おはようございます。粘菌アメーバの話です。昨年9月末より植え継いで培養してきた粘菌アメーバですが、ここ一か月位元気がありません。最初室温が低いせいかと思っていましたが、移植してもだんだん生育が衰えてきました。

これまでの経過からアメーバが雑菌のバクテリアに汚染されていると判断しました。エサの干しシイタケはそのままにしておくと雑菌のバクテリアがべっとりと増殖してきます。それにアメーバがまみれてしまうと思うように生育できなくなると思います。

 

↓ バクテリアに汚染された粘菌アメーバ。思うように伸長できません。

 

 

 

 そこでアメーバから雑菌のバクテリアを取り除くことを試みました。生物系研究機関の実験室なら、培地に抗生物質(ストレプトマイシン塩酸塩)を添加したり、乳酸等で培地を酸性化することでバクテリアの増殖を抑えることが出来ますが、私の様に自宅にいて何も試薬、器具がないところでは無理な話です。そこで現役時代の経験からある方法を思いつきました。コロンブスの卵みたいなのでここでは伏せておきます。

 

↓ バクテリアがいなくなった粘菌アメーバはこのように旺盛に伸長します。(比較のため上の写真のアメーバと同じ時刻に寒天培地に移植しました)

↓ アメーバ本来の姿に戻りました。