こんにちは。この「オンライン版宮城UP通信」を見てくださっている方で、「オフライン版宮城UP通信(葉書版)」をすでにご覧くださっている方は、いらっしゃいますか? もしまだ見ていない、という方がいらっしゃったら、末尾の写真をクリック!してみてください。

 宮城UPもいよいよ2年目が終わろうとしております。まだまだ大成功!とはいえませんが、みんなで手分けしながら2年間地道にやってきて、県内各地での成果を積み重ねることができてきました。受講総数は数百人(3桁の後半!、現在集計中)、涙あり笑いありでしたが、「地域」で「楽しく」しかも「新しい動向や研究に基づく」ことに挑戦した取り組みは、あまりないのではと思います。

 もちろんこれからも宮城UPは、できるところまで続いていくわけですが、その挑戦を、もっと多くの人に知ってもらいたい!と思って、今年から「宮城UP通信」がはじまりました。
「宮城UP通信」にはオフライン版(葉書版)とオンライン版(blog版)があります。ネットが無い人にも広くオフライン版でお知らせして、「詳しくはWebで」という訳です。今後、オフラインは隔月ぐらい、オンラインは(だいたい)週刊で、時に今回のように歩調を合わせて、統合キャンペーンで更新したりします。

 今回のキャンペーンはもちろん、来月に迫った県東部・石巻イベント「障害者・高齢者にとってのパソコン」~パソコンで広がる世界~です。外部講師に頼ることなく開催される、久々の宮城UP渾身の企画です。「はじめてのIT支援」という内容で、鋭意準備しております。

 ただいま参加受付中です。FAX022-257-5822、メールb-tswc@miyagi-npo.gr.jpまでお申し込みください。会場の石巻文化センターでお待ちしております。

 早速blogが遅れてるとの噂も、、、なので、今週は2本投稿予定。次は、石巻イベント「障害者・高齢者にとってのパソコン」の詳しい内容をご紹介。ぜひお楽しみに。 

2007年6月印刷版宮城UP通信です

しばらく間隔が空いてしまいました。またもや、、、ということですが、色々ありまして。病院のベッドで寝てたりとか。でも、もう全快です。おゆるしくださいませ
 
  • 何が問題なのか?
 さて、今日は復帰第一弾という事で、腕ならし程度に、前に書いた「何のために働くの?」について。というのも、前回のエントリーでは、うまく答えられていなかったように思うからです。
 
 実は「障害のある人が働く」というのは、特別なことじゃ、ないですよね? だって、みんな普通、「仕事」はもっているわけですよ。ビジネスマンはもちろん、家庭の主婦だって家事が「仕事」ですし、子供は遊ぶのが(勉強も?)「仕事」。もちろん、ボランティア活動だって「仕事」です。(宮城UP事務局では、よく「仕事が溜まって死ぬ~」と言います。もち給料もらえませんけど。ボラだから)
 
 では、障害のある方は、「仕事」がありますか?「働いて」いますか?あらためてそう問い直して、周りを見渡してみると、答えに困ります。療養って、「仕事」かなあ。TV見るのは「仕事」じゃないよなあ。確かにガンガンWeb制作などで働いている人もいるけど、無理な人も多いし。。。どこか変なんですよね。おそらく、「障害がある」から、「働けない」んじゃ、ないんですよね。「仕事」が与えられていない、ないしは、「仕事がなくても良い」とされてしまっているだけなんじゃないか。
 
  • おかしいのは「仕事」の方
 私たちが一般に「働く」というと、すぐ「企業に勤めて、有給で」ということになりがちです。でも冷静に考えれば、「仕事」ってそんなに単純じゃないし、ひとつの形しかないわけではない。おかしいのは、「何を仕事とするか、仕事と考えるか」という「仕事」のほうだったと思うんです。
 
 たとえば、今、要求されているのは「障害者の企業での雇用」ですよね。これは「賃労働」ですね。賃労働で勝負するなら、障害のある人には不利なんじゃないですか? だって、時給勝負ということですから(常勤だって論理的にはそうです)。優秀だろうと、効率が良かろうと、労働は時間に換算されます。現実でも、だいたい労働時間に比例してしまいますよね。おおよそは、どれくらい働けたどうか、の世界です。
 
