滋賀県内を走る私鉄の近江鉄道(3路線59・5キロ)が10月16日の一日だけ全線終日無料になるというので、さっそく行ってみました。始発駅の米原駅まで送ってもらって、乗車しました。全線無料のインパクトは想像以上に大きく、普段は2,3人しか乗っていないような電車が立錐の余地がないくらいすし詰め状態でした。この駅でも、首都圏のラッシュ時の駅の様に乗客で溢れていました。

普段近江鉄道に乗っていない人にも乗ってもらって体験してもらう狙いがあると思います。

 

 

近江鉄道は全線単線の鉄道で、日中は1時間に1本の運転です。しかしこの写真の路線区間では利用者が多いのか1時間に2本運転されています。これはJR東海道新幹線と立体交差するところです。

 

これは何でしょうか?この金属円盤はタブレットと言って、単線区間で列車が衝突しないように、タブレットを持った列車だけが通行を許可されるというものです。丸、四角、三角、楕円の4種類あります。

この円盤を大きな輪の持ち手が付いた革製のケースに入れたものを、運転士が駅員に渡して交換します。私が子供の時、駅でタブレット交換していた光景をかすかに覚えています。現在はもちろんタブレットは使っていません。若い人にタブレットと言うと、iPad(アイパッド)の様なタブレット端末のことだと思うでしょうが、私は鉄道のタブレットを思い出します。