ごと切り取りました。ここで重要なのは、周辺の朽木片も一緒に持ち帰ることです。アメーバは朽木に生息するバクテリアを餌にしているので、当面の餌として朽木片は必要です。容器ごと、先月買ったワインセラー(約18℃)に入れて様子を見ることにしました。

 

 

話は変わりますが、森の中に突っ立っている枯れ木の真ん中あたりに白い物が見えたので近づいて見ると、ツノホコリでした。ツノホコリは神出鬼没です。

 

これはツノホコリです。(枯れ木の下の方にも出ていましたのでそちらを撮影しました。)

 

 

拡大すると、白い筒状の担子体の表面に白く小さい点が無数に見えますが、これが胞子です。

 

 

これは別の枯れ木に発生していたクダホコリの未熟子実体です。赤っぽい色をしています。

 

何に似ているのでしょうか? 色鮮やかです。しかし、明日になると、成熟してこげ茶色になってしまいます。 今だけです。