 これは在宅でのSOHOでもあまり変りません。Web制作とかだと「人月(仕事量を示す単位で、「人数×時間・月)」という言葉が出てきます。何人がどれくらいの時間働くかで、仕事量や金額が決まることがあります。ページ単価であったとしても、結局は、どのくらいそのページに費やせたかで、出来は決まります。意外なことに、Webこそ制作やメンテなどで「労働集約」産業で、長く働ける人ほど有利だと、私は思っています。
 
  • 何のために働くの?
 身を削って長く働くことに、大半の障害のある方は不利なんじゃないかと思います。そういう人って、障害の有無にかかわらずたくさんいると思うんですが、「労働集約」で勝負の世界なので、「仕事ができない」「能力が低い」「できない」となっているんじゃないか。

 でも、私たちは、身を削って無理をしてまで「働く」必要があるんでしょうか? 別にお金のためだけに働く訳じゃない。生活がそこそこできたり、社会の一員として参加できればいいわけです。でも、そういった身の丈にあった社会参加をしようとすると、すぐに「スキルアップ!」「訓練!」「就活!」「営業!」の、長期戦に巻き込まれてしまうわけです。本当にそんなことがしたいのか? 別の方法はないのか? それで、「何のために働くの?」という問いかけをしたかったのです。
 
  • 「仕事」でなく「志業」を
 「障害者でも働ける」じゃなく、「障害者だからこそ働ける」という「仕事」があれば、不利な長期戦を要求されることもないし、「仕事ありません」ということもないんじゃないか。「仕事」のかたちは人によって異なります。宮城UPがめざしたいのは、「障害者だからこそ働ける」という、多様な「仕事」のあり方をみつけることなんですね。
 
 事務局長がいいことをおっしゃってました。「それは“仕事”じゃなくて、“志事”だね」。そういう働き方を実現したいんです。なので、オークション講習をやって、それを、自分のペースで生活と居場所をつくる一助とできるような、就労講習をめざしています。
 
 めざすは、「障害があるからこそ、おすすめできる」バイヤーです。いよいよ満を持して、6月10日より、第2期「ネットオークションで就労をめざせ!」講習がはじまります。私も参加します! 今までにない新しい「仕事」のかたちを、ぜひ一緒にめざしてみませんか? 
こんにちは。宮城UPです。ますます元気に活動中です。
 
  • まざらいん若林でPR講習
 
 19日土曜日は、若林中央市民センターで、市民活動のPRイベント「まざらいん若林」に参加してきました。
 
 体験講習ということで、しおりづくりに挑戦! パソコンで画像を入れてもらい、穴をあけてリボンをつければ完成です。作ったものは実際に持って帰ってもらえるので、大好評でした。
 
 いろいろな方が体験してくださって、本当に切れ目無しだったのですが、中には小学生の人も。最近の小学生は礼儀正しいんですね。きちんと挨拶できて、見習わないとという感じでした。ちっちゃな手でマウスを上手に使って作ってましたよ。
 
 楽しい雰囲気が伝わる写真が届きましたので、早速ご報告いたしますね。こういうほんわかイベントがいいですね。
 
 こういうPRをとおして、宮城UPをもっとたくさんの方に知っていただけたら、と思います
さらに、7月7日は、石巻でのイベント。すでに何度も宣伝してますが、あらためまして、ご来場お待ちしております。
 
  • こういう繋がりも大事です
 
 さて、今日はもう一つPRさせてください。宮城UPは多くの方のご協力を得ながら実施させていただいているのですが、そこで連携させていただいたり、私たちが勉強させていただいているのは、全国的な人の繋がりです。
 
 毎年12月にATACというイベントが京都で開かれます。障害のある人とテクノロジーを考える、全国的にも著名なイベントで、宮城UPも毎年参加させていただいてます。そこで、日本の研究と実践をリードされている先生方とお会いできるのですが、その縁で、以下の情報をいただきました。この事務局の先生が、背が高い隠れナイスガイで(広島大学の偉い先生)、最新の情報を教えてくださり、宮城UPとしてもとてもお世話になっております。DO-ITは、障害のある人も大学に行こう!という世界的なプロジェクトなのですが、いよいよ日本でも本格的にはじまるんですね。すでにあちこちで書いてますので、重複してたらすみません。
 
 障害のある人とITって、技術面ではとっても進んでいるのに、なかなか普及していない理由は、その利用者が最新の情報に触れる機会がなかなかないからなのかな、と思ったりします。障害のある人自身が学ぶ場って、なにより大事な気がします。宮城UPでも、ATACのみなさんや、いろんな方々と連携をしながら、そういった障害のある人自身が最新の情報を学べる場に、協力していければと思っています
 
