気温が高くなってきたので、午前中にいつもの山にキノコ観察に行ってきました。(4月26日)

 

水が流れている沢のような所の倒木に1~2㎝位のサンゴのようなものが生えていました。去年も近くでこれを見たことがあるのですが、最初は何か見当がつきませんでした。

しかし、すぐ近くに、黒っぽい塊の「キノコ」のようなものが出ていました(下の写真)。これはマメザヤタケだと思います。昨日のクロサイワイタケと同じ子嚢菌類の「キノコ」です。ネットでいろいろ調べると上の写真のサンゴのようなものは、マメザヤタケのアナモルフ(無性生殖時代)だと思います。下の写真はサンゴのようなものの隣にあった菌類です。マメザヤタケだと思います。

子嚢菌類では有性生殖の完全時代(テレオモルフ)と無性生殖の不完全時代(アナモルフ)では全然形が違うので、別種の菌かと思うこともあります。状況は異なりますが、スギナとツクシは格好が全然違うけれども同じ植物であるのと似ています。

 

これは昨年もブログに書いたアミメノコベニチャワンタケです。オレンジ色の丸いお皿の周囲にまつ毛がいっぱい生えている感じです。これも子嚢菌類です。水辺の倒木に発生していたので、周囲が濡れています。