台風7号の影響で、いつも観察に行く裏山の各所で太い倒木が道をふさいでいましたが、歩きならどうにか通れます。

 

 

これは枯れたマツの幹に発生したヒトクチタケです。昨年のキノコです。風化して表皮が剥がれています。

名前の由来の通り底に穴が一つ空いています。

 

 

これは今年発生したヒトクチタケだと思います。表面もきれいです。

 

下から見上げると、まだ穴が開いていません。樹皮を突き破って発生しています。

 

 

ヒトクチタケは枯れたマツの幹の南側に発生するようです。昨年はヒトクチタケが多く発生しましたが、今年はわずかです。枯れてから年数がたってキノコの栄養源が無くなったのかもしれません。なお、方位はスマホで確認しました。

 

マツの幹の南側の全景です。特に南西側に多く発生しています。西日が当たったりして、温度が上がるためかもしれません。

 

 

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これは北側の全景です。ヒトクチタケが発生していません。

 

ヒトクチタケは不思議なキノコです。最近は松枯れで松の木が減少する一方ですし、近い将来ヒトクチタケを観察することも難しくなるかもしれません。

(8月23日撮影)