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DO-IT Japan 2007
障害のある高校生,高卒者のための大学体験プログラム

あなたは大学進学を目指し,将来社会での活躍を希望する障害のある高
校生,あるいは高卒者ですか?大学進学を成功させるために役立つ準備
は受験勉強だけではありません。
このプログラムでは5日間の大学生活体験を通して,進学を成功させる
カギとなる以下の項目を学びます。

・大学進学とキャリアプラン
・大学で受けられる支援,受験時の配慮
・自己決定と自立生活
・自らの能力を高めるテクノロジー利用
・最先端の研究

日時: 平成19年7月25日~29日(5日間)
    (期間中他の参加者とともにホテルに宿泊)
場所: 東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区駒場4-6-1)
対象: 大学進学を目指す障害のある高校生,高卒者
    (学年,障害の種類や程度,希望大学は問いません)
募集定員: 約10名
参加費用: 旅費のみ自己負担を予定(参加費,宿泊代,機器利用料,
アテンダント謝金等はDO-IT Japanが負担)

・ 各参加者に対して,1台のノートパソコンとそれを利用するために必
要な支援機器が,夏季期間中を含め3年間(期間については予定),無
償で貸し出されます。

プログラムハイライト(予定)
7月25日
  レジストレーション
  オープニングスピーチ,小宮山宏(東京大学総長)
7月26日
  企業見学:マイクロソフト株式会社
  コンピュータラボ「プレゼンテーションの達人になろう!」
7月27日
  ビデオカンファレンス(ワシントン大学DO-ITの参加者と)
  講義,池田信雄(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
  ようこそトップランナー達のラボラトリーへ!東京大学研究室見学
  イブニングトーク「ようこそ先輩!」
7月28日
  講義,中邑賢龍(東京大学先端科学技術研究センター特任教授)
  講義,「進学への準備,大学における障害学生支援と自立生活」
  模擬面接 ~自分が引立つ面接の達人になろう~
7月29日
  講義,福島 智(東京大学先端科学技術研究センター准教授)
  クロージングセレモニー(参加高校生による学習成果発表)

夏季の大学体験プログラム後は,オンラインメンタリング(インター
ネットを通じた先輩や専門家からの助言)のメーリングリストを通じ
て,引き続き進学,就職,テクノロジー利用等に関する相談や支援を受
けることができます。

主催: DO-IT Japan,東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー
分野
共催: マイクロソフト株式会社,ワシントン大学DO-IT
協力: ソフトバンクモバイル株式会社,その他複数の企業に依頼中

平成19年5月1日(火)から5月31日(木)が応募受付期間,6月
11日(月)以降に選考結果が通知されます。プログラムの詳細,応募
方法については,以下のDO-IT Japanウェブサイトをご覧ください(応募
書類は同ウェブページからダウンロードいただけます)。
http://doit-japan.org/

お問い合わせ
DO-IT Japan 事務局
〒153-8904
東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野
電話: 03-5452-5064
    090-8711-8522
ファックス: 03-5452-5062
メール:
info@doit-japan.org   
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人気で締め切っちゃってるかもしれませんから、どうぞお早めに。
 
以下は、「まざらいん若林」のPRの様子。楽しそうでしょ?
もうすぐ、宮城UPの講師養成講習の案内もあります。どうぞお楽しみに。

こんにちは。いよいよ初夏になり、仕事に励む5月ですね。いや、5月病の季節かな? でも、宮城UPはがんばりますね
 
 さて、ご承知の方もいらっしゃるかもしれませんが、宮城UPはマイクロソフト株式会社さんのご協力を得て、実施しております。今日は、そのマイクロソフトさんが「ITの進化がもたらすNPOの新しい協働」と題して開催した、「NPO-Day2007」での話がとっても勉強になったので、ちょっと取り上げたいと思います。
 「NPO-Day2007」は、NPOが、ITを上手く使って活動を展開していく術を考えていくイベントでした。とても盛大なイベントで、ITコミュニケーションやWeb実践セミナーなど、いろいろ開催されていたのですが、思いきって「ファンドレイズのためのIT活用術」に出て参りました。

