変形菌やキノコの観察に行ってきました。こういうものを見ている時が一番癒されます。

 

 

↓ これはアオサビシロビョウタケだと思います。林道わきの倒木に生えていました。

知人が一般の方を対象に毎月サイエンスカフェを開いていて、昨年、ロクショウグサレキンで染まった木片を材料にした草木染をテーマにしたいと言っていました。どこかの公園で見つけたと言っていたので、私もロクショウグサレキンを見つけたいとかねがね思っていました。それでこれを見つけたときはやったと思ったのですが。知人のキノコ図鑑を見てみると、これはロクショウグサレキンと似ていますが別種でした。

ロクショウグサレキンは全体が青色ですが、このキノコは乳白色で、青緑色のしみ状の小斑点が散在しているので異なります。このキノコもロクショウグサレキン同様に木質部を藍色に染めます。ロクショウグサレキンで染まった木質部は草木染によく使われます。多分アオサビシロビョウタケでもできると思いますが。

 

 

↓柄が真っ赤な小さなキノコがあちこちに生えています。実物は傘の部分がもっと真っ赤なのですが、写真に撮ると赤みが薄くなりました。Google lensで検索すると、ベニヒガサというキノコの様です。
キノコが生えたままで傘の裏側のひだの状態を見るためには手鏡のようなものがあると便利です。某キノコ観察会のHPの写真には、スリットの入った鏡のような金属板を使って調べていました。

 

↓この前のブログでも紹介した倒木に生えるキノコ群です。前回より大きくなっていました。この倒木も来年になったら一層朽ちてボロボロになってしまうと思います。今年限りかもしれません。

 

 

↓ これは変形菌のツノホコリです。久々にたくさん出ていました。みずみずしくて、雪に反射した光のようにキラキラしています。森の宝石箱と言われるのも分かります。

太い倒木は保水力が大きいので、しばらく雨が降らなくても、変形菌やキノコが発生できます。