今日も山の方に行ってきました。2,3年前までは山の林道脇や少し中に入ると、倒木や朽木にツノホコリやムラサキホコリがびっしりと発生していて、ここは変形菌観察に最高の場所だと思っていたのですが、特に今年はほとんど観察できません。

これは倒木や朽木の腐朽が一層進行したためだと考えています。しかしそういった森の中に自分で勝手に枯れた丸太を置くわけにはいかないので、自前の土地(山林、畑、家屋)の日陰部分に朽ちた丸太を多数置いて変形菌の出現を待つことにしています。

 

これは山林の端の方に並べた朽木です。昨日は気がつかなかったのですが、今日見るとに白い​​​ものが見えたので、すぐにツノホコリだと分かりました。こんな時に限って、メガネを忘れてしまったと思ったのですが、TG-6で拡大撮影するとツノホコリの筒状の担子体が見えます。筒状の周辺にキラキラ光る微小な白点が写っていますが、これはツノホコリの胞子です。直径は約1/100ミリメートルです。

 

 

これは別の朽木に発生していた、キクラゲです。瑞々しいですが、どうも食用不可みたいです。

 

 

これはサルトリイバラの未熟な種子です。緑色がきれいです。

 

これもよく見かける山野草のアキノタムラソウです。

 

雄しべは2本です。曲がっていますね。