 というのは、どんな活動であっても、先立つものがなければ実施できないからです。ファンドレイジングは日本語では、「助成金」でだいだいいいと思うのですが、会場では、ネットで募金を募集したり、blogで繋がりを拡大したりすることで、寄付を募っていく先進例などが報告されていて、とても勉強になりました。
 でも、一番勉強になったのは、ローリー・フォアマンさんの「手当たり次第の助成金申請は駄目」という言葉でした。「お金があれば、活動できるのに」と思うことは多い。でも、だからといって、なんでもいいから助成金を申請したり、もらったり、それに引きずられて支援の事業内容を変えたりするのは、とても良くないことだと思うのです。

 フォアマンさんは、「ファンドレイジング・サイクル」と言っていました。以下の繰り返しだというのです。
調査=自分たちの活動に助成してくれそうな団体を調査する

構築=助成団体との関係を作り上げる

提案=自分たちの事業計画を提案し、助成を申請する

資源=助成金などを受ける

感謝と報告=活動を報告する ← これが一番“キーステップ”らしい

構築強化=助成団体との関係をさらに強化し、事業を継続する
 
 「支援が足りない世界だから、お金が欲しい」では、駄目なんですね。私たちは、目の前の活動の重要さに目を奪われがちです。でも、それだけでは活動は続けられない。目線が現場や、自分の組織に行き続けても駄目なんです。
 
 一方で、「良い活動をしていれば、いつかは行政もマスコミも人々も振り向いてくれる」「振り向いてくれないのは、福祉活動への理解が足りないからだ」、と考える人もいます。仙台では、そういった、目線が行政やマスコミを向いている人が、特に多い気がします。でも、仮にマスコミの一部や、行政から支援を受けられても、業界関係者の内輪で仲良くしてるだけで、それが社会に受け入れられなければ意味がない。
 
 目線を広く、社会に向けなければ、せっかくの活動も意味がないように感じています。宮城UPは、今までそれぞれ別々に、独自にIT支援をやっていた人たちが、いろいろ繋がり合って誘い合ったりしてるうちにはじまった、まさに「偶然の繋がり」が積み重なったプログラムだと思います。皆で、できることを持ち寄っているので、専業事務員もいません。だからこそ不安定な所もあります、が、だからこそ、しがらみを気にせず目線を広く保てる利点があるんじゃないかと思っています。多くの人に「開かれた宮城UP」であればいいな、と。これからもどんどん「一緒になんかやろ!」と、声をかけたいです。
 
 理想はともかく、新しいプログラムですし、専業職員がいないので、助成元のマイクロソフトを含め、関係箇所に説明・報告するのに、みんな必死です(ここでもそうですが)。でも、その甲斐あって、多くの繋がりをつくれ、皆さまから支援をいただけるようになってきました。近いうちに、そういった宮城UPを助けてくださっていたり、一緒にやってくださったりしたことのある団体も、ぜひご紹介させていただこうと思います

おかげさまで、プログラムB「社会参加-就労支援講習」の「インターネット講習」は、4/28に大盛況のうちに終わりました。受講者のみなさんのやる気満々に、私たちの方が背中を押されていました。どうもありがとうございました。
 
 今日は次の企画のご案内、といきたいところですが、ちょっと趣を変えて「障害者と就労」について考えてみたいと思います。というのも、私たちがなぜ、このような「遠回り戦略」で、就労支援を志しているのかを、わかっていただけると思うからです。
 
  • 障害者は就職できているのか?
 みなさんは、障害者の就労が進んでいると思いますか? 「いやいや全然でしょ?」という人も、「だいぶ良くなったんじゃないの?」という人もいると思います。
 
 平成18年度、新しく企業に雇用された障害者は25,546人でした(平成18年6月1日時点の法定雇用率の報告から。厚労省発表。精神障害を除く)。この数字が多いか少ないか、感想は人それぞれだと思います。が、昨年、雇用されていた障害者数が、281,833人(同)だったことを考えると、「おお、一割増。就職できるようになったじゃん」という気がしたりします。この調子でいけば、10年たてば障害者の雇用数は2倍になっているはず?です。

 では、一昨年、平成17年度はどうだったのかというと、新規雇用されたのが23,530人で、雇用されていたのが269,066人でした。ということは、単純に引き算すると、1年で12,767人しか、障害者の雇用数は増えていないことになります。新規雇用の約半分です。(両年度とも重度障害者のダブルカウントは補正してません。)
 
