今日も変形菌を観察に行きました。

ここには変形菌を観察するために、昨年秋から私の山林の端にあちこちから集めた朽木を置いてあります。さっそく変形菌が現われました。朽ちた太枝に2種類の変形菌が発生していました。灰色の矢印はシロウツボホコリ、黄色の矢印はキカミモジホコリです。

自分で言うのもなんですが、自前の変形菌観察所があると便利です。これまでの様に森の中の林道やその周辺をやみくもに歩き回って変形菌を探すのは疲れます。もっとも、私の山林と言っても面積は非常に狭いのです。奥の方まで自前の山林だと思っていたのですが、登記図面を見ると、道沿いの細い部分だけでした。もともとこの辺りは棚田だったのですが、60年くらい前にスギ・ヒノキを植林しました。子供のころの記憶がかすかに残っています。田んぼの石垣が残っているので、境界ははっきりしています。 

 

 

キカミモジホコリがたくさん発生しています。

 

キカミモジホコリは子実体が下を向いているので、裏側が見えています。​​​​

 

成熟したばかりの子実体で鮮やかな黄色です。

 

なんとか、子実体を上から撮影しました。球形ですが一部凹んでいるものもあります。

 

 

シロウツボホコリです。よく見かける変形菌です。

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