これは昨年日本変形菌研究会の観察会で訪れたF県E町立植物園の自然生態保護林です。このような雑木林が変形菌の発生に好適です。

 

 

↓ 更にブナやクヌギのような樹木の丸太を積み上げています。

 

 

これは以前ブログに書いた関東地方のS県K市の自然観察センターです。

散策路に放置してある朽ちた丸太に変形菌が発生していました。

 

一般に森林公園と言っても、このようにあえて朽木を並べてある所はほとんどありません。むしろ下の写真の様にきれいに清掃されているので、変形菌は発生する訳がありません。

 

そこで先日のブログの続きで朽ちた丸太を軽トラで自分の山林の端に運びました。今日は3回目です。全部で軽トラ3台分の朽木を投入しました。

 

これは設置した朽木の一部です。

 

私が期待している変形菌の一例は、この地域でよく発生するホソエノヌカホコリです。

既に小さい甲虫が子実体を食べています。 朽ちて含水量の多い倒木に発生します。

太い丸太でなくても発生するのはビョウタケやチャワンタケなど子嚢菌類のキノコです。

 

変形菌に詳しい知人とこの話をすると、変形菌観察用にわざわざ自分で朽木を並べるなんて聞いたことがないと言っているので、私は相当変わり者かもしれませんね。