 つまり、新規雇用の一方で、その半分ぐらいの人が、離職している可能性があるんです。実は昨年度は、景気回復が手伝ったのか、まだ良い方でした。景気の悪かった平成16年度以前は、総雇用数が30人増とか(全国でですよ)、マイナス6000人ということさえありました。障害者の雇用数が伸び悩やんでいるのは、新規雇用が無いからだけではありません。離職、という問題があるのです
 
  • 「就労」すれば終わりではない
 障害が無い人、いわゆる“健常者”の離職の場合は、キャリアアップ、転職の準備というケースもあるでしょう。でも私には、ただでさえ雇用環境が良くない障害者の離職は、まったく違う事情があるんじゃないかと疑ってます。仕事の厳しさで身体的・精神的についていけない、いつまでたっても職場環境が整わない、過重な単純労働でモチベーションを維持できない、といったことがたくさんあるのではないか。なので、せっかく厳しい中で勝ち取った常勤の職も、手放してしまうんじゃないでしょうか。

 残業やノルマで、働くのに厳しいご時世です。自由のきかないところが多い障害者にとって、条件はもっと厳しくなります。この「働く条件の厳しさ」は、今流行の在宅就労、SOHOにもいえると思います。つてをフル活用しての営業、採算度外視の価格ダンピング、自腹で学び続けなければならない最新技術、結局最後は徹夜になる納期前・・・。障害のある人にとっては、より厳しく、不利な条件だと言えるんじゃないでしょうか。
 
  • なので、ネット講習とオークション講習
 「就労するまで」ではなく、「就労した後」こそが、障害者にとって厳しい競争が多く、フェアではないんじゃないか。宮城UPをはじめる前に、障害がある人のWeb制作をお手伝いしてました。子供のまねごとだったかもしれませんが、その中で感じたんです
 
 無理してたら、「何のために働くの?」って事になりかねない。だから、ずっと自分のペースで続けられるような「働き方」をつくろうと、宮城UPで、一風変わった就労支援をやることになりました。4月の「ネット講習」のあと、いよいよ好評だった「オークション講習第2弾」が6月よりはじまります
 この話、まだ書き足りません。でも、まずは行動で、実際の講習企画で、示せればと思ってます。ぜひ、講習にいらしてくださいね
みなさん、連休はいかがお過ごしですか?
もう少したつと新緑が萌え、青葉山が一番美しい時期になりますね。
この時期の仙台は、日本で一番美しい。そうおもったりします。
 
  • 雨でも元気な石巻会場
 さて、今日は4/22に行ってきました、石巻での講習のご紹介をしましょう。
会場は石巻市文化センター。あいにくの雨の中で、仙台から高速を飛ばしても2時間はかかりましたが、
車2台に機材を詰め込み、講師+アシスタント+おまけ?一同、元気よく駆けつけました。
 
  • 元気いっぱいの受講者のみなさん
 会場に着くと、もう受講者のみなさん、全員おそろいで、待ちきれない様子でした。
石巻会場の特徴は、受講生の方に若い男性が多いこと。
しかもイケメン(マジで)。女性の先生が行きたくなる理由もわかります
なので、会場の雰囲気は、本当に明るく活発で、お互い、イジリ合いながら、
どんどんパソコンがすすむ感じでした。
 中には、高次脳機能障害とされている方もいらっしゃいます。
ときどき事情を知らない人から「パソコンできるの?」と言われますが、
なんの問題もないどころか、むしろ向いていることさえあると思います。
仮にそれを表現する「言葉」が出てこなかったとしても、
何をどうするのかの「作業」はばっちりだったりしますので。
大事なのは、学び方、やり方の工夫ですよね。
 私がお手伝いした方は、できた名刺をしげしげと見て、
「不思議だな。こんなにきれいにできるとは思わなかった。」とおっしゃってました。
こういう事、言っていただけるので、やめられないんですよね。このボラ。
 
  • みんなで石巻市文化センターへいこう
 石巻会場では、みんなでホカ弁を配達してもらって、お昼を食べながら午前2時間、
午後2時間ぐらいやります。あいだのお昼のおしゃべりが、またたまらないのです。
「こういう集まりは、超楽しい!」という声、たくさんお聞きします。
 別の方は、「パソコンおぼえたら楽しいね。パソコンをやることで地域の繋がりにもなるね。
とおっしゃってました。そこが良いんです。
石巻会場は市民が集う、公的な文化センターでやってます。
ドアが空いてると、別の部屋でやっているサークルの方が、興味深そうにのぞいてらっしゃったりします。
障害がある人も無い人も、みんなでパソコンを囲めるといい。
大げさに言えば「街と共にある宮城UP」、が最終目標です。
 
