粘菌アメーバの話です。
オートミールを餌に与えてもいまいちなので、干しシイタケを割って餌に与えてみました。
干しシイタケは水に漬けて戻さずに、そのまま小さく割って直接寒天の上に置きました。
干しシイタケを与えて2日目の様子です(10月22日朝) 。干しシイタケの周りにアメーバが群れをなして増殖しています。
オートミールは完全に無視されています。
よく見ると、アメーバは干しシイタケと少し距離を置いています。
これは別の飼育容器です。
やはりアメーバは干しシイタケから少し離れたところにいます。
なぜ少し離れているのか?
私の仮説はこうです。一般に干しシイタケを料理に使うときは、水でもどして柔らかくします。その時シイタケエキスは戻し汁に溶け込んでしまいます。
しかしこの場合は、乾燥シイタケをそのまま寒天の上に置いて、寒天の水分で戻すので、シイタケ周辺の寒天に濃厚なシイタケエキスが徐々に拡散します。シイタケのすぐ近くではエキスが濃すぎて粘菌が敬遠しているのではないかと思います。植物でも肥料成分が濃すぎると良くないのと同じだと思います。