  • 七夕は石巻で会いましょう!
 いよいよ2ヶ月後、7月7日にやるイベント
「障害者・高齢者にとってのパソコン-パソコンで広がる世界-」も、
障害のある人無い人、お年の方、若い方限らず、いろんな方に知ってもらえれば、という思いで
開催いたします。10:30~、ここ石巻市文化センターに、ぜひいらしてください

4/21(土)は、インターネット講習第3回がおこなわれました。今日は、その様子からお伝えいたしますね
 
  • これが宮城UPのインターネット講習!

 インターネットは、あらゆる情報が渦巻く、まさに「電子の海」。甘く見ていると危険な世界ですが、上手に泳げれば、これほど楽しく、便利なものはありません。じゃあ、いったい何からはじめればいいの?ということもあろうかと思います。そこで宮城UPでは、厳選して4つのテーマに絞ってみました。

  1. 「電子の海へ、いざ出航」・・・最低限必要なこと
  2. 「電子の海から情報収集」・・・欲しい情報を探し出す
  3. 「音と映像に、触れてみて」・・・ネットで快適、趣味の充実
  4. 「セキュリティで安心! 快適インターネット!」・・・これで一安心、ネット生活
 
  • 「音と映像に、触れてみて」
 早速、「音と映像に、触れてみて」の様子をお届けしましょう。会場みやぎNPOプラザ。受講生・講師・アシスタント総勢21名が、研修室に押せ押せで詰まって、もう開始を待ちきれません。また、今日は記念すべき、加納先生の講師デビューでした。はじめてとは思えない落ち着きで、抑えの効いたソフトヴォイスが、受講生をやさしく導きます。
 最初の教材は「メディアプレーヤーで音楽を楽しむ」でした。CDを入れたり動画をクリックしたりすると自動的に立ち上がるメディアプレーヤは、ほぼ確実にパソコンに入っているのに「まったく意識してない」ソフトNo.1でしょう。しかし、曲の取り込み、曲名やアルバム情報の整理、お気に入り曲リストを作って繰り返し聞くなど、知らなかった、知ってても使ってなかった機能が、実は満載なのです。
 次は、今はもう聞けない?森進一の「おふくろさん」を、ネットで聞きました。ビデオレンタルでおなじみのTSUTAYAのサイトで、視聴することができるのです。しかも無料。他にも「サビだけ覚えてるけど、どんな曲だっけ?」とか、「ちょっと懐かしい曲を聴きたいな」といった時に、意外と活用できます。
 休憩の後は「最新ニュースを動画でチェック」しました。TV局ごと、内容ごとに、好きなニュースをネットで見ることができるのです。もちろん無料(広告が入りますが)。今日のもう一つのテーマは、「無料で楽しむ」でもあるのです。
 最後に、ネットでゲームを体験してみました。ご当地クイズを選び、宮城県版に挑戦。県民としてプライドのかかるところで、みなさん緊張してらっしゃいましたが、ほとんどの方が完答で、面目を保った形になりました。
 
  • 「家に帰ってからも、ぜひやりたい!」
 終了後のみなさんの感想は、まず「ネットは楽しい!」でした。そう、実はインターネットはWordよりもずっと簡単で、ずっと楽しいのです。「別のネット講習はつなぎ方とかメール交換とかだったど、この講習はネットの本当の使い方を体験できた気がする」という感想もありました。そして、「これは便利だ。家に帰ってからぜひやりたい」と、みなさんおっしゃっていました。私たちにとって、これ以上にうれしい言葉はありません。ITは講習だけで使うモノではありません。ご自宅で、生活の場で使ってはじめて、ITなのですから。
 講習の時だけ、ないしは自宅でもネットに繋がずに使っているパソコンは、孤立した「島」みたいなものです。その外には、とても広い「電子の海」が広がっています。まだパソコンも、ネットもお持ちじゃない方でも、「島だけに閉じこもっていても、つまらない」という事を、そして「電子の海は楽しい!」ということを感じていただけたようでした。第4回は4/28(土)、「セキュリティで安心!快適インターネット!」です。みんなで「電子の海」に乗り出しましょう。なんだかんだいって、本当に楽しいのですから。

この週末は、インターネット講習(4/21)と、石巻講習(4/22)があります。勝手に春の「!講習大紹介キャンペーン!」開催中ですので、来週には詳しくご紹介しますね。さて今日は、その宣伝も兼ねて、なんで私たちがパソコンでこんなことに取り組んでいるのか、エピソードを交えてご紹介したいと思います。
 
  • オークション講習から

 「売れた!1万円以上だ!」。その瞬間、みんな、パソコンの画面に釘付けになりました。そのときに、キーボードをたたいていたAさんの大きな笑顔が、今でも忘れられません。
 障害がある人にパソコンは難しい、という人が、まだいます。でも、むしろITは、障害のある人にこそ便利なはずだ。その思いから、障害のある人が、パソコンを使って仕事をしたり、社会参加したりできるような支援を志し、「インターネットでオークション」講習をはじめました。
 インターネット上には、不要品などを個人取引する「オークションサイト」があります。「売ります・買います」の、ネット版フリーマーケットのようなものです。家庭の不要物を売るだけなら、難しいプログラミングの技術もいりませんし、何より自宅でできます。そこで「インターネット体験を兼ねて、売ります・買いますもやってみませんか」と気軽にはじめた講習でした。

 

  • 「できる」場は、身近にある

 Aさんが家庭から持参なさった「不要品」は、失礼ながら講師の私たちからみても「がらくた」で、およそ売れるとは思えない車のメーター部品でした。まあ、練習だから、ということでオークションに出してみると、ぐんぐん値が上がり、なんと1万円を超える価格で落札され、販売することができました。「私にもできる」。彼女の顔は自信に満ちていました。と同時に、障害のある人にとって、ITがどういう意味を持っているのかを、痛感しました。

 

  • パソコンで、つながる場づくり

 Aさんのパソコンのスキルは、正直言って初心者程度です。「パソコンが上達しないと仕事はできない」と考えている障害者も多いでしょう。しかし、無かったのはパソコンのスキルではなく、チャンスであり、「できる場所」なのではないか。障害がある方にとって一番大事なのは、ITで何ができるようになるかではなく、ITで、今なにができるか。なのです。
 「社会関係資本」という言葉があります。人と人とのつながりの有無、強度を示す言葉です。最近失われつつある、人とのつながりこそが、私たちの活動を支える資本・土台であるという考え方です。障害がある人に本当に必要なのは、「能力」「スキル」ではなく、そういった土台であり、能力を発揮できる場所なのではないでしょうか。そういう思いから、「宮城UPプログラム」を展開しています
。このような、つながる「場」こそが、障害のある方の可能性を引き出す、最高の舞台になってくると確信しています。

 

  • ネットオークション講習、企画決定!

 ということで、6月にいよいよお待ちかね、「インターネットでオークション」講習第2弾がはじまる予定です。乞うご期待!!。右の「講習案内」で詳細をお知らせしますので、「受けたみたい」という方は、はやめにメールや電話で予約してください!!

今日は、とっても素敵なイベントが決まったので、それから報告させていただきたいと思います。

七夕は石巻でパソコン!

 7/7に、県東部は石巻地区で、パソコンのセミナーを大々的に開催することが決まりました!

日時は七夕(新暦ですが)、7/7、10:30~14:30
場所は「石巻文化センター」2階研修室4
(いつもの石巻講習と同じ会場ですので、地図は「各地講習のご案内」をクリックしてください!)

参加費は500円の予定。(有料なの?ではなく、お茶菓子付きです。お茶を飲みながらのセミナーってのも、いいと思いません?)

 内容は障害のある方がパソコンを使うための工夫について、その初歩の初歩からお見せする予定です。「興味はあるけど、よくわからない」という方にこそ、おすすめの内容です。
 これまで、こういうセミナーやイベントは、ほとんど大都市の仙台周辺に偏ってきました。宮城UPはこういうテーマを、ぜひ仙台近郊以外に住んでいて、地域で活動している人と共有したいと、強く思っています。


県北部 岩出山 太陽の村



 地域、ってことで今日は、県北部地区、大崎市岩出山地区で、毎週木曜に開催している地域講習についても、ご紹介させていただきますね。

 会場で連携してくださっているのは「太陽の村」さんです。部屋は中庭に面した、施設の中でも一等地です。3月末に行ってきたのですが、ひなたぼっこしたいほど天気が良くなり、油断するとお昼寝タイムになってしまいそうな、ぽかぽか陽気でした。

 ところが受講生のみなさんは、真剣そのもの。皆さん、すごい集中力でパソコンを学んでらっしゃって「ちょっと休憩しましょう」といっても、トイレから帰って、すぐ一心不乱にパソコンに向かいます。皆さんのやる気に背中を押されて、宮城UPも事務局長のもと、ノートパソコン、プリンタ、無線インターネット回線、そして肢体不自由の方には適切な入力補助装置と、完全フル装備で、持てるノウハウをすべて注ぎ込んでいます。

 中には、身体の障害が重い方、知的に障害があるのではないかとされている入所者の方もいらっしゃいます。「見捨てずお付き合いくださいね」と言われたこともあると聞いていたので、正直「大丈夫かな、低いレベルしかできないかな」という不安がありました。でも、やって見ると全然違います。じっとしていられないと聞いていた方が、夢中になってパソコンを学んでますし、「一冊まるまる好きな本を打って、キーボードの練習します」「手紙を書いて送りたい」「excelを使えるようになりたい」と、ご自分で目標を設定し、それに邁進なさっています。



“外の世界”を届ける風


 パソコンを買ったら、外でも使えますか、とも聞かれました。そういう、外の世界をパソコンをとおして意識することが、皆さん方のやる気に繋がっているのかもしれないとも感じました。岩出山講習は、施設の職員の方の多大なご理解のもと、成立している講習です。と同時に、入所者のみなさんに“外の風”をお届けすることにもなっているのかもしれません。「そのためにあるんですよ、パソコンは。」と応えてあげられるような、そんな素敵な“風”のような講習ができればと思います。

先週末の3/30に、いよいよ「社会参加=就労」プログラムBの入り口として、「インターネット講習」がはじまりました

  • “新しい挑戦”が楽しみなネット講習

 第一回目のネット講習は、13人の大盛況。車いすの方も大勢、来てくださってスペースが足りないほどでした。来週はさらに増えて、とうとう20人の大台に近づく予定。みやぎNPOプラザの会場も満杯になりそうです。もちろん宮城UPですから、普通のネット講習をやってるわけではありません。いろいろ新しい試みがあるんですよ~。今後も、詳しくレポートしていくつもりですから、お楽しみに。


  • 県南部、太白会場、「恐竜やま」

 さて今日は、その前にあった3/28(水)にあった、太白会場の初心者向け地域講習についてお伝えします。太白区八木山本町2-24-1の「クラブハウス恐竜やま」で開催されています。この会場の一番の売りは、なんといっても「ふらっと身近でパソコン講習」というところでしょう。試しに、左の「各地講習のご案内」で、「恐竜やま」をクリックしてみてください。出てきた地図をご覧になるとわかるように、八木山地区の町中、人が集まりやすい場所で、必ず定期的に開催されているのが特徴です。

 受講生のみなさんには、会場まで歩いていらっしゃる方もいます。中には新品のノートパソコンを担いで来てくださる方もいらっしゃるんですよ。なんと、息子さんが誕生日のプレゼントで買ってくださったのだそうです。頑張ってパソコンに取り組むと、良いことがあるんですね。みなさん。

  • 地域で、身近で、アットホーム

 さらにすごいのは、受講生の方の中に、視覚障害(弱視)の方もいらっしゃるのですが、ご自分で歩いて会場までいらっしゃるんです「20分ほどで散歩気分だ」なんておっしゃってました。とってもお話が上手な方で、講習終了後はその方を中心に、地域の話に花が咲きます。「あの床屋が安い」とか「あのスーパーはお買い得」とか。「あそこの歩道はお年の方には危険」といった役立ち情報も。こういった情報交換も、地域講習の良さですね。


 こういった、身近でアットホームな雰囲気でのパソコン講習が、私たちの目標です。宮城UPは単にパソコンをやる場ではなく、パソコンをきっかけに地域の人がおしゃべりする場づくりがしたいんです。それが、「パソコンを学び続ける」ために、一番大事なことなんです。「各地講習のご案内」にあるように、そういった地域講習はいくつもあります。これからも、どんどんご紹介していくつもりです。

  • 宮城UPは元気満開
 いよいよも咲きそうですね。ちなみに更新遅れてすみません。先週末から風邪引いて寝てました。でも、宮城UPは元気満開。桜に負けず、「春の講習大紹介キャンペーン」に突入中です。これからもよろしくです。